ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 土浦周遊の旅〜慰霊碑、霞ヶ浦公園、亀城公園 ■
霞ヶ浦公園で見た、土浦全国花火競技大会の後日談
2003年10月5日(日)取材

 第72回土浦全国花火競技大会を終えた翌日は、丸一日予定が無かったので、前から行こうと思っていた霞ヶ浦総合公園に行ってみることにしました。
 霞ヶ浦総合公園には、科学万博で使用されたという照明灯が現在でも使われているとの情報をつかんでいたからです。
 しかし、霞ヶ浦総合公園ではさらに有力なスクープを得ることができました!。


 8時半に起床。
 気がつけば、ここはホテルマロウド筑波です。
 昨日は第72回土浦全国花火競技大会で、本年度最後の一大イベントの花火大会を満喫しました。しかしながら、帰りの電車が異様に混んでいたため、帰宅するのを断念し、ここホテルマロウド筑波に宿泊したのです。

 昨日は入らなかった風呂に入って、13階のレストランにて、朝食のバイキングをいただきます。
 食事もおいしく、眺めも最高。土浦駅市街が見えますし、霞ヶ浦も見える。さらに反対側の窓からは筑波山も見えます(^^)。

 土浦には、こんなすごいホテルがあったんですねー(^O^)。

 10時がチェックアウトの時間です。
 5分前にチェックアウトを済ませ、ホテルを後にします。このまま帰るのもいいですが、せっかくですし普段行かないところに足を伸ばしますか・・・。

【バイキングの朝食】
 この時の朝食はバイキング形式でしたが、バイキングでない時もあるようです。


【霞ヶ浦が見える】

【筑波山が見える】
 遠くに見える水辺が霞ヶ浦です。  霞ヶ浦の反対側の窓からは、筑波山が。


■土浦駅 慰霊碑■
 まずは前から気になっていた、を確認しに行きます。
 その「碑」は、常磐線の下り(上野駅方面から土浦駅に向かう)電車左窓側において、桜川を渡りきった後で確認することできます。前から一度は行こうとしていました。

 土浦駅西口の前を通り、桜川方面へ歩きます。

 桜川が見えたので左に曲がると、例のが見えます。
 しかし、川沿いの道からは、歩み寄ることはできません。近づけるであろう、隣接するの敷地内を通り抜けさせてもらいます。寮には受付がありましたが、声をかけても誰も出なかったので敷地を通り抜けさせてもらいます(^^;)。すると、碑がありました。

【寮の敷地内を通らせてもらう】
 幸いにも、誰に咎められることなく、碑のある場所まで来ることができました。

 そのは、慰霊碑でした。


【慰霊碑】
 戦時中に土浦駅構内で起きた、列車3重衝突事故の犠牲者の霊を慰めるためのもの。もともとは(写真外の)右手にある木碑が原型です。

 昭和18年に土浦駅構内で起きた列車3重衝突事故の犠牲者の霊を慰めるためのものだそうです。おりしも時節柄、日本は戦時下にありました。戦時下の報道管制により、この事故の情報は世間に出ることなく、消え入ったそうです(´;ω;`)。

 昭和40年。時の土浦駅長の努力により、事故現場に木碑が建立されました。しかし、木碑は風化により碑の建立の由来を知ることができなくなってしまいました。

 昭和60年、木碑に代える形で現在の永久碑を建立。今に至るそうです・・・・・・。

【木碑】
 昭和40年に建てられてた木碑。こちらが原型です。風化により、由来が不明に。

 うーん、そんな悲しい出来事が、ここ土浦にはあったんですねー(TT)。
 前から気になっていたのことが分かっただけでも十分な収穫です。慰霊碑木碑に手を合わせ、現場を後にしました。


■霞ヶ浦総合公園■
 桜側沿いに歩き、霞ヶ浦方向へ歩きます。

 JRの鉄橋下をくぐり、水郷大橋の下もくぐり抜け、道路に出ました。そういえば、ここから霞ヶ浦総合公園が近いはず。近いとは言っても、徒歩で4〜50分かかります。時間もまだ早いですし、霞ヶ浦総合公園に行ってみますか(^^)。

【水郷大橋から】
 秋空で快晴。休日って感じです〜(==)。

 水郷大橋上を渡ります。桜川ではカヌーやボートで釣りを楽しむ人など、休日ならではの風景が楽しめます。「関東ふれあいの道」と書かれたボードを確認し、歩き続けます。
 桜川霞ヶ浦に続く川。
 川沿いをぶらぶら歩くと、時折ジョギングをする人が私を追い抜いて行きます。右手には民家や田んぼ、左手は桜川、空は青く、ゆるゆるな気分になります(´=ω=`)ユルユル〜。


