ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 日立電鉄線 廃線の最終列車 ■
常陸太田市、日立市(県北) : 2005年3月31日(木)取材

 2005年3月31日をもって日立電鉄線は廃線となります。
 前回の3月21日で私自身の日立電鉄線への訪問は最後だと思っていたのですが、何かの運が私に傾いたのか、廃線となる3月31日に三たたび日立電鉄線へ訪問することができました(TOT)。
 77年の歴史を持って、日立電鉄線は廃線となってしまいます・・・。
 我が人生の倍以上の歴史を持つ、日立電鉄線。
 廃線になるのは不本意ながら、この巡り合わせに、運命(さだめ)のようなものを感じます(−−)。

 11時過ぎ、最寄り駅へ。
 今日は日立電鉄線廃線となる、最後の営業日です。本当であれば、先日の訪問で日立電鉄線は最後だったはずなのですが、時間をとることができたため緊急訪問なのです。勝田駅で一泊しますので、最後の最後(終電)まで日立電鉄線を追い求めることができます。


■電車の中でうどんを食べる
 常磐線で北上していくと、乗っていた車両は土浦駅終点のようです。土浦駅で降り立つと時刻は12時15分を回ったところ。お昼時ですにゃ〜。

 次の電車まで少し時間があるようですし、ホーム駅そば天ぷらうどん(350円)を注文します。と思ったところで勝田駅行きの車両が入線してきます。駅そば屋さんカウンターでいただこうとした天ぷらうどんですが、気を利かせて「持込用容器」(+20円)に変更します。

【土浦駅のガスタンク】
 下り常磐線の土浦駅手前では、右手にガスタンクが現れます。レンコンのイラスト。


【イスの交換工事中】
 土浦駅ホームにあったイスが、新しくするためか工事しています。

【天ぷらうどんを購入】
 持込用容器(20円)に入れてもらい、電車の中に持ち込みいただきます(^-^)。

 で、常磐線の車内に持ち込んで、ボックス席を確保。電車の中でうどんをいただきます♪。以前から、「電車の中でうどん(そば)を食べる」ってやってみたかったんですよね〜(^m^)。
 幼い頃、田舎(茨城)に行くとき、上野発の常磐線に乗ったときに駅弁を買ってもらって電車の中で食べた、っていう記憶はあるのですが、うどんを持ち込んで食べたのは人生初です〜(*^^*)オイシカッター。


■常磐線の景色が変わる
 そうこうしているうちに常磐線は出発し、勝田駅を目指します。ボックス席から景色を眺めます。今年に入って常磐線に沿う斜面に工事が入っています。今まで草木が生い茂っていた斜面がきれいに清掃され、コンクリで固める工事を行なっているのです。崩落防止のための工事なので、危険を考えれば仕方の無いところですが、流れ行く藪の景色を眺めるのも常磐線の魅力であっただけに、ちょっと残念です・・・。


【斜面工事中】
 がけ崩れ防止のためか、工事中です。

【まだ工事されていません】
 工事されていませんが、草刈済みです。

 水戸駅に到着。このままこの車両に乗っていっても目的地である大甕駅には着かないので、ホーム反対側で待機しているいわき駅行きの車両に乗り換えます。電車はおよそ20分で大甕駅に到着します。


【「匠の道」ラッピング】
 水戸線で2005年4月1日から6月30日まで行なわれているキャンペーン案内。

【いわき駅行きに乗り換え】
 大甕駅を通過する、いわき駅行きの車両に乗り換えます。水戸駅にて。


■大甕駅に到着
 JR側の大甕駅ホームから日立電鉄線のホームを眺めますが、それほどホームは混みあっていません。本日で廃線とは言え、平日ではあまりお客さんが集まらないのかもしれないですね〜。

 「↑日立電鉄線」と書かれた案内板に従い、階段を上って高架橋を渡ります。日立電鉄線側の高架橋も今日で見納め。しっかりと目に焼き付けます。

 階段を下り、日立電鉄線大甕駅改札が目の前に現れます。

【JRホームから日立電鉄ホームを眺める】
 日立電鉄線のホームが、明日のこの時間には廃線になってしまうのです。


【「日立電鉄↑」のパネル】
 明日以降は、「出口」にしか使われない高架橋への階段。JR大甕側ホーム。

【高架橋を上る】
 右に行くと出口。左に行くと、日立電鉄線 大甕駅ホームに行くことができます。


【日立電鉄線 大甕駅ホームへの高架橋通路】
 この突き当りを左に下りていくと、日立電鉄線 大甕駅ホームになります。この光景が目に焼きついている、日立電鉄線ユーザーも多いはず・・・。

