ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 来なかったツェッペリンNT号 ■
土浦市(県南) : 2005年2月5日(土)取材

 2005年2月5日茨城県土浦市に、飛行船ツェッペリンNT号を観に行きました。
 ツェッペリンNT号の前身、ツェッペリン伯号は76年前、土浦にやってきました。当時は飛行船が全盛の時代。土浦市内外でたいへん話題になり、賑わったそうです。
 それから76年たった本日(2月5日)、ツェッペリンNT号が土浦にやってくるのです!!(><)9゛。
 しかし、期待とはウラハラ、タイトルからもお分かりのように、ツェッペリンNT号は来なかったのでした・・・(´=ω=`)。

 ドイツの飛行船ツェッペリン伯号の改良版、ツェッペリンNT号が茨城県土浦市の土浦市水郷公園(霞ヶ浦水郷公園)にやってきます!。
 本当は昨年の8月に来る予定だったのが、相次ぐ延期で本日(2月5日)の訪問に決定したのです。土浦へのツ号来訪は、76年ぶりとのこと。
 天気も良いし、早起きもできたし、準備をして家を出ます!(^O^)。


■土浦市水郷公園に向かう
 最寄り駅から新松戸駅乗換え。
 柏駅土浦駅まで行く常磐線に乗り換えます。

 電車の中は、いつもより時間帯が早いからか、中高年のサラリーマンの男性が多い気がします。

 ボックス席を最初は確保できなかったのですが、取手駅を過ぎた辺りでGet。
 しばらくすると常磐線土浦駅に滑り込みます。

【圏央道】
 牛久駅を過ぎ、ひたち野うしく駅に行く途中に建設中の圏央道があります。


【桜川】

【白電先頭車両 内部】
 土浦駅直前に流れている桜川、霞ヶ浦方面。一番奥の線路は貨物待避線です。  白電の先頭車両のこの眺めも今夏、新車両導入で見られなくなります。。

 駅改札を出ると、高架橋通路には様々なテナントが用意されていて、さながらお祭り気分。こんな感じなのは昨年の土浦全国花火競技大会以来かもしれませんねー。常陽新聞も手渡しで無料で配っています。


【土浦駅 高架橋】

【ツェッペリンNT号のポスター】
 様々な出店が立ち並び、ちょっとしたお祭り気分。お客さんで賑わっています。  2月5日、6日と土浦市では、ツェッペリンNT号関連のイベントが催されます


【パンフレット】

【常陽新聞】
 20Pの豪華なパンフレットに、このイベントへの力の注ぎ方が伝わります(><)。  地元の新聞社、常陽新聞新社は朝刊を無料配布しています。朝刊は通常80円。


 土浦駅東口から土浦市水郷公園までは送迎バスが出ているそうなのですが、駅構内にそれらしい案内はありません。

 適当に駅東口を出たら、長蛇の列があったので行ってみます。確認してみると、その列が送迎バスの列であることが分かりました・・・。っていうか、駅構内から看板とか案内とかで表示してくれれば良いのにぃ〜(´・ω・`)。

【長蛇の列】
 土浦駅東口を出ると、ロータリーの一部に長蛇の列が見えます。あそこかしら?。


【長蛇の列に並ぶ】

【貸切バス】
 たくさん並んでいますにゃ〜(´=ω=`)。バスの列に並ぶのは花火大会以来・・・。  関東鉄道のバスによる、貸切運行です。土浦市水郷公園に直通です。


 バスに揺られること30分、土浦市水郷公園に到着しました。
 バスを降りると強風。風に押されるようにして、広場まで歩いていきます。公園内はたくさんのお客さんでいっぱいです。

 12時から記念式典が行なわれますが、まだ時間があります。会場MAPを見ると、「土浦カレーフェスティバル2005」と称して、土浦市内外からお店カレーを販売しているのが確認できます。1杯100円です(^^)。この金額なら4,5杯は食べたいなーと足を急ぐも、すでに販売を終了してしまったテナントが出始め、まだ在庫が残っているテナントも、とんでもないくらいの長蛇の列です・・・(´=ω=`)。

 ふらふらしているうちに、記念式典が始まりそうになったので、メインステージ前に移動します。

【公園に到着】
 公園の多目的広場にぞくぞくとお客さんたちが入っていきます。天気は良いが強風です。


【アーチ(門)まである】

【たくさんのテナントが出店】
 アーチに「土浦カレーフェスティバル2005 いばらき食仲間全員集合!!」と書かれています。  土浦市内から28もの店舗が出店。オリジナルカレーが1皿100円で販売されています。


【いじられるモリゾー】

【キッコロ登場】
 チビッコに取り囲まれ、ピンチなモリゾー。のぞき穴をふさぐ子供さんもいます・・・(^^;)。  おねいさんに手を引かれてキッコロが登場です。頭の飛び出た部分がのぞき穴。


