ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 常磐線北上の旅(その1)〜旧トンネルを訪問する ■
2003年4月5日(土)取材

 ♪今は山中、今は浜〜、今は鉄橋渡るぞと〜}(^O^)

 ある程度の年齢の方なら聴いたことがある曲、『汽車』
 実はこの曲、常磐線を舞台にしているのって、知っていました??。

 常磐線を北上し水戸駅を抜け、さらに北上。茨城県最北大津港駅を通り、福島県に入った勿来駅(なこそ)も通ります。そしていわき駅(旧・平駅)に到着し、さらに北上した四ツ倉駅から富岡駅にかけての間に、旧常磐線のトンネルが残されています。
 広野駅から久ノ浜駅を通る電車の窓から見える風景をあらわしたものが、冒頭に掲げた『汽車』の歌詞なのです。


 昭和42年、常磐線は電化されるために架線が張られることになりました。当時の旧トンネルのままだと架線を張るための高さが足りません。トンネルの拡張工事も考えられたようですが、結局新たにトンネルを掘ることになりました。新トンネルが完成された後、旧トンネルは破棄されました。


 今回の『ぶらり茨城』福島県を舞台にしております。が、「常磐線」茨城にとってとても大切な交通機関です。『ぶらり茨城』番外編としてお楽しみいただければ幸いです。




■常磐線(各駅停車)で北上
 6時半に起床です。
 昨日の夜から降り続く雨に気が引けますが、なにせ「18きっぷ」の使用期限が4月10日までですから今回の土・日しか利用する機会がありません。出発です!。

 最寄駅から新松戸駅で乗り換え、柏駅勝田駅行きの常磐線に乗り換えます。

 雨足は強くなったり弱くなったり。
 柏駅で入線してきた車両は、先頭車両が2階建て。おおー、前に見たことがありますぞー。一見、新幹線Maxやまびこみたいですが、これでも普通車両指定券特急券も必要なく、普通乗車券のみで座ることができます。

 2階ボックス席は適度に埋まっていましたので、1階のボックス席を確保。水戸方面に北上していきます。1階の座席は目線がホームの地面すれすれの位置。いつもと違う常磐線の風景が新鮮です(^^。

【2階建て車両(415系)】
 常磐線には2階建て車両が1つだけあるそうです。水戸駅で撮影。

 電車は勝田駅まで行きますが、水戸駅いわき駅行きの3番線の車両が先に出るようなので乗り換えます。10時2分、電車が出ます。は依然として降り続けます。
 この電車だといわき駅に着いても、さらに北上する電車に乗り継ぐことがむつかしくなります。30分以上待つことになるので、どこか途中の駅で降りて、ぶらついてから1本次の電車に乗っても十分間に合うのです。


■日立駅で降りてみる
 そこで降り立ったのが、日立駅
 ちょっと降り立つには海もあるし、中央口は開けているし、と時間が足りませんでした。
 11時7分に入線してきた電車に乗り、いわき駅に向かいます。以前にも訪れた、大津港駅勿来駅(なこそ)と停車。

 今日向かおうとしている常磐線旧線トンネル跡四ツ倉駅以降なのですが、その手前でもたくさんのトンネルがあるようです。電車の窓からトンネル跡があることを確認できました。そのうちに訪問したく思います。

【日立駅(海岸口)】
 こちら側はSuicaに対応していないようです。雨が強い。


■いわき駅到着、四ツ倉駅に向かう
 12時18分、いわき駅に到着。

 ホテルいわき駅近くに予約してありますが、まだ時間が早いですからさらに北上します。原ノ町駅行きの電車(ドアはボタンで開け閉めする!(@@))に乗り換えます。

 うーん、がまだまだ降り続いていますね〜。

【白電(403系)】
 水戸駅から乗ってきた車両。常磐線ではよく見かける車両ですねー。

【ホームの洗面台】
 洗面台は、SL時代の遺構。すすで汚れた顔を洗うのです。いわき駅にて。
【原ノ町行き(701系)】
 いわき駅から四ツ倉駅方面に向かうために乗り換えます。


■四ツ倉駅に着く
 車中、「無人駅では先頭車両の一番前から降りてください」のアナウンスにドキドキ。

 四ツ倉駅無人駅だったら、今いる位置から車両前方に移動しなければならないからです。移動時にもたもたすると、降りられなくなるかもしれないし・・・(−−;。しかし、四ツ倉駅無人駅でなかったので、すぐ近くのドアから降りることができて一安心。