 きっぷ売りの窓口で「一日フリーきっぷをください」と言ったところ、「フリーきっぷは先日の土日で終了しています」と言われてしまいました。


【大甕駅 改札】
 右手の建物がきっぷ売り場兼駅員詰め所。平日なのでフリーきっぷは売っていません。

【「危険品ご注意」の看板】
 昔のJR(国鉄)の駅舎内には、こうした看板がありましたが、今では貴重なものです。

 そうでした。一日フリーきっぷ土日祝祭日しか取り扱っていないのでした。ついついうっかり君でした(´>ω<`)←ウッカリクン。とりあえず鮎川駅に行こうと思うので、片道きっぷ(330円)を購入し、ホームに入ります。


【自動販売機】
 日立電鉄線 大甕駅ホームには売店が無いので、こうして自動販売機があります。

【掃除用具】
 ホームに置いてある掃除用具。廃線となる今、掃除をすることがあるのでしょうか・・・。


【取材中の茨城新聞社】
 茨城新聞の取材陣。TVカメラを抱えて取材しています。負けてられません〜(><)。

【テレビ朝日の三脚】
 テレビ朝日のマークがついた三脚があります。早くも場所取りなのかしら?(´・ω・`)。


【乗客が降りてくる】
 大甕駅方面から常北太田駅行き方面の電車が入ってきました。たくさんのお客さんがホームに降り立ち、さながら都心の駅のようです。

 ホームでしばらく写真撮影。次の鮎川駅行きの電車は14時41分です。
 ホームには茨城新聞社の取材陣や、テレビ朝日の取材の方がいらっしゃっていて、取材をされています。負けてられません!(´>ω<`)9゛。こちらも負けじとシャッターを切ります。


【ホームの時計】
 くぼたクリニックの広告が入った時計です。

【ゴミ箱】
 木製の古めかしいゴミ箱です。


■鮎川駅でお好み焼き
 まもなく鮎川行きの電車が入線というところ。いつの間にかホームには、ぎっしりとカメラを構えたお客さんで賑わっています。車両が入線。電車に乗り込みます。

 向かうは終点の鮎川駅。13分ほど電車に乗っていると、終点の鮎川駅に到着です。 鮎川駅でもまた、カメラを持った日立電鉄ファンで混みあっています。
 鮎川駅改札を抜け、先日は夜の撮影になってしまった鮎川駅駅舎を写真に収めます。そのまま、踏み切り側に回り、踏み切り越し鮎川駅ホームを撮影します。

【鮎川駅行き】
 ホームに電車が入ってきました。わらわらとカメラを抱えた方が集まってきます。


【混雑する鮎川駅ホーム】
 たくさんのお客様。普段からこれだけ利用があれば、廃線にならずに済んだのに・・・。

【お好み焼き、焼きそばの出店】
 鮎川駅の裏手には、お好み焼き、焼きそばを売る出店が設置されています(^^)。


【日立電鉄線 鮎川駅】
 日立電鉄線の終着駅のひとつ、鮎川駅。常磐線の駅に接続しておらず、孤立した駅になっています・・・(´・ω・`)。

 鮎川駅で売られている「お好み焼き」(480円)を購入。踏み切り横の土手に座り、お好み焼きをいただきます。もちっとした食感ですが、なかなかおいしい(^-^)モグモグ。


【踏み切り横からホームを撮影】
 鮎川駅周辺では、日立電鉄ファンがあらゆる角度から写真撮影を行なっています。

【お好み焼きをいただく】
 土手に座り、出店で購入したお好み焼きをいただきます。向こうに見えるは鮎川駅。

 お好み焼きを堪能した後、鮎川駅周辺を少しばかり歩いてみます。近辺には日立系列のお店がいくつかあります。

 しばらく道路を歩いていると、日立電鉄線の今は使われていない踏切を見つけます。この踏み切り鮎川駅ホームからも確認できていたのですが、こうして実際に訪れるのは初めてです。今でこそ封鎖されていますが、もしかしたら日立電鉄線鮎川駅で終点ではなく、さらに延伸する計画があったのかもしれませんね〜。


