ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 潮来(いたこ)〜返り討ち編 ■
2002年11月3日(日)取材

 いばらき観光地のひとつである霞ヶ浦にはその昔、土浦−潮来間連絡船が走っていた時代がありました。連絡船は車社会化の流れで廃れ、廃止になりました。
 そんな時代背景の中、科学万博のあった年に高速連絡船が就航しました。しかし、経営不振で1年足らずで再び廃止となってしまいました。

 土浦観光を考える時に、霞ヶ浦をはずすことはできません。
 霞ヶ浦を考える時に、潮来をはずすこともできないでしょう。少なくとも、この目で確認をしないで潮来「切り離す」ことは危険な行為です。

【『スーパージェットかすみ』の記事】
 科学万博のあった年に土浦と潮来を結んでいた高速船。
(毎日グラフ 科学万博−つくば’85完全ガイド 引用)


 時刻は13時を回ったところ。
 時間が間に合うか自信がありませんでしたが、「行動なくして進展なし」。家を出発することにしました。
 新松戸駅で乗り換えて、我孫子駅まで常磐線で乗り込みます。

 我孫子では20分ほど電車待ちになってしまったので、我孫子駅周辺を少しだけぶらつきます。

【我孫子駅】
 成田線と接続する関係からか、駅も駅前もそれなりに立派です。

 成田線が出発を迎えます。
 我孫子−成田間成田線は部分的に複線で、ほとんどが単線。途中の駅にはこれといった施設も無く、我孫子駅成田駅をつなぐためだけに存在するようです。
 30分ほどで成田駅に到着。

【後部窓から】
 都心からそれほど離れていない路線なのに、単線が続きます。
【のどかな風景】
 木々が生い茂り、田んぼもあります。自然がいっぱいです。


 成田駅といっても、成田空港はここからさらに先。思っていたより大きくない駅にギャップを感じます。改札を抜け、成田駅周辺を少しだけ歩きます。そうかぁ、成田山とかってお参りとかでよく耳にしますが、あの成田山はここから行くことができるんですねー。

 京成成田駅も確認しました。JR成田駅京成成田駅はちょっと距離が離れています。高速バスも就航しているようです。

【成田駅】
 我孫子駅から30分。世界に羽ばたく成田空港が近いです。

【成田駅 エントランス】
 空港が近いだけあって、都心の駅に見劣りのない雰囲気です。
【成田駅前 ロータリー】
 バスやタクシーが十分に活用できるロータリーがあります。

【JR成田駅】
 お寺のような設計の駅舎です。逆光で写りが悪いです・・・。
【京成成田駅】
 JR成田駅から徒歩5分程度。スカイライナーで有名な京成電鉄。


 しばらくぶらついた後、JR成田駅に戻ります。
 次は潮来方面に向かうため、再び成田線へ。潮来に行くためには、佐原駅鹿島線に乗り換えるようです。成田駅で乗り込んだ電車は、113系の古めかしい車両でした。

 乗り込んで3人がけのシート席を確保。
 幸いなことに乗車率30%くらいなので、一人でボックス席を使っても問題なさそうです。

【113系】
 ボックスシートタイプの座席を持つ車両。旅情を満喫できる電車です。

【ボックス席】
 空いていましたが、座りませんでした。テーブルが見えますね。
【下総神崎(しもうさこっさき)駅】
 電車の通過待ち。単線ですので、対向電車を通過しないと事故になります。


 佐原駅に着くまでは、すべてが計画通りでした。
 16時ころ。佐原駅に到着。次の電車まで「ちょっと」時間があるようなので、駅そばたぬきうどんを食べることにしました。しょっぱめのつゆが私好み♪。茨城駅そばはつゆにはずれが少ないですねー。などと感心していたら、電車の時間のようです。16時16分出発鹿島線がある3番線に向かいます。

【佐原駅】
 鹿島線に乗り換えるために、佐原駅で降ります。10数分で乗り換えの電車が来るかと思いきや・・・。

【佐原駅駅舎】
 瓦の屋根。昔ながらの茨城の雰囲気のある駅舎です。
【駅そば】
 乗り換えにあまり時間がありません。さっさと食べます。

 ところがどうも様子がおかしいのです。停車している電車がまったく動く気配がありません・・・。よくよく時刻表を確認すると、「16時16分出発」ではなくて、「17時16分出発」なのです・・・!!。うえー、この先1時間も電車が来ないー・・・(涙)。こんな仕打ちなんてひどい・・・。泣く泣く佐原駅で小一時間待ちましたとも!。

【3番線で待つ鹿島線】
 あわてて3番線に来たものの、鹿島線はまったく動く気配がありません・・・。
【ボックス席】
 しばらくしてから扉が開き、入れました。出発まで30分近くあります・・・。


 17時16分佐原駅を出発した鹿島線。辺りはすっかり日が落ち、真っ暗になってしまいました・・・。まいったなあ、これじゃ潮来についても、たいして活動ができないです・・・。

 17時30分。潮来駅に到着。うーん、辺りは真っ暗。特に観光地らしいホームでもありません。とりあえずを出ます。すでに駅周辺は“閉店モード”。地方の夜は早いです・・・。

【潮来駅】
 ついにはるばる、潮来に到着しました〜。しかしあたりは真っ暗です・・・。

【階段を下りる】
 こんなに真っ暗でもあきらめるわけにはいきません。
【改札】
 Suicaには対応しておりません。数年前は首都圏もこんな感じでした。

【ようこそ水郷潮来へ】
 立派な看板が駅前ロータリーに設置されています。観光地ですね〜。
【駅前の地図】
 近くに川が流れているようですので、行ってみたいと思います。


 駅前にあった地図で、潮来遊覧船乗り場を確認。夜道を歩くことにしました。ところが歩けど歩けど、霞ヶ浦に続くであろうにたどり着きません。20分ほど歩いて断念。潮来駅に戻ることにしました。往復で40分です・・・。

 後で分かったことですが、私はまったく逆の方向に歩いていたようです。に向かうどころか、からどんどん離れていっていたようなのです・・・。夜道って方向感覚を失わせます・・・(大涙)。

【歩き出す】
 地図を頭に叩き込み、歩き始めました。が、まったく川が見つかりません・・・。


 18時50分。潮来駅から佐原駅に戻ります。ケンタッキーフライドチキンで購入した、チキンフィレサンドセットを電車の中で食します。
 電車は佐原駅0番線に入りました。ふえー、0番線なんて初めて体験しました〜。

 成田線成田駅に戻り、乗り換え。我孫子駅に到着。
 我孫子駅から柏駅に向かい乗り換え。新松戸駅武蔵野線に乗り換え、帰宅の途につきました。

【佐原駅0番線】
 後からとってつけたホームの場合、0番線と名づけることがあるそうです。


 次回こそ、潮来駅を攻略しようと思います・・・。


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更新日 2003/08/15
2003年03月12日 UP

関連リンク
潮来(いたこ)〜あやめ祭り2003(20030622)
潮来(いたこ)〜霞ヶ浦編(20030308)
・霞ヶ浦を調査−土浦ビオパーク、浮きヨシ原(20021019・近日公開)
【サイト紹介】1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された、『国際科学技術博覧会(通称・科学万博−つくば’85)』〔EXPO’85〕や、茨城県県南地方(土浦市・つくば市)のイベント、JR常磐線(旧トンネル)、廃線となってしまった筑波鉄道(つくばりんりんロード)を中心に繰り広げる、「いばらき だいすき」なサイトです。

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