ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 岩井将門まつり2004 ■
2004年11月14日(日)取材


 インターネットサーフィンをしていたら、たまたま見つけた茨城県岩井市『岩井将門まつり』将門とは平家平将門(たいらのまさかど)のこと。平将門が現在の岩井市の土地で最期を迎えたことを記して起こされたのが、この「岩井将門まつり」なのです。
 岩井市水海道市のほぼ左手(西側)にある市です。
 水海道に行くには、常磐線取手駅まで北上し、取手駅から関東鉄道で北上すること30分の水海道駅が最寄り駅となります。
 そこから岩井市方面に行く路線バスが出ており、30分ほどで岩井市市街に行くことができます。

 幸いなことに、今年になって関東鉄道を利用する機会が多く、私にとって関東鉄道はかなり身近な路線になりつつあります(^m^)。

■ここ最近の関東鉄道を利用した話■
  ・水海道市 祇園祭2004
  ・茨城王 講演会 〜いばらぎじゃなくていばらき しもづまじゃなくてしもつま〜



【水海道市 祇園祭2004】

【茨城王 講演会】
 2004年7月17日に行なわれた祇園祭。  2004年10月17日に下妻市立図書館で行なわれた茨城王による講演会。


■まず水海道駅に行く
 自宅を出て電車を乗り継いで取手駅に着いたのは11時頃です。改札を一旦抜け、スターバックスホットコーヒートールサイズを注文します。ホットコーヒーを飲みつつ、関東鉄道の券売機で水海道駅行きまでのきっぷ(630円)を購入し、自動改札を抜けます。

 関東鉄道取手駅では中央階段エスカレーター設置工事のため閉鎖されています。よって、手前の階段を使い、ホームに降りることになります。気動車は11時17分出発。まだ3、4分ほど時間があるようなので、すこしだけあたりを撮影します。気動車も一応抑えておきます(^^)。

【関東鉄道 常総線】
 JRの改札を抜け、関東鉄道常総線に乗り換えます。隣にスタバがあります。



【水海道駅まで】

【中央階段工事中】
 きっぷは630円(大人)。自動改札に対応したきっぷです。  バリアフリー化(エスカレータ工事)のため、ご利用いただけません。

 ホームの売店茨城新聞を購入し、気動車に乗り込みます。乗車率は30%程度でしょうか。ゆったりと座席(ロングシート)に座ることができます。茨城新聞を読みつつ、先ほど購入したホットコーヒーを飲みます。
 あたりは住宅地を抜けると、広く視界が開けます。
 関東鉄道車両置き場を抜け、信号所を通過し小絹駅を出ると、次は水海道駅です。


【関東鉄道常総線】

【車両置き場】
 電化されておらず、ディーゼルの気動車です。この時間は2両編成。  新守谷駅を抜けると右手に関東鉄道の車両置き場が広がります。


【水海道駅に到着】

【水海道駅 駅舎】
 関東鉄道常総線は水海道駅が中間地点。水海道駅で降りるお客さんも多いです。  近代的な外装。駅舎内は歴史感を感じさせますので、外装だけ直したのでしょう。


■岩井方面に向かう方法を探す
 11時40分過ぎ、水海道駅に到着です。
 確認しなければならないのは、ここからどうやって岩井市方面に行くかです。水海道駅駅前は広いロータリーになっていますが、ぱっと見、バス停らしきものは見つけられません・・・。あるのは東京(上野)行き高速バス乗り場だけです・・・(´・ω・`)。駅改札真正面の方角に「駅前観光案内所」なるものがあるので、迷い無く、中に入って聞くことにしました。

 聞くところによると、観光案内所の隣にあるローソンの真ん前にバス停があり、そこから岩井市方面行きのバスが出ているようです。

【駅前観光案内所】
 水海道駅前にあります。水海道駅近辺の観光は、ここで情報を集められます。

 案内所を出て見てみると、すぐ近くにバス停があることが分かりました。
 次のバスは12時ちょうどです。現在は11時49分ですから、まだ若干時間があります。お昼を食べていなかったので、急いで水海道駅駅舎に戻り、駅そばをいただくことにしました。


【岩井方面行きのバス停】

【天ぷらうどん】
 観光案内所前にバス乗り場があり、岩井方面に行く乗り場を確認することができました。  水海道駅内に駅そばがあり、天ぷらうどんを昼食としていただきます。

