ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ つくばフェスティバル2005 ■
つくば市(県南) : 2005年5月14日(土)取材

 2005年5月14日、茨城県つくば市で『つくばフェスティバル2005』が開催されました。
 「科学のまち:つくば」を伝えるための、つくばの春の祭りである「つくばフェスティバル」は今年で17回目。中心部のつくばセンターを中心に各種イベントが行なわれ、新興住宅の多いこの地域の子ども達も思う存分楽しむことができます(^^)。今夏はつくばエクスプレス(TX/常磐新線)も開通しますし、つくばが見逃せなくなりつつあります!(><)。
 最後は土浦駅に向かい、西友土浦店跡地関連の調査を行ないます。

 今日、明日(14日、15日)と、茨城県つくば市のつくばセンターを中心として、イベント『つくばセンターフェスティバル2005』が開催されます。今年はつくばと東京の秋葉原をつなぐ新規路線、つくばエクスプレス(通称:TX、旧名:常磐新線)が開通する年であり、イベントにも一段と気合が入っているようです。

 このところ、歴史深い地域やイベントに訪問する機会が続いていたので、今回のような「未来に続く」イベントも取材しておかねばなるまい、ということで訪問することになりました。


 10時過ぎに家を出て、いつも通り常磐線に乗ります。
 本日乗車した常磐線では運転席に2人の運転手さん?が乗車しており、運転手さんが「●●駅到着!遅れ30秒!」と客席まで聞こえてくる発声をしています。先日のJR西日本福知山線での事故を教訓にして、運転のチェックが入っているものかと思われます・・・。安全第一ですにゃ〜(ーー)。

 本車両は終点が土浦駅
 本日はつくばセンターに行くので、最寄り駅であるひたち野うしく駅で下車します。

【運転チェック中】
 間もなく利根川を渡りきるところ。運転席内には、2人の運転手さんがいます。


■常磐線 ひたち野うしく駅
 11時30分頃、ひたち野うしく駅に到着。電車は特急の通過待ちでしばらく止まるようです。階段を上り、改札を出ます。東口のバス乗り場へ。ひたち野うしく駅で気をつけなければならないのは、バスの乗り継ぎです。ひたち野うしく駅では、電車の到着から5〜10分程度でつくばセンター行きのバスが出発します。よって、電車を降りて、あまりだらだらしているとバスが出発してしまい、30分くらい待たされることになります・・・(^^;)。
 ひたち野うしく駅東口にある銅像、「八兵衛」にマフラーがかけられています。


【八兵衛さん】
 「酒島の霊泉」に登場する、八兵衛さん。下根村の働き者だったそうです。

【ひたち野うしく駅 バスロータリー】
 東口バスロータリー。3線分用意されていますが、ほとんど使われていません。

 バスに乗車。バスの中は10人くらい乗っており、採算が取れていそう。それでも、今夏開通するつくばエクスプレスが開通することによって、どれくらいのお客さんが持っていかれるかは未知数です・・・(´・ω・`)。


■つくばフェスティバル2005 会場
 3、40分でつくばセンターに到着します。
 バスターミナルには、「つくば市レンタサイクル」の看板が新しく取り付けられています。つくば市レンタサイクルは、「のりのり自転車」の後身。今年(2005年)4月末から始まった、新しいサービスなのです。

 つくばセンターのバス停から階段を上がっていくとペイデストリアンデッキ
 例年行なわれている、まつりつくば並みの出店の多さです。真ん中の広場では「おもしろプレイランド&子供縁日」が行なわれています。
 階段のあるステージではオープニングセレモニー

【つくば市レンタサイクルの案内】
 TX開通に伴ない、名称が「つくば駅中央自転車駐車場」に変更される予定。


【にぎわうペイデストリアンデッキ】
 例年行なわれる、まつりつくば並みの混雑。子ども達の比率が多く感じます。

【ステージ】
 今回は階段のイスがあるほうを、ステージとして使っています。


【中央広場】
 「おもしろプレイランド&子供縁日」の会場として使われています。


【ステージ スケジュール】
 14、15日の2日間にステージで行なわれるスケジュールが設置されています。

【つくばフェスティバル チラシ】
 つくば市内でのイベントは、毎回きちんとチラシやパンフが作られ好感触♪。


■茨城 沖縄県人の沖縄そば
 ちょうどお昼時なので、出店で食事をすることにします。茨城の食べ物があるかなーと探していると、「茨城 沖縄県人」の文字。「沖縄そば」(400円)が売られています。うーん、今年は沖縄に行けるかどうか分からないし、ここで“沖縄気分”に浸りたいな〜と思い、購入することにします。豚の油?で脂っこいように見えながらも、食べてみるとさっぱりしていて、沖縄そばはおいしいにゃ〜(^^)。付け合せの紅しょうががお口直しで良いのかも。


【茨城 沖縄県人】
 数あるお店の内、混んでいるお店のひとつ。つくばで沖縄そばはめずらしいかも。

【沖縄そば(400円)】
 断面が丸い麺が特徴。脂っこいようで、実はさっぱりしていておいしいのだ。


■もうすぐ開通!つくばエクスプレス
 「つくばエクスプレスコーナー」ではTXの模型が動いています。いただいたパンフレットには「つくばエクスプレスは8月24日に開業します!」の文字。いよいよ開通なんですね〜(TT)。


【すでに開通!】
 本線より一足早く、こちらのつくばエクスプレスは車両が運行されています。

【つくばエクスプレス通信】
 「8月24日開業します!」の文字。あと3ヶ月弱にまで迫りました!(><)。


■無料開放中のつくばエキスポセンター(常設展示)
 立て看板「つくばエキスポセンター 常設展示場無料開放」を見つけます。つくばフェスティバル2005の期間中はエキスポセンターは無料なのかー。無料ならばと行ってみることにします。

