ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 磯原海岸 大北川と野口雨情生家 ■
北茨城市県北) : 2005年12月25日(日)取材

 つくば→水戸→袋田→日立と旅してきた3日目。
 本日は帰宅する日なので、日立駅から近い場所での旅になります。今年(2005年)の夏に訪問した北茨城市の磯原駅に行くことにします。磯原駅から訪問するのは、茨城百景「磯原海岸」、野口雨情生家です。
 その後向かうのは、大甕駅。同じく今年の3月31日に廃線となった、日立電鉄線 大甕駅です。

 起床したら、東横イン日立駅前店
 無料朝食をいただきに、1階ロビーに下ります。

 はてさて、本日は連休最終日です。帰宅の時間も考えなければなりませんから、あまり濃い内容の活動は出来ませんな〜。ここから近くて活動しやすいところというと、北茨城方面とかになりますねー。

 今夏、野口雨情記念館には行きましたが、「野口雨情先生の生家」には訪れていませんし、近辺にあるという茨城百景「磯原海岸」にも訪れることが出来ますから、本日は磯原駅を中心に攻略していくことにしましょう♪。

【東横インの無料朝食】
 1食分、経費が浮くのは助かります。美味。


■日立の海を見に行く
 と考えながら朝食を食べ終わります。
 10時前にチェックアウトし、日立駅に向かいます。次の下り電車いわき駅行きは10時33分。まだ30分ほど時間がありますので、海岸口側に回ってみることにします。

 以前、雨の日に下りていった海岸への坂道を歩きます。

 海岸が見えるのと、高架道路らしきものが見えます。本日も秋晴れ。

【雨の日に下りていった坂道】
 隙間から見える日立の海の景観が好き♪。


【日立の海岸と高架道路】
 この高架道路?は利用されているのかしら?。

【バス停「日立駅海岸口」】
 神峰営業所や多賀駅に行く路線があります。


■日立駅 海岸口
 日立駅海岸口に戻り、駅舎を撮影。この駅舎は、いつも何らかの車が駅舎の前をふさいでおり、全景をきちんと収めるのは、時たま訪れる旅人にとっては、一種の運試しみたいなものです。何度か訪れた海岸口で、本日はじめて駅舎全景の写真を収めることに成功いたしました〜~~~\(^O^)/~~~。


【意外と撮影することが難しい日立駅(海岸口)】
 海岸口駅舎前に納入用の大型トラックが停まっていたり、手前の駐車場にボックスカーが止まっていたりして、きれいに撮影することが難しい駅舎。


■磯原駅の風景
 10時33分、いわき駅行きの電車に乗ります。
 およそ2,30分の電車に揺られ、磯原駅に到着。磯原駅に降り立ったのは、昨年(2004年)の紅葉の旅に来たとき以来かしら?(’’*)。あの時はガラス工房シリカや、花園神社に訪問したのでした。

 磯原駅の駅員さんに18きっぷを提示し、改札を抜けます。東口に足を向け、階段を下ります。駅前に周辺の観光案内板

【磯原駅ホーム】
 もたもたしていたら、特急スーパーひたちが入線してきたので看板と一緒に撮影。


【磯原駅 橋上改札】
 駅舎は新しく豪華ですが、この区間はsuica非対応のため、きっぷでの訪問が必要。

【野口雨情先生の童謡のプレート】
 磯原村(当時)が産んだ、童謡の神様 野口雨情先生の作品が磯原駅構内に設置されています。


【磯原駅前の観光案内板】
 しっかりと書き込まれた観光案内板に好印象♪。残念なのは、これら名所に訪問できる路線バスがほとんど無く、車での訪問が必須になってしまうところ。自家用車で訪問される方は、駅前の看板を見ないでしょうし、タクシーに乗るなら運転手さん任せでしょうし、トマソンチックですが、こういうのを設置するのは大切なこと。


■茨城百景碑を探すが見つからない
 まず最初に行なうのは、茨城百景碑を探すこと。駅前まっすぐの小さな商店街を歩きぬけると、国道6号に合流します。

 まずは国道南下(水戸、東京方面)して歩いて行きます。するとすぐに大北川沿いを歩くことになり、川沿いを進んでいくと、常磐線の線路にぶつかり、これ以上進めなくなってしまいます。こちらの川沿いには茨城百景碑が無かったので線路沿いを歩くようにして、磯原駅に戻ることにします。