■記念式典
 時折、強い風が吹く中、記念式典が始まります。
 土浦市長中川清氏の挨拶、茨城県知事橋本昌氏の挨拶、フリードリッヒスハーフェン市長の挨拶、自民党丹羽雄哉議員の挨拶、株式会社日本飛行船加藤純吉氏の挨拶と続きます。そして、来賓の紹介、祝電の紹介。
 愛・地球博のイメージキャラクター、モリゾーキッコロぬいぐるみ贈呈式が行なわれます。
 土浦ツェッペリン倶楽部より、ユニフォーム贈呈式

【特設ステージ】
 12時より特設ステージにて記念式典が始まります。県内外の要人が勢ぞろいです。

(下記 敬称略 発言は趣旨を簡略)

【土浦市長 中川清】

【茨城県知事 橋本昌】
 「ツェッペリンNT号を、土浦市の活性起爆剤にして行きたいと考えています」  「今後、ツ号を土浦市に常駐できることを希望。今日はツ号が来られないことが残念です」


【フリードリッヒスハーフェン市長】

【自民党 丹羽雄哉議員】
 「歓迎式典に感謝します。ツ号を通じ、独と日が密接な関係になれることを希望します」  「中川市長と共に、市が「飛行船のまち・つちうら」として発展していけることを期待します」


【株式会社日本飛行船代表 加藤純吉】

【モリゾーとキッコロ】
 「飛行船を使った広告ビジネス事業を展開予定。現在ツ号は桶川でスタンバイしてます」  愛・地球博のPR活動で活躍中。モリキの表情に、疲れが出ています・・・(´=ω=`)。


【モリゾーとキッコロのぬいぐるみ贈呈式】
 おねいさん達による、ぬいぐるみの贈呈式が行なわれます(@@)ハアハア。


【フ市長とおねいさん】

【ユニフォーム贈呈式】
 ぬいぐるみをもらってうれしそうなフ市長と、かわいいおねいさん〜♪(*^^*)。  急遽、土浦ツェッペリン倶楽部よりドイツ側関係者に、ツ倶楽部のユニフォームが贈呈。

 進行が進む中、うやむやにされていたツェッペリンNT号ですが、「“強風のため”本日は土浦には来ない」ことになったと発表されました・・・(´=ω=`)ガックシ。


■土浦市の縮小図なのか (計画が見積もれないという現実)

【食料供給が悪い:食材が残っているテナントに長蛇の列】
 公園周辺には飲食店がほとんど無く、テナントの食事にありつけない場合、何も口にすることができません・・・。1皿100円という設定や、各店200皿という設定見積もりに、ミスがあったとしか考えられません(=皿=)。まだ13時前です。

 記念式典も無事に終わり、辺りをふらつきます。お腹が空くものの、食糧供給事情は先ほどよりさらに悪くなっており、ほとんどのお店が販売終了といった事態になっています・・・(´=ω=`)グーキュルキュルキュル。


■茨城県南の未来:百里飛行場とつくばエクスプレス
 百里飛行場の展示やつくばエクスプレス(TX:常磐新線)などの展示を拝見。
 つくばエクスプレスは一説に「今夏開業」といった話がちらほらと聞こえてきております。係りの方に開業時期について伺います。すると、現状では「今秋開業」が正しくて、「今夏開業」というのは正式に決まっていないそうです。もし決まったら、公式サイトなどで公表されるとのこと。ますますもって楽しみですにゃ〜(^^)。


【百里飛行場】

【つくばエクスプレス】
 自衛隊百里基地を国内航空線の飛行場に活用する計画が建てられています。  いよいよ2005年秋(夏?)開業する、首都圏最後?の鉄道計画(^^)タノシミー。


【水生植物園】

【国民宿舎 水郷】
 霞ヶ浦の水質改善と、植物の再生事業のために設備が用意されています。  秋の花火大会の時に花火師さんたちが宿泊する施設として利用されたりしています。

 公園内をぶらつきますがツェッペリンNT号が来ない以上、これ以上公園にいても仕方が無いので、土浦駅に戻ることにしました。
 無料送迎バス万博パビリオン待ちレベルの行列・・・(==)2ジカンマチ?。
 歩いてまで戻ることにします・・・。


■二十三夜尊
 土浦駅方面に戻る途中で見つけた「二十三夜尊」を見学。

 二十三夜尊とは月待ちの信仰だそうで、二十三夜の月を待ってお祈りをするのだそうです。年季の入った建築物やを見学させていただきます。

 ここから見える、市街の様子は絶景です。

【二十三夜尊】
 土浦駅に戻る途中、歴史を感じさせる敷地が。


【境内】

【供養塔】
 ひっそりとしています。  百景碑を散策しましたが、ありません。。


【二十三夜尊からの眺め】
 二十三夜尊がある敷地は小高い山になっており、土浦駅の南側、土浦市小松方面が広がっているのが確認できます。


■土浦市市役所
 土浦市役所に立ち寄り、やはり市街の眺めを堪能。


【土浦市市役所】

【土浦市市役所からの眺め】
 大子町町役場での実績もありますし、土浦市市役所敷地内にも立ち寄ります。  市役所も小高い山の上にあり、眺めがなかなかよろしいです。


■茨城百景碑『桜川堤と亀城公園』を探すも
 桜川を上っていきます。
 なぜ桜川を歩くのか。それは、茨城百景のひとつに「桜川堤と亀城公園」があります。何度か亀城公園は調査をしていますが、公園内近辺茨城百景の碑はありませんでした。ならば、桜川沿いにあるはず!。というのが、私の推測なのです。