 つくばエキスポセンターの建物には、20年前の科学万博-つくば’85開催当時から取り付けられている三角のシンボルマークが現在まで継続して残っています。館内に入ります。
 エントランスですぐに出会えるのが、テクノ筑丸君(2代目)。まだ13時30分なのに、「筑丸くんはお休みして」います・・・。お昼なのかしら(’’*)ダレガ?。

【エキスポセンター無料開放】
 つくばフェスティバル期間中は、つくばエキスポセンターの常設展示が無料に!。


【つくばエキスポセンターの科学万博-つくば’85シンボルマーク】
 科学万博-つくば’85から20年。公式シンボルマークを見られる場所もほとんど無くなりつつある中、つくばエキスポセンターでは見ることができます。


【つくばエキスポセンター】
 科学万博-つくば’85の恒久的施設としておよそ20年、存在し続けています。

【テクノ筑丸君(2代目)】
 閉館時間近くや、お昼時になると“お休み”してしまう、テクノ筑丸君(TT)。


■つくばエキスポセンターの科学万博関連の展示物
 『科学万博-つくば’85』展示コーナーでは、ワスボット君が今日も存在感を表しています。

 屋外にはH−IIロケットの模型や、ゆるぎ石日本地図のパネル風を見る樹など。

【ワスボット君】
 静態保存されているワスボット君。動態保存すると、保守に数億円かかるそうです。


【ゆるぎ石】
 重量50トンの石は力を加えることで、ゆっくりゆらゆらと揺れます。


【モニュメント:おどろき通り】
 科学万博会場では4つの大通りがあり、それぞれにモニュメントが設置されました。

【「日本地図」のパネル】
 万博会場のこども広場に設置された日本地図。その一部が移設されています。


【風を見る樹】
 長年の風化で、風が吹いてもクルクル回転しなくなりつつあります。。。

【H−IIロケット(模型)】
 万博以降、つくばエキスポセンターは科学や宇宙の展示に軸を移しています。


■さくら民家園
 つくばエキスポセンターを後にします。入口を出た前に、中央公園レストハウスがあります。飲食店はすでに撤退してしまった後のようで、現在では自販機が設置されているだけです。今日はイベントにあわせ、展示物スペースにもなっているようです。

 そのレストハウスを通り抜けて進んでいくと、『さくら民家園』。昭和59年(1984)、現在のつくば市の横田章氏から寄贈された、江戸時代後期の住宅です。建物内部は多少手を加えられていますが、当時の生活スタイルを学ぶことができます。

【レストハウス】
 つくばエキスポセンター前に建つ施設。


【さくら民家園 入口】
 開園時間内(9時30分〜16時30分)であれば、基本的に入園無料です。

【横田家住宅】
 江戸後期の建物を移築しました。昔の筑波の生活、「筑波スタイル」を体験できます。


【さくら民家園 横田家住宅内部】
 建物内部は間取りの変更が多少ありましたが、それでも当時の生活様式を体感することができます。お茶の無料サービスがあります。



【中央公園の池】
 カルガモと鯉。えさを取り合い、カルガモと鯉がキスをしていました(^ε^*)チュッ。

【中央公園広場】
 フリーな芝生があり、イベント時にはテントが張られたりするスペースです。


■着ぐるみキャラクターショー(アニマルカンパニー)
 センター広場に戻ります。

 ステージではアニマルカンパニーによる、「着ぐるみキャラクターショー」が行なわれています。おねいさんとうさぎさん、さるさん、くまさんたちがショーを行なっています。

【キャラクターと子ども達】
 かわいいキャラクターが子ども達と触れ合います。おねいさんも元気でかわいい(^^)。


【着ぐるみキャラクターショー】
 会場いっぱいに元気なチビッコが集まっています。楽しいショーです。


■つくばの風景
 竹園公園まで足を伸ばします。


【賑わう まつり会場】
 キュート方面の歩道橋。

【オークラフロンティアホテルつくば】
 高級ホテルでシングル1泊1万円以上。


【竹園公園】
 木々に包まれる公園。

【つくばカピオ方面の歩道】
 開発と自然の絶妙なバランスの街。


 再び、ステージに戻ってくると、中国雑技団の女の子がこま回しを行なっています。


【中国雑技団のこま回し】
 かわいらしい女の子の演技です。

【シジュウカラ(?)】
 水辺には灰色の小鳥さんがいます。


■つくばの風景
 15時30分を回ったところ。今日はこれくらいで帰ろうと、バスに乗り込みます。向かうは常磐線土浦駅

 土浦駅では西友跡地に向かいます。20年前に発行された資料によりますと、西友の建物と、隣接する池重ビル・パティオは3階部分でつながっていたそうです。今まで意識してみていなかったので、今日はその確認なのです。
 よくよく壁面を見てみますと、色が違う部分が確認できます。おそらく、あそこですねー。

西友土浦店 跡地】
 国内第1号店だった西友土浦店も閉店から7年近く経ち、解体してしまいました。


【池重ビル・パテイオ】
 西友とは3階部分のブリッジでつながっていました。壁の色が異なる、あの部分かと思われます。


 この20年。茨城県南土浦市つくば市は大きく変わりました。消えていったもの、新しく生まれるもの。すべてが事実で、すべてが現実。衰退を続ける土浦駅周辺。過去を受け入れ、未来に生かしていくために過去の歴史を学び、これからの地域発展に生かしていく「何か」が必要な時期ではないでしょうか。。


(この項おしまい)
 
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更新日 2005/09/09
2005年09月09日 UP

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03西友 土浦店(いばらき りぽーと)


 
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県西、県北、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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