 天ぷらうどんを注文。330円。
 しょっぱめの汁、コシの無いうどん、ざっくり切られたネギ。うーん、茨城らしいおいしさをかもし出す駅そばですにゃ〜(´TωT`)ウマスギ〜♪。ゆっくり味わいたいところですが、10分程度しか時間がありません。さっさと食べ、汁を飲み干し、バス停に軽い駆け足で向かいます。
 遠目にバス停バスが待っていることが確認できます。
 バスに飛び乗ると、私しかいません・・・(´・ω・`)。
 しばらく待っていましたが、私以外に乗ってくるお客様がおらず、そのまま出発することになりました・・・(^^;)。


【水海道八坂神社】

【う回運行のお知らせ】
 バスの中から撮影。水海道の八坂神社です。  岩井将門まつりのため、バス路線が変更されます。市役所入口で下りるのがよさそう。


 バス水海道八坂神社前を通過し、西のほうに向かいます。

 30分ほどバスに揺られます。景色はずっと一般的な生活観のある風景が続きます。バスの中に「う回運転のお知らせ」と書かれたチラシが貼ってあり、本日お伺いする「将門まつり」のう回の案内が記してあります。お祭りの通行止めのことが記してあり、そのチラシで下車するバス停が「市役所入口」であることが分かりました。

 市役所入口で下車します。

【市役所入口】
 岩井将門まつりの会場に一番近いであろう、バス停になります。


■「岩井将門まつり」の会場に向かう
 少し歩くと「歩行者専用道路」の看板があり、歩行者天国になっています。

 歩行者天国になっている道路を進むと左手に岩井市役所。さらに歩いていくと、岩井市幹線商店街があります。商店街の道幅いっぱいにお客さんが出歩いていて、お祭りのにぎやかさが楽しめます(^^)。

【歩行者専用道路】
 岩井将門まつりの会場にたどり着くための道筋を見つけることができました。



【まつり会場に向かう】

【岩井市役所】
 少しばかり寂れた町並みを歩いていきます。人通りが少なくて心配です・・・。  右手にステージが設置されており、何かしらのイベントが行なわれるようです。



【東横連の山車】

【商店街幹線道路】
 歴史を感じさせる、東横連の山車。  歩行者天国の商店街通りは、たくさんのお客さんで賑わっています。


 商店街を歩いていくと、前からお神輿がやってきます。ちょうどお神輿に置かれ、休憩に入るところ。


【お神輿 休憩】
 岩井のお神輿が馬に置かれ、休憩に入っています。

 射的を楽しむ子供達や、書初めにいそしむイベントがあったりします。純粋にお祭りを楽しんでいる光景は、なかなか茨城でもお目にかかることができません。岩井市って茨城県の中でも東京寄りの地域なのに、純粋な感じがします。これも、公共交通機関が弱く、都心へのアクセスが困難なことが、都会的にスレていないのかなーと感じます。


【射的】

【書初め】
 お祭りのイベントの代名詞でもありますが、最近では射的を見ることが減った気がします。  11月というタイミングでお習字を行なうのは、お祭りとしては珍しいかもしれません


■出陣式
 市役所の敷地では「出陣式」のイベントが行なわれています。
 舞台が設置されており、それぞれの衣装に扮した方々が勢ぞろい。本物のよろいではないのでしょうが、かなりしっかりした素材感を感じさせてくれます。


【出陣式】
 岩井市役所の敷地でよろい姿に扮した方々による出陣式が行なわれています。この後、「弓道模範演武」が行なわれ、「武者行列」につながります。


 再び、祭り会場メインストリートに戻ります。


■岩井の山車3基
 歩行者天国の終わりになる端まで行くと、3基の山車がスタンバイしています。山車はシンプルなつくり。構成されている部材は、歴史を感じさせる重厚感があります。しかし、どの山車ワッパは無く、金物で取り付けられたゴム車輪で、安っぽさが感じられてしまいます・・・。


【大谷口囃子連中】
 構成素材に歴史を感じさせる重厚さがあります。車輪がゴムタイヤ(TT)。


【神田山囃子連】
 ひさし部分が大きくせり出しています。こちらもゴムタイヤです・・・。


【九重連】
 こちらもひさしがせり出した山車です。



 山車を撮影し、歩行者天国を引き返します。


【振り返ると歩行者天国が続く】

【かえる君】
 山車が3基置かれた場所が歩行者天国の端になります。振り返ると歩行者天国が続きます。  歩行者天国を歩いているとカエル君を発見します。


■猿島八木武士
 交差点部分のスペースでは、猿島町寺久保保存会の方々が「猿島八木武士」を踊っています。傘を持って踊る姿を見るのは初めてです(^^)。


【猿島八木武士】
 猿島町の寺久保保存会が猿島八木武士を踊っています。


 山車がスタンバイしていた場所とは反対側に向かって歩きます。
 前から神輿がやってきます。先ほどまで休憩していた、あの神輿です。お神輿を担ぐバランスが、時折危なっかしいのですが、皆が楽しんでいる雰囲気は伝わってきます(^^)。