【鮎川駅前周辺】
 駅前を走る国道245号線。目立った商業施設も無く、駅の存在意義が問われます・・・。

【踏み切り】
 日立電鉄線の踏み切りJR日立駅寄り。柵でさえぎられていて使用不可になっています。


【鮎川駅の先にある踏み切り】
 鮎川駅からJR日立駅方面に続く先に踏切があります。柵で区切られていて、日立電鉄線が利用する可能性はまったく無かったようです。

 鮎川駅に戻り、電車に乗ります。
 次に向かうのは、先ほどの大甕駅のひとつ先の久慈浜駅です。久慈浜海岸に近いことで、夏場は海水浴客などに利用された駅のようです。なぜ久慈浜駅への訪問かと言いますと、前回の日立電鉄線全駅訪問の際に、なぜか久慈浜駅だけ抜かしてしまい、訪問するのを忘れてしまったからなのです(^^;)。


【電車に乗り鮎川駅を出る】
 鮎川駅の方々から手を振って見送っていただきます。写真は鮎川駅の裏口。

【熱心なテレビ朝日の記者】
 先ほど大甕駅にあった三脚は、こちらの記者さんの所有物だったようです。


■下車し忘れていた久慈浜駅
 20数分ほどで、久慈浜駅に到着します。
 線路の片隅にはぼろぼろになった貨物車両が放置されていて、風情があります。改札できっぷを預け、駅舎を抜けます。久慈浜駅大甕駅-常北太田駅間ではめずらしい、駅舎のある駅なんですね〜。


【久慈浜駅ホーム】
 左手に見えるは、久慈浜駅駅舎です。大甕-常北太田間で唯一駅舎のある駅です。

【駅看板 久慈浜】
 久慈浜駅下車で日立電鉄線すべての駅に降り立ちました。日立港まで徒歩8分。


【久慈浜駅 駅舎裏側】
 最終日とあってか、女性の駅員さんがいることを確認しています。


【整備場】
 整備場と思われる施設が隣接されてます。

【多目的車】
 放置自転車などを運ぶために利用。


【散水車】
 真夏にレール冷却用に活躍しました。

【台車】
 車の台座だけがあります・・・。

 駅前は広く敷地を取っていますが、お店はほとんどない殺風景な風景です。それでも駅前に観光案内板である「くじはまマップ」がありますので、確認します。すると、ここ久慈浜茨城百景に制定されているようで、マップの中に「茨城百景碑」の文字が燦然と輝いているではないですか!!(@@)。迷うことなく、茨城百景碑を散策することにします。


【久慈浜駅 駅舎にある看板】
 丸ゴシックフォントで書かれた文字。かすれてしまっていて、廃線なイメージです。

【久慈浜駅 駅舎】
 平屋の建物である久慈浜駅前には、広い駐車場が広がります。


【くじはまマップ】
 駅前にある「くじはまマップ」。周辺の観光名所、史跡などが掲載されています。図の中に「茨城百景 (久慈浜海岸)」の文字を見つけ、興奮(@・・@)。


■茨城百景 久慈浜海岸
 久慈浜駅周辺は整然とした区画整理がされておらず、道が斜めになっていたりして迷いながら歩くことになります。しばらく歩いてみるも、茨城百景碑は見つかりません。

 どこかなーってあたりをきょろきょろ、小高い丘の上に目をやると、茨城百景碑らしきが立っているではありませんか!?。
 先ほどの「くじはまマップ」でしめされた位置にほぼ該当しますし、行ってみることにします。

【小高い丘に碑が見える】
 街中をぐるぐる歩き回り、ふと見上げると丘の上に茨城百景碑らしきものが(!!)。

 敷地となる階段の入口には久慈小学校の文字が。もしかしたら、を確認するのには、ちょっとめんどうくさい展開になるかもしれない、というネガティブな発想が頭をよぎりますが、ここまで来たら後戻りはできません。


【小高い丘に通じる道】
 バス停 本町十文字がある場所。

【久慈小学校】
 敷地は久慈小学校。行くしかありません。

 階段を上っていくことにします。階段を上り詰めると、久慈小学校の正門。怪しく思われないように、整然と敷地の中に入らせていただいて、を確認すると、それは紛れも無く、茨城百景碑でした。


