ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 袋田の滝〜氷瀑祭り ■
2003年1月25日(土)取材

 前々から訪問する予定だった、袋田の滝に向かうことにしました。
 袋田の滝常磐線で北上し、水戸駅水郡線に乗り換えます。
 向かうは袋田駅茨城県大子町(だいごちょう)にあります。
 インターネットで調べたら、片道およそ4時間30分の旅。日が延びたとは言え、もたもた出発していたら、すぐ日が沈んでしまいます。


 起床は9時半。急いで準備をしました。
 電車の時刻を調べていなかったので、調べてみると最寄り駅には10時42分の電車で間に合うようです。ゆっくりと家を出ました。(ホリデーパスを利用:2040円)

 新松戸駅で乗り換え。そのまま柏駅に。常磐線水戸駅まで向かいます。から2時間半もかかります。
 電車はボックス席通路側。途中、ひたち野うしく駅で窓側の人が降りたため、窓側の席をGet!。目的地の水戸駅までゆったりと窓側で座っていきました♪。

【冬のいばらき】
 空が高く澄んでいます。



■水郡線で袋田の滝へ

【水郡線】
 2両編成の非電化車両。車内は土曜にもかかわらず混み合っています。
 水戸駅。水戸で降りるのは2年ぶりくらい?。水郡線乗換えの時間までは10分程度あるようなので、ちょっと写真を取ります。

 水郡線の車両って非電化なので、ディーゼル車両なんですね〜。2両編成です。地方路線ですが、2両とも乗客であふれています。乗車率70%といったところでしょうか。車社会とは言え、水郡線は地元民の利用で安泰な感じがします。

 水戸駅から袋田駅までおよそ70分。座ることもできましたが、めったに乗ることの無い路線ですから、窓からの眺めを大事にするために、ずーっと立っていました。

 水郡線の車両の扉は、自動ではないので、降りるときはドア付近にあるボタンを押さなければなりません。
 さらに駅によっては駅舎が無い駅もあり、そういった場合、無人ですので、後部車両の車掌さんがホームまで出向き、きっぷを回収したり精算したりしています。むーん、なんだか新鮮だにゃー。

【水郡線のドア開け閉めボタン】
 駅に到着した際、このボタンを押さないとドアは開きません。


【袋田駅】
 JRのハイキングコースに指定されており、今日は実施日。混んでいました。
 袋田駅に到着。この時期、JRの企画で「駅からハイキング」に指定されているコースのため、袋田駅構内はハイキングの人たちで非常に混み合っています。決して大きくないロッジ風の駅舎内は、満杯状態でした。

 車掌さんにきっぷを渡し、駅舎を出て、いよいよ袋田の滝に向かいます!。

【袋田駅 ホーム側】 【袋田駅】


 単線の踏切を渡り、山道伝いに歩いていきます。
 このあたりは昨晩、雪が降ったようで、所々白い雪が残っていますし、地面の一部は踏み固められて氷になっています。
 途中、コンビニでサンドイッチを購入。食べながら歩きます。

【山道を歩く】
 袋田駅から袋田の滝に向かう途中、こんな山道を歩きます。

【袋田の滝の石碑】
 袋田の滝はもっともっと先のはずなのですが・・・。
【袋田の滝への案内】
 凍った山道をとぼとぼ歩き続けます。さびた案内板がしぶい。

【まだまだ道が続く】
 山道を越え、大通り沿いを歩きます。袋田の滝はまだ先のようです。
【提灯が】
 道沿いの街灯には提灯が設置されています。徹底した観光化です。



【観光地化】
 宿泊施設やお土産屋さん、食べ物屋さんが続きます。
 袋田の滝周辺は、完全な観光地化が進んでおりまして、おみやげ屋さん宿泊施設でにぎわっています。道を歩き続けると行き止まりになり、階段が目の前に現れます。階段を上ると袋田の滝につづくトンネルがあるのでした。

 このトンネルを通るためには、「袋田観瀑施設利用券」(大人300円)を購入しなければなりません。運営費に当てられるとのことですので、これくらいは妥当なところでしょう。お金を払い、いざトンネルに入っていきます。

【階段の先に】
 お土産屋さんを通り過ぎると、階段があり、その先にはトンネルが。
【観瀑施設管理事務所】
 袋田の滝を観るためには、入場料が必要です。

【滝までトンネル】
 トンネルはしっかりした作りで、水漏れも見受けられません。
【袋田の滝】
 気温がもう少し低ければ、滝が凍っていることもあるようです。


■氷の月居山に登る
 昭和54年に完成されたというトンネルは、コンクリートで固められており、安心感があります。展望台(途中に設置)や観瀑台(一番奥に設置されている)から袋田の滝を観ることができるのです。

 展望台からはつり橋が出ていて、月居山に登ることができます。
 月居山は途中までは道もしっかりしており、手すりなどもありますが、ある程度以上の高さからはところどころ手すりが無かったり、道も怪しくなっていきます。しっかりとした装備で望まないと、命を失う可能性のある厳しい山です・・・。
 特にこの季節、道が雪などで凍っており、大変滑りやすい。登るよりも降りるほうにたいへん力を使います。

【つり橋】
 この先には月居山に登るための道がありますが、整備があまりされていないので、危険な感じがします。

【月居山への階段】
 階段がしっかりしているので、この調子で頂上までいけると思いきや・・・。
【氷の張った道】
 道は凍りつき、柵もすき間が大きく、歩くのに注意が必要です。

【袋田の滝を見下ろす】
 袋田の滝を見下ろせる位置まで上りました。まだ頂上ではありません。
【袋田の滝案内板】
 ところどころに、こうした観光案内版が設置されています。

