ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 平成17年度 石岡のおまつり(初日:神幸祭) ■
石岡市県南) : 2005年9月17日(土)取材

 1年前から訪問したいと思っていた、石岡のおまつり(常陸国総社宮大祭)。
 「関東三大祭」と称される“石岡のおまつり”は、茨城県南地域におけるお祭りの中でも由緒あるお祭りで、常陸の国(現在の茨城県)のすべての神様が集います。それだけに山車や獅子の数も多く、迫力あるお祭りが楽しめると楽しみにしていました。
 昨年(2004年)は原因不明の病気にかかってしまい、石岡のおまつりに訪問することができず断念。1年越しでのリベンジ参戦になるのです〜(>O<)。 


■常磐線 石岡駅の風景
 常磐線で北上し、石岡駅に到着したのは13時50分頃。電車から下車したお客様を含め、駅構内、駅前はかなりのお客様で混雑しています!(><)。混雑をかいくぐるようにして、駅右手の広場に避難します。

 いやー、これほどまで混雑するお祭りだとは予想だにしておりませんでした・・・。戸惑いながらも体勢を整え、カバンの中から一眼レフカメラを取り出します。

 広場に設置されていた石岡市街地の旧町名をあらわしたボードが、ロータリークラブ20周年記念で新調されています。

【石岡駅 改札】
 電車から降りたお客さんで、一時石岡駅の改札は混雑します。少ししてから撮影。


【石岡駅 駅舎】
 観光案内所と、イートイン式のパン屋が併設されている駅舎。西口側です。

【旧町名を表したボード】
 石岡駅(西口側)の水戸寄りの広場に設けられたボード。20周年記念で新調しました。


■石岡駅前大通り(八間道路)
 駅前大通り(八間道路)を含め、本日から3日間は、石岡のおまつり用に歩行者天国が布かれています。大通りは両側に出店がぎっしりと立ち並び、たいへん賑やかです。


【石岡駅前大通り(八間道路)】
 石岡駅前からまっすぐ伸びる大通り。普段は人はおろか、車の交通量もそれほど多くなく、経済の衰退が感じられます。しかし、お祭りの本日は出店も多く、お客さんも出歩き賑わっています(^^)。


■供奉行列〔年番町:中町〕
 大通りを歩いていくと、前方から今年の年番町である中町の一行がやってまいりました(^^)。

 子どもたちの行列の後に、中町の山車(新タイプ)が曳かれて来ます。

【年番町 中町】
 大通り(八間道路)を歩きつめると、前方から年番町である中町の一団がやって来ました。


【掲げられる提灯】
 「年番」や「中町」と書かれた提灯。

【ちびっ子も参戦】
 提灯と錫杖(しゃくじょう)を持ったちびっ子たち。


【年番町 中町の山車が来る】
 中町の一団が通り過ぎていくと、山車がやって来ました。


■中町大通りに並ぶ山車と人形
 中町の大通りに到着すると各町の山車が勢ぞろいしています。お囃子を奏でて舞台の上ではひょっとこおかめが踊りを披露しています。
 国分町幸町青木町守横町金丸町大小路町森木町(守木町)香丸町泉町若松町山車が続いています(@@)。