【カヌーで川上り】

【関東ふれあいの道】
 スポーツの秋って感じですね〜。  この道をまっすぐ進めば、霞ヶ浦総合公園に行けるはずです。

 しばらく歩くと右手に国土交通省の施設が見えてきました。
 左手は「霞ポート水門」(昭和54年3月完成)。釣りのポイントなのか、このあたりにはたくさんの釣り人がおります。


【霞ボート水門】

【国土交通省の施設】
 右手に国土交通省の施設があります。  霞ヶ浦の水質の検査などをしているのでしょうか。

 道はゆっくりと右手に折れ、桜川は広い霞ヶ浦に出ました。
 だんだんと日差しが暑くなってきます。遠くに霞ヶ浦総合公園のシンボルでもある風車が見えます。この場所で半分くらいの距離を歩いてきたようです。
 自販機があったので、レモンティーを購入。ところが出てきたのはミルクティーでした・・・(TT)。補充係が製品を間違えたのでしょうか・・・。この辺のだらしなさが土浦的・茨城的でもあります・・・(´TωT`)。

 備前川水門の橋を通ると、霞ヶ浦総合公園に到着です。

 とりあえずは風車が見えますし、行ってみますか。左手には「国民宿舎水郷」があります。ちらっと、入り口を見ると「第72回土浦全国花火国技大会 表彰式会場」の看板が立っています!!。昨日の花火大会の表彰式がここで行なわれているようです!。全国から花火師さんたちが集まる大会です。地方の花火師さんは日帰りするわけにも行かず、宿泊しないとなりません。その花火師さんが宿泊されているし、表彰式も行なわれるのでしょう。

【霞ヶ浦総合公園】
 シンボリックタワーの水車が見えます。


【国民宿舎 水郷】

【表彰式会場】
 ここに昨日の花火大会の花火師さん達が宿泊されていたようです。  花火大会で受賞された花火師さんたちの表彰式が行なわれているようです。

 だめもとで、受付の女性の方に「表彰式を見学することは出来るのですか?」みたいなことを聞いたのですが、「そういうことはちょっと出来ないかもしれませんね」みたいな返事だったのであきらめました・・・(^^;)。


 風車に到着。
 看板があり、この風車は土浦市制施行50周年記念事業の一環として、霞ヶ浦総合公園のシンボルとなるよう建設したと書いてあります。さらに、霞ヶ浦の水の取り入れ浄化するシステムも装備しているとのこと。

 目の前には「水生植物園歩道」があり、植物の栽培実験場みたいな施設があります。
 広場には「光の輪のむこうに」と題されたモニュメント。モニュメントの輪っかの向こうには、霞ヶ浦が広がります。

【オランダ型風車】
 土浦市制施行50周年記念事業の一環として建てられました。浄化システムも装備。


【水生植物園歩道】

【水車】
 霞ヶ浦で自生できる植物を人工的に促すための施設。歩道があります。  水に酸素を与える目的の水車。触れてはいけませんが、子供が触ってました・・・。


【国民宿舎水郷と秋の空】

【「光の輪のむこうに」】
 高い秋の空に国民宿舎水郷が構えます。  土浦市制施行50周年を記念した記念碑扱いです。


 公園内には、スポーツをするための場もあります。野球場やサッカー場、相撲の土俵まであります。公園のどこかに科学万博で利用されたベンチや水飲み場が移設されているという話を聞いていたので、探し回ります。


【野球場】

【水郷プール】
 アマチュアのチームが試合をしています。  プールの時期は過ぎてしまいました。


【土俵】

【遊戯施設】
 土俵があるのは珍しいかも。  家族で楽しめる、広場。


■科学万博で利用されたと思われる照明灯■
 霞ヶ浦総合公園をくまなく歩き回り、これが科学万博で利用された照明灯かな〜って推測できたのがこちらです。かっこたる証明はできないのですが、設置年月日から考えると、否定することはできないみたいです。


