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 第110回 水戸の梅まつり(偕楽園) 
茨城県水戸市県央) : 2006年3月12日(日)取材

 筑波山梅まつり(茨城県つくば市)訪問(初日)後の2日目は、偕楽園(茨城県水戸市)の梅まつりです。偕楽園でも本日、水戸の梅大使とモデルさんによる、撮影会が行なわれるのです♪(*^^*)。

 開花予報が遅れる中、3月も中盤になり、ようやく咲き出した梅の花。梅の花は満開とは行きませんでしたが、それ以上に満開な花を咲かせてくれたのは梅大使さんたちであり、モデルさんたちでした。

 他にも、常磐線 特急車両ボンネット型(国鉄カラー)や、ボンネットバスも発見。年に1度しか開放されない弘道館の正門など、水戸の歴史を探る旅になりました。


 8時頃起床。気がつけばここは、東横イン水戸駅南口店
 本日の目標は下記の通り。

目標 1.弘道館 正門開放の様子を撮影する
2.ボンネットバス運行の様子を撮影する
3.偕楽園の梅を撮影する
4.梅むすめ&モデルの撮影会に参加する
5.常磐線 偕楽園(臨時)駅を利用する


■東横インの無料朝食
 8時30頃、1階に下り、無料朝食をいただきます。

 水戸の梅祭り期間ということもあるのでしょうか。無料朝食のスペースは、かなりの混雑。タイミングよく空いた席を確保し、朝食をいただきます。

 チェックアウトぎりぎりの10時5分前に部屋を出て、チェックアウト。千波湖から続く桜川沿いを歩きます。

【東横インの無料朝食】
 おにぎり、漬物、みそ汁、お茶、コーヒー等。


■梅祭り期間中はコインロッカーが満杯・・・
 荷物を預けるため水戸駅構内でロッカーを探します。ところがロッカーはどこも満杯で、改札内のロッカーもふさがっています。。仕方ないので、本日一日は荷物を持ったまま移動することにします(==)。

常磐線_特急車両_ボンネット国鉄型
【ボンネット車両(訓練車)】
 水戸駅の鹿島臨海鉄道寄りの待避線には、特急車両ボンネット型が控えています。

【水戸駅リニューアル1周年記念】
 水戸駅構内の観光案内所前では、駅舎改装1周年記念で、「東日本 駅弁大会」を開催。


■弘道館 正門 開放とボンネットバス
 まず最初に向かうは水戸駅からも近い、弘道館です(目標1)。事前調査によれば、この時間帯にボンネットバスもやってくるようですし、一石二鳥なのです(目標2)。

 弘道館は入場料190円(大人1人)。しかし、弘道館に入場しなくても、正門の開放は撮影できるので、撮影。しばらくするとボンネットバスがやってきました。ボンネットバスの側面には「山形交通」の文字。ナンバープレート「土浦」です。。
弘道館 正門
【開放される弘道館 正門】
 正門の修繕が終わり、開閉できるようになったことを記念して、2日間のみ開放されています。


【梅まつり漫遊バス】
 『水戸の梅まつり』期間中の中、2日間のみ運行されるボンネット型バス。


■茨城百景 弘道館と水戸城址
 水戸城跡方面へ。茨城百景碑大シイの木(水戸市天然記念物)などを撮影していきます。

 水戸第一高校の敷地内にある、薬医門も撮影します。薬医門の訪問は2度目。風でが動いているので、 触ってみると、は開閉が自由にできることがわかります。ゴゴゴゴ・・・といった感じにが開くのは、中世のお城の門のようです(^^;)。

【御製碑】
 戦後、昭和天皇が水戸に行幸されたとき、歌われた歌が彫られています。

茨城百景碑
【茨城百景 弘道館と水戸城址】
 弘道館から水戸第一高校方面、大手橋を渡ってすぐの場所に建てられています。すぐ後ろの小高い盛り上がりは、水戸城の土塁跡。