【中町大通り】
 駅前大通りのT字路を左に曲がると、中町大通りです。閉店したコーキ前の通りです。


【國分町(こくぶちょう)】
 去年(2004年)の年番町だった國分町。

【幸町(さいわいちょう)】
 2人のおかめが踊りを披露しています。


【青木町】
 人形は神武天皇。

【守横町】
 人形は静御前(しずかごぜん)。


【守横町による踊り】
 山車前に長椅子(お立ち台?)を設置し、女の子が扇子を持って掛け声と共に踊りを披露します(*^^*)。


【金丸町】
 人形は辨財天(弁財天)。

【辨財天】


【大小路町】
 人形は桃太郎。

【桃太郎】


【森木町】
 人形は菅原道真。

【香丸町】
 人形は聖徳太子。


【泉町】
 人形は鐘馗(しょうき)。

【鐘馗】


【若松町】
 人形は八幡太郎(はちまんたろう)。

【八幡太郎】


■中町の駐車場に設けられた御仮屋(おかりや)
 中町の駐車場広場には、中町の旧・山車が停まっています。

 中町による、臨時の御仮屋が設けられ、多くの方々が参拝されています。 こういう部分を見ても、“騒ぐだけのお祭り”とは違うんだな〜と、再認識させられます。(池や枯山水まである!)

【御仮屋が設けられている】
 中町の旧・コーキ前の駐車場では、鳥居や拝殿(常陸国総社宮)が設けられています。


【鳥居】

【中町の旧・山車】


【常陸国総社宮(中町駐車場)】
 これまでいくつものお祭りを観て来ましたが、神社の御仮屋をも作りこんだお祭りは初めてです(@@)。さすが国府のお祭りなだけあります。


【手水舎】
 こちらで手や口を清め、参拝をします。

【枯山水】
 枯山水まで作りこむなんて、本格的!。


■供奉行列
 14時45分頃、街中を歩いていると、前方より「供奉行列」の一団がやってきます(@@)。

 石岡にもささらがあるんですね〜と感心します。

 中町の獅子が続きますが、イメージしていたよりも獅子の腰の位置が高く、ちょっと失望・・・・。“祭太鼓”が続き、“猿田彦”“神輿”と続きます。

【「供奉行列」の一団】
 先頭の屋台には、人形が乗っています。


【富田町の人形ささら】
 富田町の屋台上には、3体の人形ささらが乗っています。


【露祓獅子:年番町 中町の獅子】
 つづいて年番町である中町の獅子がやってきます。獅子の腰の位置が高く、想定していた“腰の低い踊りをする獅子”と異なり、拍子抜け・・・。


【猿田彦】
 神様を先導する役割の天狗様こと、猿田彦。

【祭太鼓】
 太鼓を載せた屋台が続きます。


【神輿】
 神輿には常陸国総社宮の祭神が乗っています。祭の本質がここにあります。

【社銘旗(右)と比礼鉾(中央)】
 「常陸国総社宮」の旗を持った“社銘旗”と、比礼鉾。


 泉町の獅子。やっぱり腰が高い。。


【泉町の獅子屋台】
 泉町の獅子屋台がやってきます。獅子の動きに躍動感はありますが、いかんせん腰の位置が高く、KOUJINN(旅人)の期待を裏切ります・・・。


 「供奉行列」石岡駅駅前まで来て、ひと段落のようです。
 おしろいを塗ったお姉さんがきれい♪。

【おしろいを塗ったおねえさま】
 「供奉行列」は石岡駅前で終了。おしろいのお姉さまたちが休息しています♪。


■富田町のささらと各町の獅子屋台〜あごの上がった獅子にストレス
 コーキ跡前に、ささらが登場します。守木町方面の、細い道に入って行きます。

 泉町の獅子大和町の獅子金丸町の獅子とも遭遇しますが、いずれの獅子も躍動感が足りず、KOUJINN(旅人)は軽いストレスを感じ始めます(==)。
 宮下町の獅子国分町の獅子

【富田町の人形ささら】
 人間が獅子をかぶる“ささら”は拝見したことがありますが、人形のささらは始めて(@@)。


【ささらを乗せた屋台】
 守木町方面の細い道に入って行きます。

【泉町】
 最初に現れるは、泉町の獅子屋台。逆光。


【大和町】
 良い角度で獅子が角を曲がってきます。

【金丸町】
 あごが上がってしまいました(><)。


【宮下町】
 腰の位置が低い踊りが見たいのに・・・

【國分町】
 あごが上がった獅子ばかりで(´・ω・`)。


■各町の山車が、年番中町の御仮屋を参拝する
 若松町の山車「祝 年番 中町」の垂れ幕。
 各町の山車が、中町の駐車場に設置された御仮屋に参拝を始めます。
 泉町の山車お囃子(踊り)を披露したあと、くす玉が割れて「祝 年番 中町」の垂れ幕を出します。

