ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 常磐線 北上の旅2004春 旧トンネル ■
その1〜立野トンネル
2004年4月3日(土)取材


 7時に起床。本当はもっと早く起きたかったのですが、疲れていて起きられませんでした・・・。朝食を摂り、準備も済ませ、いざ出発!。

 今回の旅は土日の2日間です。去年のゴールデンウィークに行なった、常磐線 北上の旅「2004年春vre.」といったところでしょうか(^^)。そうです。常磐線の旧トンネルを探索するのです。前回までは富岡駅より手前の「金山トンネル」までをチェックしています。今回は富岡駅よりさらに北上した、浪江(なみえ)−桃内(ももうち)−小高(こだか)−磐城太田(いわきおおた)−原ノ町(はらのまち)の間にある旧トンネルを攻略するつもりです(^^)。

 折りたたみ自転車最寄り駅まで行き、輪行バックにしまいます。ほぼ1年ぶりの輪行で、バックの中に自転車をしまうのに手間どうかと思いましたが、意外にもすんなり入ります。改札で“青春18きっぷ”の3回目の部分にハンコを押してもらい、中に入ります。ちょうど電車が入線してきたので、近くの車両に入り込みます。


■新松戸駅→柏駅→我孫子駅
 新松戸駅に到着。常磐線に乗り換え。柏駅を通過し、終点扱いの我孫子駅に到着したのは8時50分頃です。
 ホームにエレベータもエスカレータもなく、自転車を担いで上がるのにも気合が入ります(^^;)。

 我孫子駅1番線に入線した来た常磐線は土浦駅止まりです。とりあえず乗り込み、土浦まで向かいます。

【我孫子駅】
 各駅停車で向かう長旅の途中駅。常磐線乗り換えのため、ホームを移動します。


■土浦駅→羽鳥駅
 9時30分過ぎ、土浦駅に到着です。次に来る電車は、水戸駅まで。今回は乗換えばかりでなかなかいわき駅に着きませんね〜(^^;)。土浦駅1番線ホーム折りたたみ自転車をチェーンで固定し、一旦改札を抜け、ドトールでアイスカフェオレを買ってきます。水戸駅行きの電車が来る頃までには、コーヒーは飲み終えます。


【土浦駅ホーム】

【羽鳥駅ホームから】
 我孫子駅から乗ってきた常磐線は土浦駅が終点。乗継が悪いです・・・(==)。  水戸駅に向かう途中の羽鳥駅。ホームから見える桜の木?がきれい〜(^^)。


■水戸駅→十王駅(旧・川尻駅)
 11時過ぎ。水戸駅に到着。
 2番線から出る電車は、高萩駅行きです。本当に今回は一発でいわき駅にいけませんね〜(T▽T)。どうせ乗り換えるならと、ひとつ手前の駅である、十王(じゅうおう)駅で降りることにしました。

 11時50分頃、十王駅に到着です。十王駅は先日の3月13日に川尻駅という名称から変更された駅です。駅舎も改築中のようで、仮駅舎になっています。18きっぷを改札に見せ、駅前を撮影します。

【水戸駅1,2番線ホーム】
 水戸駅は改装工事中です。


【十王駅 看板】

【改築されている十王駅】
 川尻駅と呼ばれていた駅。日立駅もかつては助川駅と呼ばれていました。  駅舎を新しくするのに連動して、線路下に通行用通路を作っているようです。


【ボックス型改札】

【十王駅 駅舎】
 こういう形状の改札ってのも、昔は良く見かけましたね〜。  新駅舎を建設中。ただいまプレハブの仮駅舎です。


■いわき駅 到着
 12時17分、十王駅ホームににいわき駅行きの電車が入ってきます。電車に乗り込んでいわき駅に着いたのが13時8分。最寄り駅から5時間近く掛けて到着しました〜(@@)。

