ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 平成17年度 石岡のおまつり(3日目:還幸祭) ■
石岡市県南) : 2005年9月19日(月)取材

 石岡のおまつり(常陸国総社宮大祭)も本日で最終日の3日目。
 石岡駅市街地では、初日とは比べ物にならないくらいの躍動感ある獅子に、一気にスパークします。
 青屋神社、総社宮と訪問。総社宮では還幸祭が神妙に執り行われます。


■幌獅子の乱引き〔石岡駅前〕
 水戸の快楽園での萩まつりを堪能した後、「石岡のおまつり」の最終日に訪問することにします。

 常磐線上り電車で石岡駅に到着したのは、15時前。駅前に出ると、駅前ロータリーでは獅子たちが賑やかにしています(^^)。

 貝地町、正上内町、北の谷町、兵崎町、國分町、宮下町、金丸町、泉町と獅子が続きます。
 2日目よりもさらに地面すれすれの低い動きに、KOUJINN(旅人)のメートルは一気にスパークします(>O<)。

【賑やかな駅前ロータリー】
 幌獅子のパレードが行なわれており、たくさんのお客さんが沿道で見学しています。


【貝地町】

【正上内町】


【北ノ谷町】
 どの町の幌獅子も、初日に比べ躍動感があります(*^^*)。獅子頭を担いで歩くだけの町は、どこにも無いのです!!(>O<)。


【兵崎町】

【國分町】


【宮下町】

【金丸町】


【泉町】
 低い、低すぎます!!(≧≦)。こんなに地面すれすれの獅子の踊りがあって良いのでしょうか!!!!(>▽<)9。


【幸町の金獅子】
 舞台では、金色の獅子が踊っています。

【青木町のおかめ】
 おかめさんも、目線をくれましたのでパチリ。


■供奉行列(くぶぎょうれつ)〔八間通り→常陸国総社宮〕
 15時10分過ぎ、駅前大通り(八間通り)を還幸祭のための行列、「供奉行列(ぐぶぎょうれつ)」がやってきます。

 3日間続いた「石岡のおまつり(常陸国総社宮大祭)」も行事としては最終段階。一向は総社宮へ進行していくのです。

【供奉行列(ぐぶぎょうれつ)】
 御仮屋へ移されていた御神体を、本殿へ戻すための行列。


【神輿もやって来る】
 年番町 中町の御仮屋から神輿。お祭りのために用意された御仮屋から本殿に戻るのです。

【若宮八幡宮】
 街中を歩いていると、若松町の八幡宮を発見します。地元の子どもたちの駐輪場状態。。


【常陸国青屋神社(ひたちのくに あおやじんじゃ)】
 その昔、常陸国 国司に就任すると、鹿島神宮に参拝に行く慣わしがありました。舟で霞ヶ浦(西浦)、北浦と経て鹿島神宮に行きましたが、悪天候時は高浜に仮殿を設け、参拝しました。ススキ、マゴモ、ヨシなどで仮殿「青屋(あおや)」を作ったことから、青屋神社が起こったと伝えられています。
 祭神は天照大神、??草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)。

 各町の幌獅子(獅子屋台)たちが、常陸国総社宮に向かって行きます。


【賑やかになってくる】
 しばらく青屋神社で撮影をしていると、通りの向こうが賑やかになってきました。

【宮下町の幌獅子】
 宮下町の幌獅子がやってきたのです。このまま総社宮に向かいます。


■常陸国総社宮
 常陸国総社宮に入っていき、整列する幌獅子たち。。


【常陸国総社宮 境内に入っていく幌獅子】
 幌獅子たちは、常陸国総社宮に到着。総社宮は石岡駅よりかなり奥に行った場所にあったんですねー(@@)。細い参道を器用に入っていく幌獅子。