【水戸城跡の大シイ】
 水戸第二中学校の敷地に食い込むように育つ大シイの木は、水戸市天然記念物。

【旧・水戸城(県立水戸第一高校)】
 茨城県下最高学府とも言われる茨城県立水戸第一高等学校。有名人を多く輩出しています。


【旧・水戸城 薬医門】
 旧・水戸城において現在、唯一現存する建造物。側面から見たときに、柱の中心軸に対し、屋根構造が前寄りに寄せてあることが特徴。これを「薬医門」構造としています。正面から見たときに、柱に対し、屋根が手前にせり出して見えることから見る者に圧迫感を与え、それが威厳となり、お城としての風格を与えるのです。


■弘道館公園の風景
 弘道館の北に当たる敷地は、「弘道館公園」と呼ばれています。弘道館の建物内が有料であるのに対し、こちらの「公園」は無料。梅の花を楽しむことができます。

【弘道館公園】
 弘道館正門がある位置よりも、もっと奥にある敷地が弘道館公園として解放されています。


【ピンク色の梅の花】

【白梅の花】


【孔子廟】
 孔子の教え(教義)を守らせるために作られた廟。昭和20年の戦災により消失し、昭和45年に再建。旧来から残っているのは、正門と左右の土塀だけです。

【学生警鐘】
 弘道館の学生に、時を知らせるために作られた鐘。


【八卦堂】
 堂の中に、弘道館の記碑が収められています。小さなのぞき穴があり、八卦堂の内部を見ることができます。碑文は徳川斉昭による書。弘道館の教育の基本を示しています。

【茨城県立図書館前のお堀】
 県立図書館(旧・茨城県庁)の周りを取り囲むように、お堀が掘られています。


■閉鎖された、旧・水戸京成百貨店
 県立図書館脇を通り抜け、駅前の銀杏坂の一本裏手を歩いていきます。

 左手に見えるは、新館に移転が決まっている旧・水戸京成百貨店新館によるオープンを3月17日に控え、こちらの“旧館”は3月11日をもって閉館しました・・・。そういう意味では、茨城県から一時的に京成百貨店“無い時期”が発生していることになるのですね〜(−−)。『水戸カルトQ』(古!)みた いな、クイズ問題に出てきそうな話題ですにゃ〜。

【旧・水戸京成百貨店】
 新館が旧・伊勢甚跡に完成し、旧館は閉館。


【旧・水戸京成百貨店 店内の写真】
 すでに閉館となった旧・水戸京成百貨店の内部を撮影。すでに新館へと引越し準備が進み、旧館には使われなくなった什器が放置されています。

 県立美術館前にあるサイゼリアで昼食。シシリー風たらこスパゲティガーリックトーストをいただきます(^^)。


■科学万博の遺構:「ようこそ水戸へ」
 駅前大通りを歩き、大工町。交差点を左折し、偕楽園方面に歩いきます。

 「科学万博-つくば’85のシール」が貼られた中華のお店は、閉店してしまったようです・・・。科学万博のシールだけが、さみしく残されています・・・。
つくば万博,EXPO'85,筑波万博のシンボルマーク
【ようこそ水戸へ】
 科学万博-つくば85を記念し、貼られたシール。


■常盤公園付近にて
 偕楽園常盤神社バス停に来ました。あの科学万博を連想させていたゴミ箱が、青色で塗りつぶされています〜(><)キー。せっかく、科学万博チックでよかったのに、残念。。
 偕楽園御成門を通り過ぎ、表門へ向かいます。


【青ペンキで塗りつぶされたごみ箱】
 かつて常盤神社のバス停にあったごみ箱は、科学万博仕様のカラーリングでした。。

【取材に来ているNHK】
 水戸の梅まつり(偕楽園)で、一番イベントが多い今土日は、NHKも取材に来ています。


■偕楽園 御成門
 偕楽園には3つの門があります。JR偕楽園臨時駅に近い「東門」は有名で、一番混雑します。多くのお客様は、この東門から入園することでしょう。

 ふたつ目が、明治天皇偕楽園に訪問される際に、「混雑を避ける」名目で作られた「御成門」。大名行列で、「おなーりー。おなーりー。」と言ったりしますが、その御成りです。
偕楽園_御成門(おなりもん)
【偕楽園 御成門】
 明治天皇のために特別に設けられた門が、現在に至ります。梅祭りでにぎわう偕楽園。