【急勾配の階段が続く】
 階段にはなっていますが、急勾配。山登りをしている感覚と変わりません。
【分かれ道】
 月居山方面(右)と生瀬の滝(奥)方面に分かれます。

【まっすぐ進む】
 生瀬の滝に向かうことにしました。まったく人の気配がしません。
【すぐに行き止まり】
 ほんの4,5分歩いただけで行き止まりになってしまいました。

【生瀬の滝】
 奥に見えるが生瀬の滝です。
【月居山山頂を目指す】
 再び分岐点に戻り、山頂を目指すルートを選択します。

【足元はいっそう危なく】
 山頂に向かうにしたがって、手すりがなくなったりします。
【頂上】
 今まで見上げていた周囲の山々が見下ろせます。強風で吹き飛ばされそう。



■観瀑台で袋田の滝を見学

【袋田の滝 観瀑台】
 袋田の滝を観るときにメインになる見学場。間近に観ることが出来ます。
 日も暮れかかったので、月居山を大急ぎで降りました。凍った足元で数回足を滑らせ、転びました。恐るべし、月居山・・・。

 再びトンネルに戻り、観瀑台に向かいます。
 観瀑台では袋田の滝を観るために、多くの観光客でにぎわっていました。

【袋田の滝 正面】
 正面から見た袋田の滝。4つの滝の段があることから、「4度の滝」とも呼ばれています。
【袋田の滝 下部】
 滝の下のほうは、一部凍りついています。ちべたそう〜(ぶるぶる)。

【イベント開催】
 トンネル入り口に戻ると、何かイベントを行うようです。時間があまりないので、見ずに撤収。
【甘酒サービス】
 甘酒は甘いので、辞退しました。その気持ちは受け取ったにょ〜。


■豊年万作にて露天風呂
 帰り道、宿泊施設の豊年万作の駐車場にて、「氷瀑祭り」のイベントが行われるようです。開始時間は18時。まだ時間があるようなので、豊年万作風呂を借りることにします。入浴券1000円なり。

 思っていたより露天風呂の雰囲気がよく、1時間近く粘ってしまいました(笑)。

【豊年万作】
 宿泊のほかにも、入浴施設を借りることができます。きれいな温泉に満足♪。

【入浴場への渡り廊下】
 地面に置かれた間接照明が高級感を増しています。こういうの重要です。
【入浴場】
 人がいたので、着替え場から撮影。奥には露天風呂もあり、最高です♪。


【よさこいイベント】
 かなりの見物人が集まっています。通りの車もとまって観て行きます。
 風呂から上がり、再び駐車場にもどります。
 しばらくすると、地元の有志団体によるグループでよさこい踊りのイベントが始まりました。

 地元で何かを行なうっていうのは、良いですね〜。内容云々よりも、何かを行なうっていうのが好き♪。


■袋田駅70分待ち
 あたりはすっかり真っ暗。

 JR袋田駅までは30分程度歩きます。街灯が少なく足元に不安がありますが、幸いなことに大通り沿いを歩くので、それほど危険ではありません。
 踏切を渡って、いよいよ袋田駅前通りに入ろうとしたその瞬間、踏切が鳴りました。電車が通過。袋田駅に止まりました。しかし、まだ袋田駅まではかなりの距離があります。電車に間に合うことなく、電車は「シュポー」と汽笛を鳴らして袋田駅を出てしまいました・・・(涙)。

【袋田駅 駅舎内】
 誰も居ません。窓口も閉まっています。きっぷは電車内で買うとのこと。


【袋田駅 ホーム】
 暗闇。待てども電車は来ません。なんと70分待ち。さらに終電とのこと。
 袋田駅に到着すると、当然のごとく、駅舎内には誰もいません・・・。窓口も閉まっています・・・。時刻表を見ると、次の電車は20:30・・・。あと、70分もあります・・・(涙)。時間があったので、これ幸いと駅舎内をたんまりと撮影しました(笑)。昼ころ袋田駅に来たときには、混んでいたから撮影を遠慮していたんです。良い機会となりました。

 待てども待てども時間は来ません・・・。暖房設備は止められているのでだんだんと足元から冷えてきます・・・。かなりな罰ゲームです(謎)。


 20:30――。
 やっと電車が来ました。2両編成。袋田駅から乗り込むのは4名です。

 整理券を取り、後部座席に座ります。
 動き出した車内で、車掌さんがやってきました。整理券を渡してきっぷの精算(水戸まで:950円)をします。車内できっぷを買うシステムは、初めてです。

【水郡線 車内】
 空いています。まったりとした時間が流れます〜。


 21:10、JR水戸駅に到着。泊まっていこうか、帰ろうか悩みました。
 ちょうど上野行きスーパーひたち号(土浦までの乗車券:950円、我孫子までの特急券:900円)が入ってきたので、乗り込むことに。
 流れ行く常陸の夜景を眺め、こうして旅は終わりを告げます・・・。


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更新日 2004/11/02
2003年02月01日 UP

関連リンク
袋田の滝〜氷瀑祭り2005(20050115)

日立電鉄〜大甕駅-常北太田駅(20040307)
茨城 再発見の旅2003 その2 〜紅葉の袋田の滝、露天風呂(20031102)
【サイト紹介】1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された、『国際科学技術博覧会(通称・科学万博−つくば’85)』〔EXPO’85〕や、茨城県県南地方(土浦市・つくば市)のイベント、JR常磐線(旧トンネル)、廃線となってしまった筑波鉄道(つくばりんりんロード)を中心に繰り広げる、「いばらき だいすき」なサイトです。

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