ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
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■ ひたち野西公園にある万博中央駅記念碑 ■
牛久市、つくば市(県南) : 2005年4月17日(日)取材

 2005年4月17日、常磐線のひたち野うしく駅に降り立ちます。
 かつてひたち野うしく駅には、万博中央駅が建っていました。それは1985年(昭和60年)に茨城県つくば市(現在)で行なわれた科学の祭典、国際科学技術博覧会 科学万博-つくば’85(EXPO’85)の最寄り駅でした。科学万博が終了すると現地の存続意向とはうらはらに、万博中央駅は撤去。その跡地には「万博中央駅記念碑」が設置され、長い時を刻んでいました。
 再び同地に駅が作られる時、この記念碑が一時的に行方不明になりました。
 その時の調査をした模様が、「04 常磐線 万博中央駅にあった記念碑の行方」(7部作)です。

 調査時では平成15年に完成するとされた、牛久市西公園(仮称)〔正式名称:ひたち野西公園〕は、遅ればせながらも平成16年に完成し、現在に至ります。そして再び、「かつてここに万博中央駅があった・・・」で始まるあの記念碑が設置されたのです。


 アウトドア派なので、家でじっとしていられません(><)。お昼前に家を出ます!。

 目的もなく、最寄り駅から新松戸駅柏駅にて乗り換えて、常磐線に揺られます。天気がいいにゃ〜(´-ω-`)。

 まもなく、ひたち野うしく駅です。
 そう言えば、ひたち野うしく駅は最近、利用していないなーと思い、ここで降りることにします。

【日清食品工場】
 取手駅を過ぎた辺りで左手に現れます。煙突の先がカップヌードルの容器の意匠。


■ひたち野うしく駅
 いったん東口側に出ます。
 すると、つくばセンター行きのバスが出てしまった後のようで、しばらくバスはありません。

 「八兵衛さんの広場」銅像を眺め、駅構内を通り抜け、西口側に出ます。

 駅前で建設中だった高層マンションはすでに完成しており、すでに入居者もいらっしゃるようです。

【東口バス乗り場】
 つくばセンター行きのバスは常磐線下りと接続が良いのですが、今回は合わず。


【八兵衛さんの広場】
 駅の周り4箇所に銅像が設置。

【西口の高層マンション】
 西口の目前に高層マンションが完成。

 慣れたように、ひたち野うしく駅前を歩いていき、あの「万博遺構」の場所まで行きます。すでに報告済みのように、辺りは住宅売り地になっています。
 かつて万博遺構があった場所には、黄色いたんぽぽがたくさん咲いています(^^)。


【住宅が更地に】
 西大通り入口の交差点にあった住宅は、更地になっています・・・。

【倉庫も解体中?】
 ひたち野うしく駅西口では、古くからある建物が取り壊され、開発が始まりそうです。


【テントのフレーム】

(2001年3月24日撮影)
 かつてこの付近には、科学万博で使われた構造物の遺構がありました。

【バス停のフレーム】

(2001年3月24日撮影)
 バス停で使われていたもの。表面に廃棄時の「万博払い下げ品」のシール。


【更地になり売却待ち】
 科学万博の遺構や草木などの藪は撤去され、きれいに更地となりました。

【売地】
 住宅用途として販売されています。すでに少しずつ家が建ち始めています。


【科学万博の遺構があった土地に咲くたんぽぽ】
 悲しい思いのある場所に咲くたんぽぽほど、嘆かわしいものはありません。


■ひたち野西公園 万博中央駅の記念碑
 さらに歩いていくと、右手にひたち野西公園があります。

 ひたち野西公園の角に、「かつてここに万博中央駅があった」で有名な万博中央駅記念碑が設置されています。
 前回来たときには無かった、が設置されています。

【ひたち野西公園に続く道】
 学園西大通りの交差点を右に曲がると、右手に住宅地。この先左手に公園があります。


【万博中央駅にあった記念碑】
 ひたち野うしく駅が新築される時に、一時的に行方不明になった記念碑。実は牛久市役所の敷地内で保管されていました。

 公園内に入ります。


【調整池】
 公園の中心には調整池が広がり、周囲に歩道が整備されています。

【キンポウゲ】
 日本全国に見られる草花。春先に咲きます。植えられたのか自生したのかは不明。

 公園中央の大池に行き、ふもとまでいくと、なにやらうにょうにょ動く物体があります。
 よく見ると、おたまじゃくしです(*^^*)。いやー、おたまじゃくしを見るのは何年ぶりだろう〜。ちょっとうれしくなり、しばらくここで時間をつぶしてしまいます。今年のは、この辺り一体に、かえるの歌が響き渡るんだろうなーと思いました。