■偕楽園 表門
 最後に紹介する「表門」ですが、実はこれが正式な偕楽園の入口なのです(><)。交通の便がよくない為、この表門はひっそりとした空間になっています。東門「動」の空間であるならば、表門「静」の空間

偕楽園_表門
【偕楽園 表門】
 偕楽園の正式な門である、表門。現在は住宅街の一角で静かな空間。


■偕楽園 好文亭
 偕楽園 好文亭敷地内を歩いていくと、好文亭前に出ます。

 今年は梅祭りが110回を向かえ、好文亭の萱葺き屋根が葺き替えられました。それもあってか、今年の好文亭はさらに混雑している感があります。
偕楽園_好文亭(こうぶんてい)
【屋根を葺き替えた好文亭】
 屋根が白い。あの部分を葺き替えたようです。


■水戸の梅まつり 撮影会
●梅大使さん

 いつもの細い通路で、梅むすめちゃんたちによる撮影会♪。

水戸の梅大使_撮影会_松浦真紀 姫_大澤幸子 姫【梅大使 松浦真紀 姫 と 大澤幸子 姫】
 さて、ここから、梅大使ちゃんたちを撮影していきます♪。
水戸の梅大使_撮影会_河野美保子 姫_茨城洋子 姫
【梅大使 河野美保子 姫 と 茨城洋子 姫】
 このポーズは、KOUJINN(旅人)がお願いしました(^^;)。


●モデル:篠原夏美 嬢
 「見晴らし広場」ではにぎやか。そうです。今年も『水戸の梅まつり 大撮影会』が行なわれているのです〜(≧O≦)。って言うか、これに合わせて訪問しますた・・・(´・ω・`)。例年に寄れば、モデルちゃんは2人いるはず。

 まず最初に「確保」したのは、篠原夏美ちゃんです〜♪。ピンクのマフラーに、ピンクのコート、黒いブーツと、女性らしさを演出した衣装。こなれた感じ のモデルちゃんって感じですにゃ〜。(目標4)
モデル撮影会_偕楽園(水戸)
【篠原夏美 嬢】
 色々なポーズ、表情を持つプロのモデルさん。

篠原夏美_モデル撮影会_偕楽園(水戸)
【篠原夏美 嬢】
 多くのカメラ愛好家の期待にこたえる夏美嬢。さすがはモデルさんです。


●梅大使さん
 元気な梅むすめちゃん。笑顔を絶やさずに、「ハイ!ハイ!」と周りのカメラ愛好家の言われたとおりのポーズを作っています。けなげで良いですね〜。

NHK取材
【NHKの取材も入る】
 NHKのアナウンサーと、梅大使による中継?。
水戸の梅大使_撮影会_中田倫子 姫_偕楽園
【梅大使 中田倫子 姫】
 どーん!。お願いしたポーズでの撮影です。


●モデル:高野早苗 嬢
 なかなか見つからなかった、もう一人のモデルちゃん、高野早苗ちゃんを発見します(@@)ハアハア。イロイロ知っていそうなこういう娘は、ちょっとキツイ目線のほうが似合うのです。ので、お願いして、そういう目線をいただきます(^^;)。
 本当はもうちょっとキツイ口元を要求したかったのですが、私一人 の撮影会ではありませんから、このくらいで我慢するのです(>▽<;)。。
モデル撮影会_高野早苗 嬢
【高野早苗 嬢】
 きつめな表情が似合う気がします(^^;)。
※この表情はお願いして撮影しています。

高野早苗嬢_モデル撮影会_偕楽園(水戸市)
【高野早苗 嬢】


●梅大使さん
 こっちの梅むすめちゃんは笑顔がステキ。。でも、ちゅっと寂しそうな顔が似合いそうなので、お願いして寂しそうな表情を作ってもらいます。

 うーん、なかなか良い顔をしますねー(^^)。視線を落とした寂しさが、梅むすめちゃんを引き立てます。
水戸の梅大使_撮影会_酒井育美 姫
【梅大使 酒井育美 姫】
 笑顔もステキだけど、悲しい表情も上手です。


 あ、梅祭りだったので、梅の花も撮影しときます。。(目標3)


