ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 鹿島神宮 提灯まちと神幸祭 ■
鹿嶋市鹿行) : 2005年9月1日(木)取材

 茨城県鹿嶋市で行なわれる行事の多くは、旧暦に基づいたままの日程で行なわれることが多く、仕事を持つ一般のお客様はなかなか訪れにくい環境にあります。しかし逆説的に言うのなら、それだけ歴史に基づいて行事が行なわれているだけあり、昨日今日始まったお祭りとはまた異なった、本来の神に対するお祭り度が高いことも事実です。
 昨年(2004年)は運良く訪れることが出来ましたが、2年連続の今年(2005年)も訪れることができるとは、誰が予測したでしょうか!?(≧O≦)。

 9月1日と2日は鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)のお祭りが行なわれます。
 お祭りでは、提灯火(窯)の中に入れる『提灯まち』や、鹿島神宮の神が降りてくる儀式の『神幸祭』、崇めるための『行宮祭』、再び神が帰っていく『還幸祭』などの行事があります。その行事に伴ない、鹿嶋市の5町区の山車が町内にて曳き回されます。山車は5基とも立派に作られ、山車頂上部にある人形の精密さも見もの。今年は2日早朝に行なわれる『朝曳き』も見学する予定です(^^)。

 いつもは常磐線、成田線、鹿島線経由で鹿島神宮駅に向かうところですが、今回は京浜東北線経由で鹿島神宮駅に向かいます。青春18きっぷの2回目にはんこを押してもらい、目指すは東京駅
 東京駅からは総武線快速(地下ホーム)に乗り、終点千葉駅に向かいます。総武線東京駅から離れてもほどほどに混みあい、通勤路線であることが分かります。席が時たま空きますが、座らずに扉に寄りかかって、普段目にすることの無い総武線の風景を眺めます。千葉駅


■千葉駅で駅弁を購入する
 12時20分過ぎに千葉駅に到着。お昼時ですが、乗り換えの成田線は10分程度しか乗り換え時間が無く、お昼を食べる時間がありません。

 ホームにて駅弁が売られています(^^)。成田線を見ると、学生さんやサラリーマンで座れない程度に混んでいます。まあ、しばらく乗っていけばボックス席を確保できるであろう、と言う予測から、駅弁『千葉万葉(せんようまんよう)』(1050円)とお茶を購入します。

【JR成田線 千葉駅】
 113系のクリーム色とブルーの車両が、出発を待っています。


■駅弁を電車の中+佐原駅内でいただく
 出発してしばらくすると、合い席でボックス席を確保することができます。しかし、合い席で駅弁を食べるのはちょっと恥ずかしい(*ノωノ)。合い席の学生さんが降りてから駅弁を広げ、食べ始めますが、乗換駅である佐原駅に到着してしまいました(^^;)。駅弁をしまい、電車を降ります。


【駅弁:千葉万葉(せんようまんよう)】
 幕の内弁当。焼き魚、煮物、天ぷらと、いろいろ入って1050円。

【佐原駅】
 駅弁を食べ終わる前に到着・・・。乗り換えになるので、駅舎の中で、駅弁を食べます・・・。


■佐原駅市街地
 鹿島神宮駅行きの電車は接続まで1時間ほど待ちます。18きっぷ改札に提示し、駅舎の中へ。イスに座って駅弁の残りを完食します(^人^)ゴチソウサマデシタ。
 駅舎を出て、辺りを歩くことにします。佐原はつい先日、『佐原の大祭』で来たばかりです。駅前周辺の商店街を撮影し、「昔の街並み」が残るエリアまで足を伸ばすことにします。


【閉鎖されたガソリンスタンド】
 佐原駅前の道をまっすぐ進んだ場所にあるガソリンスタンド。閉鎖されています。

【閉鎖された満見屋】
 おそらく地場産業デパートである、満見屋。競争化社会とはいえ、地場産業の撤退は痛い。


■普段の佐原の歴史ある街並み
 お祭りのときは交通規制が入り、車が通っていなかった通りも、この時ばかりは車がガンガン通り過ぎていきます。

 この旧道から迂回させる(=“バイパス”と言う)ために利根川方面に国道356号が新規にできたのですが、この街並みの中の道路がもともとは本道だったため、新道を使うよりも、この旧道を使ったほうが便利なのだそうです。