【若松町】
 若松町の山車が、中町の御仮屋前にやってきます。


【若松町】
 山車には「祝 年番中町」の垂れ幕。年番町をお祝いする光景(垂れ幕)と言うのは、KOUJINN(旅人)は初めてで驚きです(@@)。


【泉町】
 続いては泉町。

【森木町】
 森木町は紙テープが蒔き広げられます。


【大小路町の二人】
 大小路町の山車の舞台に立つ二人。左の“半分お面”の方は踊りや表情がすばらしく、かなりの熟練者とお見受けいたします。右のハゲパンチパーマの親父さんは一見、ふざけているだけのように見えますが、こちらの方も熟練者のように感じられます。


【金丸町】

【守横町】


【守横町の山車の獅子】
 石岡のおまつりに参加される獅子は、このような小さな獅子でさえも演技の表情がすばらしく、目が話せません(><)。


【幸町】

【國分町】


【東光台町】

【東町】

 香丸町森木町(クラッカー)。
 大小路町「半分のお面」をかぶった踊り手と、パンチパーマのスポーツ新聞を持った男。「祝 年番 中町」のくす玉が割れます。
 金丸町
 守横町。石岡ばやし森横組。
 幸町。武甕槌命。岡(?)天はやし連。
 国分町。紙がばら撒かれます。仁徳天皇。
 東光台町。東光台はやし連。(224)


■踊り手の技術が高い大小路町
 大小路町の山車は石岡駅前を通過し、大通りへ入って行きます。

 大小路町の山車上で踊る、“笑い”
 半分のお面が非常に珍しいことと、このお面をつけて踊られている方の表情(踊りを含む)が非常にお面とマッチしており、神がかり的なものを感じます(@@)スバラシイ!!。

【大小路町の山車が戻る】
 舞台上の演技がすばらしかった大小路町の山車を追い求めてきました(^^)。


【大小路町の“笑い”】
 うーん、観れば観るほど演技の表情が繊細で崇高です(@@)。かなりの熟練者のように感じられ、他の町の踊り手とはレベルが異なります。


■乱曳きの風景〜だんだんと動きの良くなる獅子たち
 夜になり、各町の山車獅子は乱曳きをはじめます。


【香丸町】
 だんだんと薄暗くなって行きますが、山車の乱引きは始まったばかり。石岡市街地を各町の山車が巡幸をします。


【國分町】
 昨年の年番町、國分町の山車。

【小川道町】
 ここに来て、各町の獅子の動きが良くなってきました(*^^*)。


【若松東町】
 この獅子の腰の低さ、ひねり具合に満足♪。

【正上内町】
 日中は見なかった?町の獅子と出会います。


 石岡駅前では各町の山車や獅子による競演。


【賑わう 石岡のおまつり】
 JR常磐線 石岡駅前のロータリーいっぱいに集まった獅子や山車。それらを取り囲むようにして、たくさんのお客さんがいらっしゃいます。普段はあまりパワーを感じない石岡駅前ですが、今日はかなりのパワーを感じます!!(>▽<)。

 駅前に賑わいを残しつつも、時間は19時30分を回ってしまいました。
 明日もありますし、今日は帰ることにします。


つづく:平成17年度 石岡のおまつり(2日目:大祭)
 
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更新日 2006/04/29
2006年04月29日 UP

関連リンク
平成17年度 石岡のおまつり(常陸国総社宮大祭)(2日目:大祭)(20050918)
平成17年度 石岡のおまつり 1週間前の“たたき初め”(20050910)

石岡皐月祭(20050508)


 
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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