【おたまじゃくしがうにょうにょ】
 調整池の淵にうにょうにょとうごめくもの。おたまじゃくしが一成に孵化しており、微生物?を食べているようです(^^;)。


【桜も満開】
 公園内で見受けられる桜の花も、今が満開。春ですにゃ〜(´-ω-`)。


【ひたち野西公園 モニュメント】
 学園西通りからひたち野西公園に入る入口。四角い穴からの眺めがベストショット?。

【バス停 中根北】
 ひたち野うしく駅からつくばセンター、筑波大学方面に向けて一つ目のバス停です。

 公園前のバス停へ。後数分でバスが来ます。


■つくばインフォメーションセンター
 バスに揺られることおよそ25分、つくばセンターに到着します。

 バスロータリーからエスカレータで上ると、つくばセンターの中心部に出ます。
 以前無かったアイアイモールのオブジェがあるのが確認できます。

【アイアイモールのオブジェ】
 つくばセンタービル内にある、ショッピングモール。TX開通で活躍の場が増えそう。

 つくばインフォメーションセンターに入り、調べ物。
 ここには科学万博-つくば’85公式資料がたくさんあります。ビデオもあり、観ることができます。資料を調べていると、「アベックガイド筑波研究学園都市 科学万博」を発見。前からほしい資料のひとつです。中を調べていると、昔の区画整理前の元気な頃の土浦駅前商店街のページがありました。お願いしてコピー(有料)していただきます(*^^*)。


【つくばインフォメーションセンター】
 科学の街つくばの生い立ちや、つくばエクスプレス、科学万博の情報基地です。

【つくばエクスプレス沿線模型】
 つくばエクスプレス(TX)が常磐新線と呼ばれている頃から展示されています。


【科学万博-つくば’85 会場模型】
 20年前の1985年、現在のつくば市で科学万博(EXPO'85)が開催されました。

【アベックガイド 筑波研究学園都市】
 県南や科学万博のことについて触れている観光ガイド。昔の土浦MAPもあり。


■開発の進むつくばセンター周辺
 つくばエクスプレスつくば駅周辺を散策。
 これまで、つくば駅に入るための入口は、レールウォーキングで使われた階段ひとつだけだと思っていました。ところが、周辺を調べると、交差点4箇所それぞれに入口が設置されていることが判明。その内のひとつは、丸い筒状のガラス塔で、現代建築なデザインです。


【つくばエクスプレス つくば駅入口】
 去年(2004年)7月につくば駅見学をさせていただいた時には無かった、雨よけの構造物が完成しています。つくば駅は地下駅で、駅舎は存在しません。


【つくばクレオスクエア】
 ショッピングモール。つくば駅に隣接。元々はCREOの駐車場でした。

【つくば駅 シンボリックタワー】
 つくば駅の地上は交差点。4角すべてから駅に降りることができる入口が。

 つくばクレオスクエア内も行ってみます。
 つくばクレオスクエアは、CREO(クレオ)、MOG(モグ)、Q't(キュート)の3つの商業施設が集まった総称です。入っているテナントは、都内で見るお店が多いです。以前にオープンした、つくばララガーデンとコンセプトが似ています。観光名所というより、つくば市民のための商業施設ですね(^^)。


【つくばクレオスクエア】
 MOGとCREOは、以前から存在した商業施設。Q'tは今年(2005年)3月18日にオープンしました。この商業地域が中心となり、つくば市街地の経済が広がっていくことでしょう。

 バスターミナル脇に、つくばエクスプレスのカウントダウン塔を発見。あと129日だそうです(2005年4月17日現在)。


【つくばエクスプレス 開業カウントダウン塔】
 つくばエクスプレスが開業するもの間もなく。一時は新幹線になるとも言われていました。国鉄(当時)が開発に尻込み、第三セクターによる経営になります。

 時間が早いですが、そろそろ帰ります。
 土浦駅行きのバスが来たので乗り込み土浦駅

 土浦駅常陽新聞を購入し、改札に入っていきます。


(この項おしまい)
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更新日 2005/07/29
2005年07月29日 UP

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【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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