【四ツ倉駅 パネル】
 雨の中、四ツ倉駅に到着です。

 依然、が強いので、持ってきていた撥水加工ズボンをジーパンの上から履きます。風が強いし、寒いし、この先が心配です・・・(−−。

【四ツ倉駅駅舎】
 駅前はロータリーもあり、住宅もあって栄えております。
【四ツ倉トンネル方面に向かう】
 常磐線単線が延びております。あの先に四ツ倉トンネルが・・・。


■旧トンネル探訪するも惨敗・・・
 駅近くのスーパーでおにぎりとお茶とチョコレートを買い、久ノ浜駅方面に歩き始めます。住宅街が続きます。少し意外でした。久ノ浜駅周辺は道路と自然しかないと思っていたのに、ずーっと住宅が確認できます。これなら迷うことも無いかも。
 しかし、いつも通り下調べを入念にしてこなかったことが裏目に出ました・・・。
 当初は常磐線の線路道路が平行に走っているものと思っていたので、道路に沿って歩いていけばトンネルはすぐに見つかるだろう、と侮っていたのです・・・。

 ところが道路線路はすぐに離れ、線路は山道に入っていってしまいます・・・。線路がある方面を見失わないように進むものの、住宅街の道は区画整理が上手にできていなくて、行き止まりの道が多いこと多いこと・・・。

 いつのまにか道に迷い、山の中まで入っていってしまいました。そして道なき道を歩いているうちに手詰まり。仕方なく、元来た道を戻るという、タイムロスです・・・(´;ω;`)。

【迷い込んで廃バス】
 車体後ろ下半分が削り取られた廃バス。こわい〜(´xωx`)。


 途中で警察を見つけたので、道を聞いて旧6号をさまよいます。
 しかし、四ツ倉トンネル鞍掛山トンネル向山トンネルも見つけることができず、国道6号(現行道路)に合流してしまいました。

 ラーメン屋味噌ねぎラーメンを食し、体温の向上を目指すも、撥水加工ジャンパーズボンもびしょびしょ。当然のことながら、服の中までもびしょびしょで体が冷えてしまいます・・・。車の通りの激しい6号を、雨風の強い中歩きつづけます。いつのまにか防水加工靴の中もぐっちょりです・・・。

【警察わきの旧6号】
 を進むも、旧トンネルは一向に発見できず・・・。

【常磐線と再開】
 住宅の向こう側の少し高い丘が常磐線の線路です。
【旧線跡を歩く】
 右手の高いところが、常磐線線路。こちらは保守用道路。


 久ノ浜野駅に到着しました。

 本来なら四ツ倉トンネル・倉掛山トンネル向山トンネルを見つけ、次の原見坂トンネルを見つけに行くつもりでした。しかし、予想以外の天候の悪さに、これ以上の活動が不可能であることを実感しました・・・。いわき駅に戻る電車を待ちます。

 15時44分、久ノ浜駅を出ます。
 歩くと数時間もかかる山道があっという間に四ツ倉駅に着きます。向山トンネル四ツ倉トンネルも電車の中からだと、簡単に見つけられました・・・。

【久ノ浜駅】
 すでに服の中までびっしょりで、ゆっくり撮影する気力がありません。


■ホテルにチェックインし、明日に備えます・・・
 15時58分いわき駅に到着。

 駅前を簡単に撮影し、ビジネスホテルに向かいます。もっといわき駅周辺を散策したかったものの、服や靴がびしょびしょなので、最低限の行動だけしてチェックイン。

 服や靴を乾かすためにハンガーにかけ、シャワーを浴びます。この後、再び外出しようにも、靴がびっしょりなので本日の活動はこれ以上できません。ふてくされて寝てしまいました。

【ホテル東洋】
 くたくたになってたどり着きました。本日お世話になります。

つづく(その2)
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更新日 2004/09/01
2003年05月02日 UP

関連リンク
 『常磐線北上の旅』の第2弾です
常磐線 旧トンネル訪問 その1/////(20030502〜0505)

勿来(なこそ)−大津港 ハイキング(20020209)
土浦駅、在りし日の1番線(その1)(20020121)
【サイト紹介】1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された、『国際科学技術博覧会(通称・科学万博−つくば’85)』〔EXPO’85〕や、茨城県県南地方(土浦市・つくば市)のイベント、JR常磐線(旧トンネル)、廃線となってしまった筑波鉄道(つくばりんりんロード)を中心に繰り広げる、「いばらき だいすき」なサイトです。

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