 13時35分に仙台行きの電車が出ます。まだお昼を食べていなかったので、駅ホームで売られている、駅弁「いわきべんとう(740円/税込み)」お茶を購入します。そして駅ホームのベンチで食します。こんなことができるのも、こういう地方の土地だからですね〜(^^)。都心の駅ホームのベンチで駅弁とか食べていたら、変な目で見られてしまいますよね!?(><)。

【いわき駅到着】
 およそ5時間の長旅の上、いわき駅に到着しました〜(@@)。お昼の時間です。


【いわきべんとう】

【お茶】
 いわき駅ホームで売られているお弁当。駅弁売りは都内じゃ無くなりましたねー。  こういうお茶も、昔は電車の中で飲んだものです・・・(==)トオイメ。


■双葉駅-浪江駅 間の小高瀬トンネル散策するも・・・
 13時35分、仙台行きの電車が出ます。
 今回の目的の駅は浪江駅です。ここで降りた後、桃内小高と北上していくつもりです。

 14時36分。約1時間掛けて浪江駅に着きました。この区間ではめずらしくない、Suicaに対応していない改札にちょっとウットリ(*^^*)。駅前のロータリーはちょっと広めですね。早速自転車を組み立てます。

【浪江駅 看板】
 ひとつ手前の双葉駅との間に旧トンネルが見えたので訪問することにします。


【浪江駅 改札】

【浪江駅 駅舎】
 スチール製の改札ボックス。Suicaには対応していません。  コンクリート製。常磐線のいわき駅以北において、コンクリ製はめずらしいです。


 当初予習をしていなかった浪江駅の手前の区間、双葉(ふたば)−浪江において、旧トンネルが存在することが電車の窓から確認できました。浪江駅から近いようですし、行ってみることにします。

 事前に地図を印刷して準備してありましたし、GPSを使っているからすんなり旧トンネルにたどり着くかと思っていましたが、国道6号から向かっても、その裏側の「浪江自動車学校」から向かっても旧トンネルにたどり着くことはできませんでした・・・(´・ω・`)。

【踏み切り】
 浪江駅からいわき駅方面に戻るようにして進むと、踏み切りに出くわします。


【変わった橋を発見】

【線路は取り除かれている】
 旧トンネルは見つかりませんでしたが、少し変わった橋を見つけました。  上ってみると隣には常磐線の線路が。昔の常磐線で使われていたようです。

 常磐線の旧トンネルは基本的に今でも“保守道路”として利用されています。なので、旧トンネルがあるところ、そこには現在も何らかのアクセスルートが存在するはずなのです。しかし今回は時間も押していることもあって、このトンネル「小高瀬トンネル」はあきらめることにします。しょっぱなからちょっと縁起が良くないですな〜(´・ω・`)。


■立野トンネル
 浪江駅前まで戻り、町並みを通り抜け、国道120号沿いを進みます。

 しばらくすると「浪江日本ブレーキ」のY字路を左折します。すぐに踏切が見え、その右手に線路が続いており、並ぶようにして常磐線の旧トンネルが見えました。ここが「立野トンネル」です。こうして見ると立野トンネルは、簡単なアクセスで行くことができますね。
 立野トンネル(浪江側)はちょっとばかり枯れ草で覆われています。トンネル上部のレンガは黒く汚れていて、枯れ草が垂れ下がっています。トンネル奥の出口の明かりが大きいことで、このトンネルがそれほど長くないことがわかります。

【Y字路を左手に】
 浪江駅から少し進むと「浪江日本ブレーキ」の看板があるY字路にぶつかります。


【すぐに踏み切り】

【トンネルが見える】
 Y字路を左手に進むと、すぐに踏み切り。右手を見ると遠くにトンネルが見えます。  現・立野トンネル(左)の右手に、草に隠れた旧・立野トンネルが見えます。


