ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 常磐線 旧トンネル訪問 その5  ■
〜金山トンネル
2003年5月4日(日)取材

〜あらすじ〜
 3泊4日で始めた「常磐線 旧トンネル訪問」も本日が3日目。
 今回の旅の最大の目的である、「金山トンネル」を攻略します。


■木戸駅
 木戸駅は電車でしか通過したことがありません。GPSもあることですし、行ってみますかー。
 民家街を進みます。

 右手に原発の煙突が見えます。
 さらに進むと、左手に大きな芝生のある公園が現れました。二ツ沼総合公園という公園らしいです。親子連れでスポーツを楽しんだり、サイクリングコースがあるらしく、サイクリングを楽しんでいる方もいます。少し進むとJヴィレッジという、スポーツ施設も現れました。

【お地蔵さん】
 道路のど真ん中に、かなり派手なお地蔵さんが設置されています。


【原発の煙突】

【Jヴィレッジ】
 人が生きていくためには、原子力発電の力を借りなければなりません・・・。  サッカーのトレーニングセンターだそうです。公園と違い、人の気配がありません。


【楢葉町】

【線路に合流】
 広野町から楢葉町に入ります。  しばらく進むと、常磐線の線路に合流することができました。

 道をガンガン進んで楢葉町(ならはちょう)に入ります。
 GPSで線路のある方向を確認しながら、木戸駅へ。反対側に出てしまったので、線路を渡り木戸駅正面に回ります。駅前には駅舎より立派なトイレがあります。お店もあったので、缶コーヒーとペットボトルのお茶を購入。しばし休憩。


【木戸駅】

【駅前のお店】
 やっぱり、こちらのほうの常磐線の駅舎のデザイン。言われなければ木戸駅とは判別できません。  駅前はちょっとしたロータリーになっていますが、民家が迫り出しています。こちらのお店で買い物。


■竜田駅
 さらに竜田駅に向かいます。木戸−竜田間の路線は曲がりくねっていますが、直線距離で見れば広野−木戸間よりも近いです。木戸橋を渡り、北田陸前浜街道踏切を通過。線路から離れないように進んでいくと、遠くに竜田駅が見えてきました。


【木戸橋を渡る】

【北田陸前浜街道踏切】
 川の水は少なめですね。  

 一見すると、木戸駅とほとんど変わらないデザインです。
 だいぶ日も傾いてきているので、軽く駅舎を撮影し、金山トンネルに向かいます。


【竜田駅が見える】

【竜田駅】
 この駅は前回も訪問しており、ちょっと懐かしい気がします(^^;)。  さあ、いよいよこれから常磐線、金山トンネルを攻略です!。


■金山トンネルに藪コギリベンジ
 竜田駅前の通りを進み、楢葉北小の脇の道を進みます。井出川の大きな橋を渡り、右折。しばらく進むとお墓のある道になります。Y字になりますから、左手の線路保守用の道を突き進みます。土が盛り上がる場所まではかなりの距離がありますから、スピードを上げます。

 土が盛り上がる場所まで来たら、自転車を持ち上げ、裏手に回ります。自転車を押していくと、目の前に小高い丘になっており、になっています。

【楢葉北小学校の裏】
 この道に入っていきます。


【田んぼのある道】

【はぎたいら橋】
 突き当たったら右に曲がります。  この大きな橋を渡ると突き当たるので、右折します。


【右にお墓】

【線路沿いを爆走する】
 砂利道になり、道が細くなります。線路に突き当たったら、左折します。  保守用の道路がなくなるまで、まっすぐに突き進みます!!(><)。


 自転車をそこに置いて、藪コギの準備。を出し、GPSをセット。よくよく見ると、には人が通ったような跡がありますから、そこを進んでいきます。しかし、ここの藪コギはかなりこの手の方々にも「評判」らしく、ここだと思った道を進んでも行き止まりになっていたりするのです。迷わせる藪道
 結局、線路の脇に一度出て、現・金山トンネル入り口付近まで行くと、そこから簡単に金山トンネル方面に行けるる道があるのでした。といっても、は深く、時にはしゃがんで進まなければならない場所もあります。


【広場があります】

【絶望的な藪】
 線路に対して、ひとつ裏手に、このような広場がありますので、こちらから進みます。  進んでいくと、目の前には身の丈以上の藪が迫り出してきます。。(==)。


【小高い場所に上る】

【線路脇を歩く】
 右手に見えるのは、現・金山トンネル。あそこまでの藪は意味が無いので、線路脇に出て歩いたほうが早いことが判明。  現・金山トンネル間際まで行き、左に藪の入り口があるので、そこに入りましょう。