【茨城百景 久慈浜海岸】
 小高いこの丘にはかつて宝隠寺と呼ばれるお寺があったそうですが廃寺になり、薬師堂が建立。文久3年(1863年)に久慈村で大火が起きた時に薬師堂の如来像は丘の下に運び出されました。現在は久慈小学校の敷地になっています。

 茨城百景 久慈浜海岸――。
 ここから眺める景色は現在では日立港が広がり、巨大な港といった感じを受けます。日立港が完成したのは昭和34年で、茨城百景が制定されたのは昭和25年。茨城百景のおよそ10年後に、大きな変化が訪れたなのです。それでも日立市久慈浜周辺の街並みが眺められる風景は、それとなく感激してしまいます。


【久慈浜海岸】
 干拓によって茨城百景が制定された昭和25年時の面影は失われているようですが、なかなかよい眺めです(^^)。日立港です。

 階段を下りると、目の前には茨城県指定の文化財彫刻である、「薬師如来坐像」が祀られている薬師堂があります。


【薬師堂】
 茨城県指定 文化財彫刻「薬師如来坐像」が置かれています。薬師堂は明治42年建立。

【薬師堂改築記念碑】
 昭和51年に薬師堂の改修が行なわれたことを記念し、建てられた碑です。


■茨城百景 真弓山と寒水石
 久慈浜駅に戻り、次は川中子駅で降ります。

 ここにも茨城百景碑があると調べてあります。学校近くにがあると確認してありまして、電車の中から学校が見えたので、あそこかな〜って感じでてくてくと歩いていくと、小高い丘状になった土地が現れました。

 そのT字路にずどん!と茨城百景碑『真弓山と寒水石』がありました〜(^O^)。

【沿線で撮影する方々】
 本日が最終日と言うこともあり、沿線はカメラを持った日立電鉄ファンで賑わいます。


【駅看板 川中子】
 川中子温泉が近いようですが、今回は茨城百景碑が目的です(@@)ギャフン。

【ホームから歩く】
 ホームを降り、右手に続く道を歩きます。道幅は2車線。ほどほどに車が行き交います。


【茨城百景 真弓山と寒水石】
 川中子駅から一本道。世矢小学校の敷地のT字路に設置されています。使用部材が白い石で、これが寒水石なのかにゃーって思います(^^)。

 今までの茨城百景碑とは違い、白い石でできているのが特徴的。最初は誰かのいたずらで白いペンキがかけられたのかな〜と思ったくらいです。
 ちなみに隣接する学校は世矢小学校です。


【世矢小学校敷地内】
 小高い丘を登ると世矢小学校敷地内に、茨城百景碑とは異なる石がいくつかあります。

【周辺】
 住宅と空き野原がある土地です。茨城百景碑が抜き出た印象があります。


■常北太田駅でたこ焼き
 川中子駅に戻り、常北太田駅行きの電車を待ちます。


【川中子駅に入線してくる日立電鉄線】
 明日のこの時間、日立電鉄線は廃線となっており、再び電車が訪れません。。すこしずつ、最終列車へのカウントダウンが始まっています(TT)。

 17時51分、川中子駅に入線してきた電車に乗り、常北太田駅へ。常北太田駅には18時を少し過ぎたところで到着しました。


【常北太田駅に到着】
 常北太田駅では、たくさんの日立電鉄ファンが駅ホームを占領しています・・・。

【外から撮影】
 常北太田駅の外から、日立電鉄線の出発する姿を撮影します。一瞬一瞬が最後です。

 最終電車までかなりの時間があります。今日は日立電鉄最終電車に乗るつもりでやってきました。時刻表を調べると、日立電鉄の本当の最終電車鮎川駅を22時23分に発車する電車になります。

 今は鮎川駅とは対極の常北太田駅にいるので、21時05分の鮎川駅行きの電車に乗ればいいことになります。それまでJR常陸太田駅に行ったり、周辺を散策したり、出店のたこ焼きを食したりして時間をすごします。


【廃線と言う名の夜に包まれていく常北太田駅】
 少しずつ、少しずつ、廃線と言う名の夜に包まれていく日立電鉄線 常北太田駅。駅前の敷地には一般車両が無断で駐車しないよう、警備員が管理しています。常北太田駅に“夜”は、今夜だけしか訪れません・・・(TT)。