【参道を歩く】
 幌獅子が進行していった、参道を歩きます。

【広い境内に出る】
 境内には先着している幌獅子が整列。


【総社宮 境内で整列する幌獅子】
 先に到着している幌獅子と、たった今到着した幌獅子。横一列に整列し、還幸祭の受け入れ準備を整えます。


■祭神が白い布に囲まれ神殿に移される
 神輿はすでに境内脇の建物内のの上に置かれています。祭神が白い布に囲まれ、神殿に移されます。

 祭神が無事に神殿に移されると、広場では役員たちによる一本締め。

 ささらが女の子を泣かしています(^^;)。

【御祭神が白布に囲われて移動する】
 一般の人の目に触れぬように布で囲われて、神輿から拝殿に祭神を移動させます。


【役員の前を通過する】
 白い布に囲われた神が、役員たちの前を通過し、拝殿に移動して行きます。

【役員たちによる一本締め】
 還幸祭のうち、祭神を拝殿に無事に移すことが出来たことで、役員の役割も終了です。



【富田町のささら 女の子を泣かす】
 「ささら」3体が境内を移動。肩車されている女の子に、カカカカカ・・・と近寄りますと、女の子が泣き出しちゃいました・・・(^^;)。子どもにとってささらは、怖い存在ですよね(^-^;)。


■還幸祭、年番引継
 幌獅子常陸国総社宮を後にします。段々とお客さんの少なくなっていく境内。。
 拝殿では、還幸祭の儀式が執り行われています。


【幌獅子が去っていく】
 祭神を無事に移すことが出来たため、1基、また1基と総社宮を後にして行きます。

【総社宮 拝殿】
 こちらの施設にて、還幸祭の儀式が執り行われています。戸が開いているので覗いてみましょう。。


【還幸祭の儀式が執り行なわれる】
 総社宮の拝殿内にて。役員たちがパイプイスに座り、目前にて宮司さんたちによる還幸祭の儀式が淡々と執り行われます。年番引継ぎも行なわれます。


■みろく人形〔木之地町 会所〕
 再び街中を歩きます。
 木ノ内町の会所。会所に掲げられている、「年番町順」のプレートを見ると、来年の年番町は若松町であることが分かります。


 一通り儀式が終わった後の幌獅子山車たちは、かなり自由奔放な曳き回しを行なっています。

【幌獅子に追いつく】
 総社宮での還幸祭を後にし、幌獅子を追いかけると、前方に幌獅子を発見します。


【木之地町 会所】
 木之地町の会所を発見。向かって左手に、「みろく」の文字が見て取れます。

【「年番町順」のプレート】
 順番どおりに行きますと、今年が中町でしたので、来年は若松町が年番町です。


【木之地町 みろく】
 木之地町に伝わる、「弥勒(みろく)=菩薩(ぼさつ)」のこと。菩薩とは仏様であり、仏様を体現化させたものがこの人形なのでしょう。


■山車、幌獅子の乱曳きと、終わる石岡のおまつり
 時間はもう少しで18時になろうとしているところ。。還幸祭も無事に終わったので、石岡駅周辺市街地では、山車や幌獅子の乱曳きが行なわれています。
 石岡駅方向に向かう途中、何基もの山車、幌獅子とすれ違います。明らかに初日とは異なる、動きの良い獅子たち。石岡のおまつりは、段々ヒートアップしていくんだな〜と感じます。

 3日間続いた「平成17年 石岡のおまつり」も本日でおしまいです。もう少しお祭りは続きますが、KOUJINN(旅人)は帰宅の徒に付くのでした。。

【金丸町 山車を開店させる】
 「せーの!」で、軸棒を使い、山車の進行方向を回転させます。


【金丸町】
 金丸町の会所前を曳かれて行きます。

【南台】
 石岡駅前から旧・西友前の坂道を上ります。


【石岡駅】
 駅前周辺はお祭りのため、歩行者天国。人が歩けば街は活性する。人を優先した導線作り。

【石岡駅前】
 もっと、人が滞留できるようなスペース作りが、駅前の活性化に繋がるのではないでしょうか。


【踊る女の子たち】
 ロッテリア前で、お囃子に合わせ輪を作って踊る女の子たち。

【さあ、帰ります】
 3日間、石岡のおまつりにお世話になりました。すばらしい山車、すばらしい獅子をありがとうです。


もどる:平成17年度 石岡のおまつり(2日目:大祭)) (この項おしまい)
 
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更新日 2006/05/21
2006年05月21日 UP

関連リンク
平成17年度 石岡のおまつり(常陸国総社宮大祭)(2日目:大祭)(20050918)
平成17年度 石岡のおまつり(常陸国総社宮大祭)(初日:神幸祭)(20050917)
平成17年度 石岡のおまつり 1週間前の“たたき初め”(20050910)

石岡皐月祭(20050508)

石岡のおまつりforTV(20040822)


 
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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