【向こうから何か来る】

【お神輿でした】
 歩行者天国メインストリートに戻ると、向こうから何かやってくるようです。  幟が先導して、お神輿がやってきます。


【お神輿がぐらぐら】
 皆が楽しんでいますが、お神輿を担ぐバランスがそろっておらず、時折傾いたりしています・・・(´・ω・`)ダイジョウブカニャー。


■稚児行列と大名行列
 武者行列が始まります。
 最初は稚児行列と呼ばれる、子供達の行列です。それぞれの子供さん達が衣装を着て、ぞろぞろと歩いてきます(^^)。続いて大人たちも行列に続いてやってきます。
 千姫様山車に乗って登場です。


【男の子】

【女の子】
 十数名の男の子達がぞろぞろ。  十数名の女の子がぞろぞろ。


【少年】

【よろいを着た武者】
 小学高学年生の感じです。  これだけの甲冑をそろえるだけでもスゴイ!。


【武者が歩いていく】
 




 大勢の団体が次から次へと歩いていきます(@@)。単純に人数を見てもすごいですし、その行列のための衣装を用意したという、裏方的な発想を見てもすごいイベントです!(@@)。


■山車が入ってきます

【大谷口囃子連中】
 子供達が山車を曳いてきました。

 続いて山車が登場。子供達が山車を曳いていきます。


【大谷口の笑い】

【神田山囃子連】
 ベテランの方が躍っていらっしゃるようで、踊りに貫禄があります。  こちらもたくさんの子供達が山車を曳いています。子供のお祭りの参加率が高いです。


【神田山のおかめ】

【ゴム車輪】
 なよっとしたおかめが踊っています。  唯一、残念なのが、山車の車がゴム車輪なこと。本格的な山車が見たいところです。


【よさこい踊り】

【焼きそば】
 テープがすぐに再生されず、変な間が空いています。  お祭りには欠かせない食事のひとつです。揚げ餃子がおまけで付いてきました。

 小腹が空いたので、焼きそばを購入します。揚げ餃子がおまけで付いてきました。


■神輿がおひねりをまく

【神輿が入ってくる】
 馬(男性が立っている黒い台)のところまで神輿が担がれます。


【ぐらぐら】

【おひねりをまく】
 担いだ神輿の上に乗るのはバランス取りが難しいはずです。  神輿が馬に置かれた後、おひねりをまき始めました。

 神輿が中心地に担ぎ込まれてきます。神輿が馬に置かれ、神輿の上に乗った人がおひねりをまき始めました。おひねりのあるお祭りは初めてですねー(^O^)。


【おひねり】

【中身は10円玉】
 お金を紙に包んでいます。  このお金は使っていいものかどうか。



 山車歩行者天国の中心部の交差点に集まります。山車の競演です(^^)。
 山車の上ではひょっとこおかめ白狐などが踊り、祭りの雰囲気が高揚します。


【九重連の白狐】

【神田山囃子連のおかめ】


【東横連の笑い】

【大谷口囃子連のひょっとこ】

 競演が終わると、先ほどと同じように山車からおひねりをまき始めました。今度はお菓子などが配られているようです。


【おひねりをまく】
 今度はお金ではなく、お菓子をまいています。


■東横連の山車が帰っていく
 東横連山車が帰っていきます。
 しかし、輪っぱが壊れているので、思うように方向転換できず、ちょっとばかり痛々しい感じがします(^^;)。よく見ると、金物の車輪で補強されています。
 別れ際、「だいぶ痛んでいますねー」と言ったら、「古いからねぇー」と言われました・・・。


【山車が180度ターン】

【山車を押す】
 大人たちが山車の方向転換を行ないます。  山車を押しますが、ワッパが回っていません。


【奥にゴム車輪】

【修繕を望む】
 ワッパを使わず、補強車輪を使っています。  直すと高額の費用がかかるのでしょうか。


(この項 おわり)
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更新日 2005/02/20
2005年02月20日 UP

関連リンク
岡堰と間宮林蔵博物館(20051020)
【サイト紹介】1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された、『国際科学技術博覧会(通称・科学万博−つくば’85)』〔EXPO’85〕や、茨城県県南地方(土浦市・つくば市)のイベント、JR常磐線(旧トンネル)、廃線となってしまった筑波鉄道(つくばりんりんロード)を中心に繰り広げる、「いばらき だいすき」なサイトです。

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