■金山トンネル(竜田駅側/1654.76m)


【細い木が覆いかぶさる】

【よつんばになってくぐる】
 藪だけではなく、細い木が進路を邪魔します。しかし、踏み鳴らされた道があるので、分かるはず。  道がだんだんと狭くなり、よつんばにならないと通れなくなってしまいます。

 今回は準備が万端だったので、これといって困るようなことがなく、藪コギに専念できます。深い深いを抜け、木々の視界を抜けたとき、目の前に大きな金山トンネルが聳え立ちました。

 金山トンネル。1654.76m。今回の『常磐線 旧トンネル訪問の旅』、最後を締めくくるには十分すぎるほどのトンネルです。入り口の真ん中上部には日本鉄道の紋章が埋め込まれています。

【金山トンネルが見えた!】
 よつんばになって、細い道を潜り抜けると、目の前に金山トンネルがそびえていました。


【金山トンネル(竜田駅側)】
 こんなに神秘的で、神々しいトンネルは今までの常磐線トンネルでは存在しませんでした。

 神々しく寛大で、しかも神秘的な雰囲気まで漂わせます。トンネル奥からは涼しいというより、うすら寒い風が吹いてきます。トンネルの地面には、枕木跡の残ったセメントがしっかりと残っています。劣化もあまりなく、安全そうな雰囲気さえ感じられます。しかし、2km近い道を歩きぬけるのは勇気がいりすぎます・・・(´・ω・`)。今回は入り口近くの内部だけ撮影し、金山トンネルを後にすることにしました。


【日本鉄道の紋章】

【金山の看板】
 今までの旧トンネルには無かった、紋章が白く輝いています。  入り口の左手には“金山”と書かれた看板がありあます。うっすらと読み取れます。


【天井部分は青く苔ている】

【地面部分】
 こういう風になっているトンネルは他にありませんでしたね〜。  枕木が置いてあった溝が確認できます。奥からは寒い風が吹いてきます。


■神秘の金山トンネルでいただきもの
 藪道を戻り、現行線路わき自転車のある場所までダッシュで行きます。線路のわきを走るので、電車が来ると、たいへんまずいからです。そのとき足元に大きな釘を発見。行きの時は見つけられなかったのになーっと思いつつ、拾い上げ走り続けます。
 ここに来て貴重な「おみやげ」を発見してしまいました。

 日がだいぶ傾いてきました。夕焼けがあたりの新緑をきみどり色に染めます。
 感慨にふけているわけには行きません。竜田駅に戻らないと。自転車を走らせ、来た道を戻ります。

【犬釘】
 枕木に線路を固定するために利用されていました。現在ではあまり使われません。


【夕焼けが辺りを包む】

【帰り道を急ぐ】
 日が傾いてきました。そろそろホテルに戻るために、竜田駅に戻りましょうか。  電車が脇を走ると、いろいろとめんどくさいですから、自転車を大急ぎでこぎます。


 竜田駅窓口にて、最寄り駅までの乗車券を購入します。今日はいわき駅までしか戻りませんが、途中下車扱いにするつもりです。下りの電車は10分後。急いでトイレで顔を洗い、着替えて自転車をたたみます。高架橋をわたり、ホームで電車を待つと電車が入線してきます。

 運転席後ろの手すり折りたたみ自転車を留めて、ボックス席に座ります。夕焼けがすごくきれいです。

 いわき駅に到着。ホテルに戻り、洗濯物を持ってコインランドリー+セブンイレブンに行きます。

【晩御飯】
 コンビニで買ってきたお弁当です。








つづく・・・
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更新日 2004/08/04
2004年07月30日 UP

関連リンク
常磐線の旧トンネルを始めて訪問したときの記録(全3回)
常磐線北上の旅(その1)(030405) ・その2(030406) ・その3(030406)
常磐線周りの電車の旅
日立電鉄〜大甕駅−常北太田駅(040307)
筑波鉄道 岩瀬−筑波ウォーキング(030322)
筑波鉄道 筑波−土浦サイクリング〔輪行〕(020908)
勿来(なこそ)−大津港 ハイキング(020209)
【サイト紹介】1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された、『国際科学技術博覧会(通称・科学万博−つくば’85)』〔EXPO’85〕や、茨城県県南地方(土浦市・つくば市)のイベント、JR常磐線(旧トンネル)、廃線となってしまった筑波鉄道(つくばりんりんロード)を中心に繰り広げる、「いばらき だいすき」なサイトです。

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