【科学万博で利用された照明灯?】
 痛み具合といい、設置年月日から考えるとありえるのかも。


【プレートを見る】

【別の照明】
 設置が(昭和)59年となっています。万博は昭和60年だから、違うのかな〜。  こちらはモノ的にも新しく、20年前に設置されたとは考えられません。


■スクープ:土浦全国花火競技大会のトロフィー■
 ぐだぐだしながら、公園内を歩き回っています。
 再び国民宿舎水郷の近くまで戻ってしまいました。
 駐車場の付近を通ると、トロフィーが見えました!(@@)。どうやら、昨日の土浦全国花火競技大会で『昇曲導付 マジカルたまちゃん』を打ち上げた、三遠煙火(静岡県)さんのようです。創造花火の中でも、時事性を追求し、さらにきちんと「たまちゃん」に見えたのが、受賞した理由だと思います(^^)。


【三遠煙火さんの受賞トロフィー】
 創造花火『昇曲導付 マジカルたまちゃん』で受賞されました。
 (花火師さんの顔出しはよろしくないと私が判断したため、目線を入れました)


■土浦駅前に戻る■
 再び歩いて対浦方面に戻る元気は無いので、バス停を探し、バスで戻ることにします。
 水郷プール方面から国道125号線に出て、バス停でバスを待ちます。


【ハス畑】

【小松一区】
 レンコンのまち、土浦において、ハス畑は日常の風景です(^^)。  ここで、土浦駅行きのバスを待ちます。


■土浦 ウララ広場ではシナモンショー■
 バスに乗って、土浦駅前に戻ってきました。

 まだ時間があるので、イトーヨーカドーのウララ広場に行くと、サンリオシナモンショーが行なわれいました。親子連れで賑わっています(^^)。

 司会のおねえさんが、シナモンのお友達の名前を一部、度忘れするハプニングもありましたが(^^;)、それもご愛嬌です。

【シナモンちゃんとおねえさん】
 ほかに4匹の“お友達”がいるようです。


■“オレンジこあみや”と亀城公園■

【オレンジこあみや】
 かなり前からのシャッター店舗。“こあみや”とは、駅近くにある“小網屋”の関連店舗なのかしら(??)。情報求む!!。

 亀城公園に向かう前の道中、中央通商店街「オレンジこあみや」の解体作業が始まっています。一見すると何も変わっていないように思えますが、郵便受けの隙間から内部を観察すると、すでに建物の撤去は終わっており、壁面だけしか残っていないことがうかがえます。


【郵便受けの隙間から】

【道路を挟んで見てみると】
 建物はシャッター面を残し、撤去作業が進んでいるようです。  建物がすでに取り壊されているのを確認することができます。


 土浦駅から歩いて訪問することのできる、亀城公園
 観光地なのに、観光地っぽくないところが土浦的ですが、ぜひとも観光地としてもっとアピールして欲しいところです。


【亀城公園内 土浦城址(つちうらじょうあと)】
 亀城公園内にある、土浦城跡に続くための門。


【土浦城旧前川口門】

【裁判所周辺の道路】
 武家屋敷と町屋の間を仕切っていた「門」。昭和56年に移築されたそうです。  たしか、この整備のことが何かに載っていた様な気がするのですが・・・。


■西友土浦店跡■

【西友土浦店跡】
 見る角度によって、“SEIYU”の文字がくっきりでることがあります。

 再び土浦駅方面に戻ります。
 裏道を通りぬけ、西友土浦店を裏側から撮影してみました。
 西友が閉店してかなりの年月が経ちますが、西友土浦店だけは新規に店が入ることも無く、更地になることも無く、ただ時を刻んでいます。


【フェンスで封鎖】

【狭い道路】
 西友土浦店の裏手はフェンスで封鎖され、人が入れないようになっています。  この区画は道幅も狭く、低層住居が密集しています。

 西友土浦店周辺は低層住居が密集した土地です。この辺りが良い意味で区画整理されれば土浦駅前に新しい未来が開ける気がしますが、古くから住む住民は必ずしも開発を望んでいるわけではないようです・・・。


 そんな訳で、土浦全国花火競技大会の翌日は土浦駅周辺をぶらりと歩いてみました。

 ひとつひとつの情報の集まりが歴史を感じさせてくれます。
 こうやって振り返ってみるだけでも、八坂神社神輿巡幸キララ祭り土浦全国花火競技大会などとは違った魅力が土浦にはあると思いませんか?。

 ちょっとだけうれしくなりながら、帰宅するため、土浦駅構内に入っていきました。

【土浦駅ビル側面】
 扉があり、なにかが設置されていたような跡が見て取れます。


この項、終わり
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更新日 2004/10/11
2004年09月10日 UP

関連リンク
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