【車社会】
 JR常陸太田駅と日立電鉄線 常北太田駅前の通りは、交通量が激しいです・・・。

【常北太田駅の踏み切り】
 こちらもまた車の往来が激しく、電車が交通の妨げになっているのが実情です・・・。


【混雑する駅舎内】
 普段からこれくらい混雑していれば廃線にならずに・・・と言う話は止めましょう・・・。

【券売機と窓口】
 きっぷを購入するのにも、少しばかり待たなければならない状況です・・


【常北太田駅 駅員室のカレンダー】
 隙間から駅員室のカレンダーが見えます。2005年の3月以降のカレンダーも貼られており、まるで本日で廃線になるような感じがしません。。


■「おつかれさま ありがとう」
 21時05分、日立電鉄線鮎川駅に向けて出発しました。辺りはすっかり真っ暗で、景色を眺めることはできません。

 21時20分過ぎ、電車大甕駅に入線します。しばらく停車するようです。ホームには「おつかれさま ありがとう」の紙を持った日立電鉄ファンの方がいらっしゃいます。そして22時05分、静かに電車鮎川駅に向けて出発します。

【鮎川駅行きの電車】
 21時05分、常北太田駅から出発する、「最終列車に乗るための」鮎川駅行きの電車。


【鮎川駅行きの電車の中】
 電車の中は、程よく混んでいます。

【大甕駅に到着】
 大甕駅も多くのファンで賑わっています。


【「おつかれさま ありがとう」の紙を持つ日立電鉄ファン】
 こうして、最後の最後まで愛してもらえた日立電鉄線は幸せです(TT)。


■鮎川駅発 最終列車
 すぐに電車は終点の鮎川駅に入線します。
 ホーム駅舎の中には、たくさんの日立電鉄を見送る人たちであふれかえっています(TT)。


【鮎川駅ホーム】
 電車に乗る人と、降りる人であふれんばかりに賑わっています(´>ω<`)キャー。

【鮎川駅改札】
 改札も人がすれ違いができないほど混雑しまくっています〜(><)。

 電車は数分で折り返し、最終電車大甕駅行きになります。
 電車はまもなく、終点大甕駅電車内に放送が流れます。

 「ご乗車ありがとうございました。次は大甕、大甕です。常磐線ご利用の方はお乗換えです。上り水戸、上野方面の方は1番線。下り日立、いわき方面の方は2番線にお回りください。77年間、本当にありがとうございました」

 最後のほうは涙声鼻声だったように聞こえました。でも特に電車の中では盛り上がることなく、淡々と終わりのときを迎えようとしています・・・。
 22時38分、電車大甕駅に到着しました。


【日立電鉄線の最後の運転手さん】
 鮎川駅から終点大甕駅に到着。最後の運転手さんが囲まれています。花束を持っています。写真撮影をした後、駅員室に入っていってしまいました。

 ホームでは駅アナウンス「日立電鉄は本日を持って営業を終了します」と流れています。
 少しの間、車両ホームに停められて撮影タイムとなります。


【賑わう大甕駅ホーム】
 すでに最終列車の運行が終わり、電車は州発着しないホームなのに賑わいます。

【記念撮影】
 記念撮影のため、電車には灯が点され、撮影会が始まります(^^)。


■大甕駅を離れる
 23時06分に水戸駅行きの上り常磐線が来てしまいます。常磐線上り最終電車です。

 まだ日立電鉄線のホームにはばらばらとお客さんがいますが、この常磐線に乗らないとまずいので常磐線ホームに移動します。

 常磐線に乗り込み、勝田駅に向かいます。

【改札を抜ける】
 間もなく常磐線の最終列車の時間。まだまだ活気のある大甕駅ですが、離れます(TT)。


■おまけ:HOTELサンシティ勝田
 今日は勝田駅にある、HOTELサンシティ勝田カプセルホテルに宿泊します。勝田駅で下車し、コンビニで弁当を購入してチェックイン。ロビーで食事をして就寝です。


【広く取られたロビー】
 シングルルームの他、カプセルホテルもあります。ロビーが広いのは助かります。

【大浴場】
 大浴場の利用時間は限られています。門限もありますので注意が必要。


つづく:かみね公園と常磐線新型車両
 
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取材・掲載 お問い合わせ
更新日 2005/07/04
2005年07月04日 UP

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かみね公園と常磐線新型車両(20050401)

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日立電鉄線 未乗車区間を埋め合わせる (20050306)
日立電鉄 〜大甕(大甕)−常北太田(常北太田) (20040307)
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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