【旧・立野トンネル(浪江駅側)】
 枯れ草に囲まれるようにして、旧・立野トンネルが見えます。トンネル自体の距離は短く、反対側出口が大きく見えて確認できます。

 短いトンネルを抜けると同じようにあたりは草木で包まれています。この道は新線に合流し、無くなっていきます。
 たんまり撮影し、トンネルを後にします。


■桃内駅へ
 トンネルがあるのは、そこが山だから。
 坂道を自転車で登ります。浪江町から小高町に変わります。山道を抜け、日常雑貨屋さんのトミザワを発見します。ここでスポーツドリンクを購入し、ちょっと休憩します。

 自転車を進めると、左手の高いところに高架橋が見えます。どうやらあそこが桃内駅のようです。駅に登るには幾重にも折り返した傾斜路で行くことができます。本当であれば、今日中にもうひとつ先の小高駅まで行きたかったのですが、これ以上進むと日が落ちてしまいますので、今日はここまで。

【小高町】
 桃内駅に向かうに従い、きつい傾斜。山があるから(立野)トンネルがあるのです。


【トミザワ】

【高架橋】
 きつい傾斜が終わり、のどが渇いたところに雑貨屋さんのトミザワさんを発見。  遠目に高架橋が見えます。あそこに桃内駅があるようです。

 桃内駅は建て替えられている、新しい駅舎でした。
 今風な建築でできており、辺りの風景とは異なります。地面には以前のものと思われる、駅舎や改札の鉄パイプの跡が残っています。
 折りたたみ自転車を輪行バックにしまい、電車が来るのを待ちます。


【桃内駅は山の上】

【トイレに旧看板】
 超長いスロープで駅舎につながっています。これもバリアフリーなのかしら?。  トイレに桃内駅の旧看板(国鉄時代のもの?)が取り付けられています。


【桃内駅 駅舎】
 常磐線に限らずJRの無人駅では、こうした現代アートのような駅舎に改築された駅も多くなっています。ちょっと寂しいかにゃ〜(´・ω・`)。


【旧駅舎の跡】

【まもなく電車が来る】
 桃内駅構内をよく観察していただくと、昔の駅舎の跡を確認することができます。  しんみりとした時間が流れます。これが地方の駅の魅力ですね〜(´-ω-`)。


■いわき駅でいわきワシントンホテルに向かう
 17時48分、いわき駅行きの電車が入線してきます。
 だんだんと日が暮れて行き、いわき駅に着く18時52分には当たりはすっかり真っ暗になってしまいました。

 いわき駅改札で18きっぷを見せ、駅の階段を下ります。いわき駅の脇横の道路で自転車を組み立て、本日お世話になるいわきワシントンホテルに向かいます。セブンイレブンで夕食を購入。
 あらかじめ調べてあった、いわきワシントンホテルにはすんなりと着きました(^^)。ホテル横の駐輪場に折りたたみ自転車をつないで、フロントの2階へエスカレーターで上がって行きます。2階のフロントは天井も高く、非常にきれいで広いです(^^)。これで朝食つきで5000円(税込)とは安すぎます〜(><)。
 ※このプライスは2004年4月3日現在の特別プライスのようです。現在は異なります。


【シングルルーム】

【シングルベッド】
 きれいな室内。匂いも気になりません。  ベッドもふわふわです〜。

 通されたシングルルームも、まずまずの広さです。においもまったく気になりません。ベッドもふかふか。ユニットバスも広く、きれいです。
 室内チェックを済ませ、夕飯とまいります。


【蛇口まわり】

【セブンイレブンで買った夕飯】
 きれいに清掃されている、ユニットバス。  行きつけの平二丁目店で購入。

 食事してぐったりしていたら、そのまま寝てしまいました(´=ω=`)ぐうぐう。








つづく
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更新日 2005/04/06
2005年04月06日 UP

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【サイト紹介】1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された、『国際科学技術博覧会(通称・科学万博−つくば’85)』〔EXPO’85〕や、茨城県県南地方(土浦市・つくば市)のイベント、JR常磐線(旧トンネル)、廃線となってしまった筑波鉄道(つくばりんりんロード)を中心に繰り広げる、「いばらき だいすき」なサイトです。

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