【市立図書館隣の公園】
 公園内には「鮭帰る 母なる川へ 母として」と刻まれた詩碑があります。茨城百景碑は無し。


【大北川沿い土手を歩く】
 川沿いを上っていくように歩くと、常磐線にぶつかってしまい、これ以上進めません。

【聖徳太子の碑】
 「職人守護、商売繁盛」の神様 聖徳太子の碑。磯原駅に戻る途中のガソリンスタンド前にて。


■茨城百景 磯原海岸
 先ほどは南下していきましたが、今度は北上していくことにします。

 先ほどと同じように国道6号に出て、大北川沿いを歩きます。大北川を北上し、がもうすぐに合流しそうな時、民宿しずかの看板が建てられている、わずかな敷地に茨城百景碑「磯原海岸」を発見しますw(゜O゜)w。
 まさか、こんな隙間の土地茨城百景碑があるなんて・・・。

 場所としては、常磐線磯原駅を北上した常磐線の踏切、「第二磯原陸前浜街道踏切」の真ん前にあります。

【磯原駅 駅舎(東口)】
 駅前にはロータリー。


【国道6号沿いの大北川】
 磯原駅前の国道6号沿いを北上していくと、右手に大北川が平行するようになります。

【「民宿しずか」の看板】
 大北川沿いを歩いていくと、「民宿しずか」の看板が設置された三角州のような敷地。


【茨城百景 磯原海岸】
 建築物と看板、寂れたフレーム、電柱の中に埋もれるようにして、茨城百景「磯原海岸」が建っています。包括風景は「二つ岩、天妃山、海水浴場、松原と浜街道の並木」が該当します。


■天妃山の反対側に野口雨情生家
 さらに北上していくと、進行方向右手に天妃山(てんぴざん)があり、国道6号をはさんだ反対側に、野口雨情先生生家があるのです。

 天妃山を眺めながら国道6号を北上し、国道6号沿い「野口雨情生家」の看板が見えてきます。雨情先生の生家国道6号からほんの少しだけ入ったところにあります。

 一応、地域バスのバス停「雨情生家前」がありますが、このバス平日のみの運行で、観光名所めぐりとしてはあまり便利でないところが残念。。

【天妃山(てんぴざん)】
 江戸時代初め、中国(唐)から渡来した高僧心越禅師が西湖永福寺から天妃神を護持。徳川光圀公がここに祀り、磯原、大津の海の守護神としました。


【「野口雨情生家」の看板】
 国道6号を北上するとすぐに、看板が現れます。手前敷地には駐車場が設けられています。

【バス停「雨情生家前」】
 土日祝祭日だけの運行。休日に来る観光客が利用するバスではないようです。


【野口雨情生家(観海亭)】
 明治15年、この家で雨情先生が生まれ、育ちました。「観海亭」という名称は、徳川光圀公が命名。木造2階建ての建物です。


■野口雨情生家
 雨情先生の生家に足を踏み入れます。
 予備知識が無いと、この建物に本当に足を踏み入れて良いものか迷います。現在、この建物には家族の方が生活をされており、見学可能な時間も午前10時から午後3時までと決められています。「維持費」の名目として、100円お支払いする仕組みになっています。

 敷地内に足を踏み入れますと、係りの方(ここに住まわれている方?)が奥から出てこられまして、野口雨情先生のことについて説明をしてくださいます。

 中でも驚いたのが、「しゃぼんだま」について。童謡「しゃぼんだま」野口雨情先生「幼くして亡くした娘を歌った歌」だったということ。こういう説明を聞いてから聴く「しゃぼんだま」には、深い愛情と悲しみを感じます。音楽の授業でも、音符や楽器の演奏の仕方だけを教えるのではなく、こうした背景を教えられるようになると、“授業の深み”みたいなものが出てくるのにな〜と思います。
【野口雨情生家 内部】
 ※許可を得て撮影しております。


【野口雨情生家 内部】
 野口雨情先生の生い立ちや童謡、同時代の先生たちのことについて展示しています。係りの方が詳しく説明してくださいます。
 ※許可を得て撮影しております。

 他にも雨情先生生家の景観問題北茨城市の観光に関する取り組み方についての問題などについて話し込んでしまいました・・・(´-ω-`)。気がつけば30分も滞在しております。。お礼を言って、場を後にします。。


■久利山精肉店のコロッケ
 一旦、磯原駅に戻ります。

 駅前商店街久利山精肉店にて、コロッケを購入。電車が来るまで磯原駅西口にある「待合広場」にて、コロッケをいただくことにします。


 上り常磐線で次に訪問するのは、大甕駅(おおみかえき)です。
 今年(2005年)3月31日に廃線となった、日立電鉄線の“その後”を確認しに行きます。

【久利山精肉店】
 もうすぐ14時になろうとしているので、お昼代わりにコロッケを購入して磯原駅に戻ります。


つづく:廃線 日立電鉄線のその後
 
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更新日 2006/08/20
2006年08月20日 UP

関連リンク
磯原海岸を軸に、二ツ島、天妃山、平潟港に旅しました
六角堂と二ツ島 北茨城の旅(20050811)


 
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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