【白梅「月影」】

【白梅「滄溟(そうめい)の月」】


■常盤神社の風景
 東湖神社
 徳川斉昭の右腕と呼ばれた、藤田東湖を祀った神社です。祭神が藤田東湖ですから、水戸ならではの神社なのでしょう(^^)。

 陶器製造所跡(七面製陶所)
 天保九年(1838)から明治四年(1871)の間、徳川斉昭の指示により、陶器用の良土を探させたり、藩士伊藤友寿を京都に派遣させて技術を学ばせたりして、陶磁器国産化・自給化を計りました。

【東湖神社】
 徳川水戸家九代藩主、徳川斉昭の右腕となって活躍した、藤田東湖先生を祀った神社。


【常盤神社 拝殿】
 水戸家二代藩主徳川光圀と、九代藩主徳川斉昭を祀る神社。

【陶器製造所跡(七面製陶所)】
 ここで遺構が発掘された記事が、以前に茨城新聞に出ていましたねー。


■常磐線 偕楽園駅(臨時駅)
 偕楽園臨時駅から水戸駅に戻ります。(目標5)

 本日二度目の弘道館。時刻は15時50分前。弘道館の正門は、昨日(3月11日)、今日(3月12日)と2日間だけ開放されました。16時15分に正門が閉められると、来年まで開放されないそうです。開くところを見る人は多いと思いますが、閉まるところを見る人がどれだけいることでしょう!(>O<)。
 ということで、正門が閉められるという、16時15分まで正門付近で待ちます。

【偕楽園臨時駅】
 偕楽園の梅祭りの時期限定の駅。常磐線の赤塚-水戸間の下りホームだけ存在します。


■再び閉ざされる、弘道館 正門
 16時15分過ぎ。ちょっと遅れるようにして、係りの方正門に来ました。お伺いすると、正門は今日閉められてしまうと、半年点検などで開放されることはまずなく、来年の今日まで開放されないそうです。そうと聞けば、最後に正門を一跨ぎ。これで、来年まで「弘道館正門を通過した」のは、KOUJINN(旅人)が“最後の 人”になるわけです(^m^)ウシシ。

 正門は2分ほどで閉められます。開放の時はイベントみたいにして行なったそうですが、閉めるのは淡々としています。。もうちょっとイベントっぽくすると面白いのになーって思いました(^^;)。


【弘道館 正門 閉門】
 再び弘道館に戻ってきました。2日間開放された正門も、これにて閉ざされます。来年のこの時期まで、弘道館正門の開放はお預けになります。


■帰る時間です・・・
 時刻は16時30分。そろそろ帰りましょうか。。
 川又書店で茨城関係の本を2冊購入。駅ビル1階の天狗納豆で、250円の納豆をお土産として2つ購入します。

 2階改札隣にある観光案内所で、水戸の梅まつり以降の観光スポットをお伺いします。
 すると、次はてっきり“桜”だとばかり思っていましたが、の間の時期に、“杏(あんず)”があるそうです。それも、日立の「あんず通り」だそうです(@@)。はきいたことがありましたが、とは初耳。これは有意義な情報をいただきました(^^)♪。

 suicaを改札に通し、駅構内のNEWDAYSにて茨城新聞飲み物を購入。
 上り常磐線白電です(^^)。ボックス席を確保し、発車時刻を待ちます。それにしても、今回の旅は“娘”ばっかりだったなーと、反省をしつつも、なかなか良い写真を収めることができたことに満足します。例年はただ、娘たちを撮影するだけだったのに、今年はいろいろとポーズを要求できたことで、とても良い写真が撮影 できました。
 楽しい梅まつり撮影会に感謝しつつ、常磐線水戸駅を出発します。。。


(この項おしまい)
もどる:第33回 筑波山梅まつり

 
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関連リンク
水戸の梅まつり2005(偕楽園)(20050306)…第109回。2005年の水戸の梅祭りを取材しています。
水戸の梅まつり2004(偕楽園)(20040307)…第108回水戸の梅まつり。
水戸の梅まつり2003(偕楽園)(20030222)…第107回水戸の梅まつり。
水戸の梅まつり2002(偕楽園)(20020310)…第106回水戸の梅まつり。

吉田神社と弘道館 正門開放(20050306)…昨年(2006)の弘道館正門 開放を取材しています。


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