ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 第53回 水郷潮来あやめ祭り大会 ■
2004年6月19日(土)取材

■水郷潮来あやめ祭り大会
 霞ヶ浦の南にある、潮来市。
 JR鹿島線 潮来駅から歩いて5分のところに、「あやめ園」があります。
 ここでは6月の季節に “あやめ” が咲き乱れ、観光客の目を楽しませてくれます。
 宿泊施設も近隣に多いのですが、ここ数年は日帰り客の比率が高まり、観光地としてはそろそろ調整が必要な時期になりつつあるようです。
 「十二橋廻り」や「嫁入り舟」など、観光地としてりっぱに“何か”をやろうとしているところが、好感が持てます。

 茨城の6月の定番といえば、潮来(いたこ)でのあやめ祭り
 6月1日から30日までの1ヶ月間、水郷潮来にて「あやめ祭り」が行なわれるのです。
 大型の台風が近づいているそうですが、今日明日と天候に大きな崩れはなさそうです。

 今回のあやめ祭りの目標は下記の通りです。
あやめ祭りでの目標
 ・ジェットホイルつくばで土浦から潮来を目指す
 ・昨年見逃した「嫁入り舟」、「あやめ踊り」を観る
 ・帰りは大洗鹿島線経由で水戸を目指し、水戸から常磐線で帰ってくる
 ・水戸にて保和苑(ほわんえん)に寄り、アジサイを観る


 去年のあやめ祭りは日帰りでしたが、今年は1泊します。
 時間的に余裕があるし、なんとなく攻略できそうな気がします(^^)。


 昨晩は早めの22時くらいに寝たので、明け方4時頃目が覚めてしまいました(^^;)。
 インターネットをしたり、準備の確認をしたり、朝食を食べたりしていたら、いい時間になってきたのでそのまま出発です!。

 電車を乗り継ぎ。取手駅関東鉄道常総線の出発を見送り、常磐線の下りを待ちます。土曜日なので電車はがらがらかと思いきや、学生さんたちで車内はほどほどに賑わっています。それも牛久駅あたりを過ぎると落ち着いてきます。

【関東鉄道常総線】
 水海道、下館方面に行く気動車です。2両編成。JR取手駅にて。


■ジェットホイルつくばで土浦港を発つ!目標1
 8時10分くらいに土浦駅に電車は到着です。
 わたしの乗っていた前側4両は終点扱いで、切り離し作業を行ないます。そのため少しの間、電車は停車します。


【切り離し作業】

【Suica君】
 土浦駅から先では、先頭の4車両が終点扱い。切り離した上で、車庫に入ります。  駅コンビニに貼ってある、Suica君の顔百変化。かわいいにゃ〜♪(´-ω-`)ゴロゴロ。

 駅のコンビニSuica君仕様のミネラルウォーター(バッチ付)と、見慣れないジョージアを購入。改札を抜け、霞ヶ浦方面に当たる東口へ向かいます。
 残念ながらJR貨物の土地には、つくばEXの車両はありません。


【JR貨物の用地】

【ジェットホイル乗り場に行く】
 つくばEXの車両はありません。  駅前の通りを歩き、乗り場に行きます。目の前は「霞ヶ浦グランドパレス」。

 8時30分くらいに、ジェットホイル乗り場に着きました。
 窓口片道(土浦→潮来)の「乗船券」を購入します。今回もVIP席を確保しようか迷ったところですが、目的である、船の最後尾の席を確保できたのでVIP席はパスすることにしました。


【ジェットホイルつくば号の案内】

【あやめまつりのポスター】
 このような看板が6月の期間中だけ出ています。  少し色落ちしてますが、あやめ祭りの模様が感じ取れます。


【窓口と待合室】

【乗船券(片道)】
 ごちゃごちゃした感じがしますが、これも茨城流なのかしら。。  土浦港から潮来港までで2000円(大人)です。


【待合室にて】

【色落ちした張り物】
 ポリタンクやドラム缶が放置。こういうのは片付けたほうがいいですね・・・。  こういうのも、汚れてきたら取り替えるとかしたほうが良いと思います・・・。


■楽しめる「ジェットホイルつくば」での船旅
 9時、出航。
 ジェットホイルはズバーっと土浦港を離れていきます。
 最後尾の席はエンジンの爆音で、船長さんのアナウンスがかき消されてしまいます。船長さんが何を言っているのかまったく分かりません。
 このジェットホイルつくばの最大の特徴は、観光用のテープをだらだら流すのではなく、船長さんが目に付いたことや気がついたことを、その場でリアルタイムに解説してくれるのがウリなのです。その解説が聞けないなんて、納得がいきません!。
 出航して数分後には、「VIP席」券を購入し、VIP席に座っている自分がいました・・・(ーー*)センチョウサン、ヨロシク・・・。