 だらだらと続く桜川を歩いていきます。匂橋(においばし)を渡り、銭亀橋のところまで歩きます。しかしながら、茨城百景の碑は見つかりません・・・。

【桜川に向かう】
 土浦市市役所から土浦駅方面に歩くと桜川。そして匂橋につながります。


【桜川 (川上方面を眺める)】
 土浦市を流れる桜川。匂橋から撮影します。現在の桜川はすっきりしていますが、昔は貸しボート屋があったり、屋形船が出ていたそうです。


【クルックー】

【関東ふれあいの道】
 川岸には日光浴をしているハトがいっぱい。  ここより左側が「学園都市のみち」で、右側が「予科練ゆかりのみち」に指定されてます。


【碑を発見するも】

【大川釣具店】
 川岸を歩いていくと碑が!!(@@)。しかし「御大典記念」で、百景碑ではありません。  釣具屋さんがあります。桜川に釣りに来ている人たちには役立ちそう。


【市指定史跡 銭亀橋の跡】

【現在の銭亀橋】
 慶長18年(1613)7月に水戸街道の整備に伴い掛けられた、桜川唯一の橋でした。  銭亀橋、簀の子橋、桜橋は土浦三橋と呼ばれ、江戸時代に重要な役割を果たしました。

千束町の辺りを歩き、亀城公園に着いてしまいました・・・。うーん、かなり歩いて調査したのに見つからなかったな〜(==)。今回は「桜堤と亀城公園」の碑はあきらめることにしました。


■へんこつから解体中の西友土浦店が見える
 もうすぐ15時30分になる時間。お昼を食べそびれたので、土浦駅前イトーヨーカドーに入ります。
 地下に出店していたケンタッキー(KFC)は今年(2005年)1月で撤退してしまっており、チキンを食べることができず。こってりしたものが食べたく、4階のへんこつカレーうどんセットをいただきます。座った窓側の席からちょうど、解体中の西友土浦店の様子が見えます。


【解体中の西友土浦店】
 ウララ4階のへんこつでも、この席でなければ見ることができなかったであろう解体中の西友土浦店。見られたことに、運命的なものを感じます(−−)。

 この席でなければ見えなかったわけで、何たる偶然!?にちょっとうれしくなります。あの辺りも西友土浦店が無くなって、風通し日当たりがよくなるわけで、良い方向に向かえばいいなーと思うところです。


【防護壁越しに西友は見えない】

【夕日が沈む西友跡】
 金馬車は右手の建物。すでに西友の建物は防護壁より低い位置まで解体済み。  旧イトーヨーカドー方面から新イトーヨーカドー(栗山米店)方面を眺めます。



■土浦入りで茨城百景碑を探す
 土浦入りまで行ってみます。
 こちらも茨城百景が指定されていることが分かっています。「霞ヶ浦と土浦港」です。以前から、来るたびに歩いて探しているのですが、未だに見つかっていません・・・。
 新川まで歩き、新港橋まで行ってみましたが、見つかりません・・・。


【新川沿いを歩く】
 桜川からひとつ神立駅方面寄りの川。


【あれに見えるは新港橋】

【土浦港】
 新川は新港橋付近で終わり、霞ヶ浦につながっていきます。  新港橋越しに土浦港を眺めます。工事用車両が出入りする敷地のようです。


 ヨットハーバーランデブー近くまで行きます。色川三郎兵衛の像を撮影。


【色川三郎兵衛の像】
 常磐線の敷設計画に多大なる力を発揮した色川三郎兵衛の像。


【プロムナードの段差】

【「茨城観光100選」碑】
 地盤の変動か、プロムナードの一部では10cm程度の段差があり危険な状態。  もしかして「茨城百景」碑が破棄されて、「観光100選」碑が建てられたのかしら。。



■土浦駅でモリゾーキッコロの着ぐるみを見る
 17時過ぎ、ちょっと早いですが今日は帰ることにします。
 土浦駅構内に行くと、黄緑の袋があります。うーん、もしや・・・(==)。近くにおられた関係者に伺うと、モリゾーキッコロ着ぐるみであることが分かりました(^^;)。愛・地球博イベント班だったのですね〜。

 ちなみに、このイベント班東京グループとのこと。明日もいらっしゃるそうなので、「明日も来ます」とお話しました(^^;)。

【モリゾーとキッコロ 使用後】
 土浦駅構内の改札前に怪しい物体・・・。もしかして危険物!?(@@)かと思いきや。


翌日につづく:来てくれたツェッペリンNT号
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取材・掲載 お問い合わせ
更新日 2005/05/22
2005年05月22日 UP

関連リンク
土浦周遊の旅〜慰霊碑、霞ヶ浦公園、亀城公園(20031005)
第72回 土浦全国花火競技大会(20031004)
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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