【土浦港を出港】
 ドドドド・・・と、あっという間に土浦港から離れていきます。


【黒田船長さん】

【VIPルーム券】
 今年もよろしくお願いします。2階の操縦室兼VIPルームにて。  乗船券に500円を追加するだけで、眺めの良いシートに座ることができます。

 やっぱりVIP席にして良かったです。
 船長さんの解説は大変おもしろい!。

 ・竹ノ塚には横穴式古墳がある
 ・阿見には競馬馬のトレーニングセンターがある
 ・コイの養殖場はコイヘルペスが原因で、3分の2の業者が廃業に追い込まれている
 ・横引き船は手長海老を捕っているが、通常はもっと早い時間帯に行なう
 ・遠くに見える煙突は旧医科歯科大学で、現在は利用されていない
 ・桜川村には6つのゴルフ場がある
 ・土浦港周りの水は汚いが、この辺り(霞ヶ浦の真ん中)だときれいだ
 ・霞ヶ浦のところどころに刺さっている竹は信号で、漁師さんが目印として利用している
 ・浮島は萱の名産地。萱葺き屋根など現在では少なくなったが日本一だ
 ・霞ヶ浦は水門により“ダム”として利用されるようになったが、その結果水質が悪化した
 ・国民宿舎白帆荘は、風呂を大きくした
 ・たくさんの竹ざおが刺さっているのは、定置網漁だ
 ・「十二橋めぐり」の舟が
あの水門から出てくる
 ・水上交通で栄えたが、車社会化で水上交通が衰えた
 ・水上交通の内陸通運は自分の父、黒田氏が興した
 ・黒田氏は今生きていると、110歳くらい。98歳まで生きた

 などなど、時間があればまだまだネタが出てくるトーク。
 もっともっと聞きたいのに、無常にも(?)ジェットホイル潮来港に到着してしまいました。

 船内に流れた放送ののいくつかは、わたしが直接船長に質問をし、その都度、回答していただいたものです。それにしても、わたしは大満足(*^O^*)。降りるときに感謝のお礼を言いました。


【「あの水門」】

【ジェットホイルつくば号】
 十二橋廻りの舟は、あの水門の中に入っていき、観光廻りをするそうです。  潮来港では、全面のハッチが開き、ここからお客さんは船を下ります。


【記念撮影】

【超高速船ジェットホイルの案内】
 十二橋廻りをしてきたお客さんの記念撮影を撮影。  去年とは違うデザインの案内板になっています。


■第53回 水郷潮来あやめ祭り大会
 さあ、ここからが本番です!。

 早速、前川あやめ園の中をぐるぐる歩き回ります。
 時刻は10時30分を過ぎたところです。
 11時から「嫁入り舟」のイベントが始まる予定です。
 じりじりと強い太陽が照りつける中、嫁入り舟の様子を撮影すべく、場所取りを行ないます。

【あやめ園】
 午前中なのに日差しが強く、あやめがしおれてしまわないか心配です。


【あやめが広がる】
 あやめを観るのは、やっぱり午前中ですね〜。

 あやめ祭りなので、  あやめの写真も押さえておきます。。


■嫁入り舟目標2
 11時、嫁入り舟のイベントが始まりました。

 お嫁さんがゆっくりとした足取りで、あやめ園内をあるきます。
 仲人さんもいます。
 といっても、このイベントでの花嫁は、「あやめ娘」が演じているとのことです。当然のごとく、仲人役の方も演じ人です。このイベント自体が「演技」なのです。
 毎回毎回本物のお嫁さんを用意するわけにも行きませんし、当然と言ってしまえば当然ですね(^^;)。

【お嫁さんが登場】
 昔、潮来地方ではお嫁さんが嫁ぐとき、舟に乗って出向いたという歴史があるそうです。


【嫁入り舟】
 お嫁さんはあやめ園内をぐるりと回り、手漕ぎ舟に乗り込みます。北利根川まで舟が出て、イベントが終了します。

 花嫁に乗り込み、手扱きで船頭さんを出します。
 はゆっくりと前川を進み、北利根川に出ます。そして、くるりと回って岸にをつけて、このイベントは終了します。およそ30分くらいかかってのイベントです。


【北利根川まで漕いでいく】

【北利根川に出た】
 舟は手漕ぎなので、労力がいります。  この後、舟は岸に接岸して終了です。


【接岸】

【お嫁さん】
 接岸し、荷を降ろしお嫁さんも降ります。  この後お嫁さんは、潮来市の車に乗ってどこかに行ってしまいました。


■潮来ホテルで昼食
 12時過ぎ。
 そろそろお昼時。北利根川付近の食事屋さんはどこも混んでいます。ふらふら歩き回って見つけたのが、「潮来ホテル」のレストラン。ランチもやっているようですし、今日のお昼はここにしますか〜(^^)。
 2階がレストランになっているようで、席に案内されます。
 たまたま食べたかったのが、一番安い「白身魚のフライ」(1050円)。これだけだと悪いので、アイスコーヒーも注文しました。アイスコーヒーは570円もします(TT)。高いな〜(´・ω・`)。

【潮来ホテル】
 入り口には「あやめ祭り」の提灯が掛けられており、いい感じに盛り上げています。


【白身魚のフライ】
 潮来ホテルレストランのランチ。若干お値段が高い気もしますが、ホテルの食事ならこのくらいかも。トマトが混ざったタルタルソースが、白身魚のフライの食欲を盛り立ててくれます。おいしかったですよー。


【コールドスープ】

【アイスコーヒー】
 ランチについてくるコールドスープ。  食事のドリンクは割引して欲しいです・・・。


■日が上って暑くなってきました
 食事をし終わり、やることがなくなってしまいました・・・。
 少し早いですが、本日お世話になる「潮来ステーションホテル」に行ってみることにします。しかし、チェックインは15時からとのことで、チェックインできませんでした・・・(´・ω・`)。

 仕方なく、北利根川霞ヶ浦寄りの日陰の部分で時間をつぶすことに・・・。
 買いだめしてあった、茨城新聞常陽新聞日経MJ、家から持ってきていた読売新聞を読破します・・・。さすがに4誌も読んで、疲れでウトウトしていると、チェックイン時刻である15時を迎えることができます(^^;)。

【木陰で時間をつぶす】
 あやめ園から離れたところで木陰を見つけ、新聞などを読んで時間をつぶします。


■ホテルにチェックイン (おまけ:潮来ステーションホテル)
 コンビニで飲み物やおにぎりを買い、ホテルにチェックイン。

 シャワーを浴びて、クーラーを入れた部屋で体調を整えることにしました・・・。ずーっとTVを観てました・・・。15時にチェックインして、24時までずっとホテルに缶詰・・・。これでいいのかしら?(´・ω・`)。

【潮来ステーションホテル】
 JR潮来駅前にある、ビジネスホテル。


【室内全景】

【ベッドも広い】
 窓際に机とイスがあり、なかなかの設備ですね。窓の外にはJR潮来駅が見えます。  幅広のベッド。


【ユニットバス】

【蛇口まわり】
 固形石鹸と使いきりのリンスインシャンプーパックがあります。  きれいに清掃されています。


■夜中にあやめ園を散策
 と思ったので、24時過ぎにカメラを持って外出。

 夜の前川あやめ園を撮影しました。
 コンビニでお夜食の弁当などを買い込み、再びホテルに戻ります。
 TVを観ながらウトウトです(==)。

【夜のあやめ園】
 人通りも無く、静まり返っています。


【あやめは夜に見たほうが良い】
 あやめに夜は似合う気がします。ぜひ潮来に宿泊して、夜のあやめ園を楽しんでいただきたいですね〜。


【前川を照らすぼんぼり】

【ようこそ水の郷潮来へ】
 ライトアップされた前川沿い。  JR潮来駅前のオブジェ。

 明日は午前中、潮来あやめ祭りを楽しみ、大洗鹿島線水戸駅を経由して帰る予定です。







つづく・・・
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取材・掲載 お問い合わせ
更新日 2004/10/25
2004年10月25日 UP

関連リンク
第54回 水郷潮来あやめ祭り大会(20050619)
潮来(いたこ)〜あやめ祭り2003(20030622)

潮来(いたこ)〜霞ヶ浦編(20030308)
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【サイト紹介】1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された、『国際科学技術博覧会(通称・科学万博−つくば’85)』〔EXPO’85〕や、茨城県県南地方(土浦市・つくば市)のイベント、JR常磐線(旧トンネル)、廃線となってしまった筑波鉄道(つくばりんりんロード)を中心に繰り広げる、「いばらき だいすき」なサイトです。

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