 まちづくり関係者や、観光関係者の立場から言うと、この旧道「車の規制」をしたいのが要望だそうです。

【小野川沿い】
 佐原の街中を流れる、小野川。この川を基点として、夏祭り、秋祭りの実施日が異なります。


【最近造られた建築物】
 街並みを守るため、新築の建物もまた、旧来の工法で作られているようです。

【忠敬橋(ちゅうけいばし)】
 伊能忠敬の生家が近い。忠敬にあやかった命名の橋のようです。佐原市街地の中心部。


【佐原市街地の街並み】
 江戸時代に米による商業と水運で栄えた現在の佐原市街地は、現在でも多くの建築物を残しています。「特区」の指定を受けたことで街並みの保全意識が高まり、まちづくりの構想の基点となっています。


 佐原商売人の町でした。がたくさん獲れ、利根川を使い東京(江戸)方面へ商いをし、たくさん儲けたそうです。が獲れればなども作れるし、醤油などをつくるのにも役立ちました。それが現在のキッコーマンであったり、銚子のヒゲタ醤油だったりします。当時の商人がお金を儲け、現在も住み続けているため、当時の街並みが継続されています。基本的に持ち土地家屋も住人の持ち物です。よって、生活費(=家賃)にかかる負担が少なく、現在も商売を続けているお店がたくさん並びます。それほどガツガツ儲けなくても生活ができるため、この地域の人たちの性格は穏やかな方が多いとのこと。


 街並みは文化庁から特区の指定を受けています。ひとつひとつの建物が「有形文化財」に指定されており、さらに“地域”としても文化財に指定されているため、建物の補修には補助金が出ます。あくまでも補助金なので、基本的なお金は住人が負担。市から補助金、そして国(文化庁)から補助金が出るようなシステムになっています。

 反面、デメリットもあり、「今の建物に飽きたから、今風の建物を建てたい」と言っても、許可が下りることはありません。そうは言っても「街並みの中に、比較的新しい建物があるではないか。どうしてなの?」と言う声が聞こえてきそうです。これは、街並みが特区の指定を受ける前に立てられた建物なのです。ある意味、「隙間の時代」に建てられた建物なのです。なので、これらの新しい建築物に手が入るときは、現在の“決まり(制限)”の中で建物を作り変えなければなりません・・・。

 ついつい話し込んでしまいましたが、本日の目的地は鹿島神宮でした!(><)。
 電車乗り換えの時間も迫っているし、お礼を言って佐原駅に戻ります〜(;^^)。


■鹿島神宮駅に向かう
 暑い日差しの中、佐原駅に間もなく到着。と言うところで、佐原駅から「鹿島神宮行き」の電車が出て行くではないですか!(??)。佐原駅に着き、時刻表を見てみると、私の勘違いで、思っていたより10分も早い時間に電車が出ることが分かりました(TT)。次の電車は50分後・・・(T▽T)。仕方がありませんので、待つことにします。
 駅前にある関鉄バスからバスが出ているようですが、お聞きしたら「この時間はバスはありません」とのこと。

 15時43分。0番線から鹿島線が出ます。

【0番線の鹿島神宮駅行き】
 “0番線ホーム”というのは、全国的に見ても珍しいものです。


【ボックス席】
 佐原駅から鹿島神宮駅に向かう路線はお客さんも少なく、一人でボックス席を確保できます。

【北利根川】
 北利根川を渡ると、あやめで有名な潮来駅に到着。

 流れ行く景色に北浦を通り過ぎると、間もなく鹿島神宮駅です。



【北浦】
 延方駅を出てすぐの、北浦。

【鹿島神宮駅 北口】
 終点の鹿島神宮駅に到着しました。

 18きっぷを改札に見せ、ホテルにチェックインします。


【ビジネスホテル鈴章】
 昨年もお世話になった、鹿島神宮駅駅前のビジネスホテル。

【シングルルーム】
 ビジネスホテルとして、平均的な設備と清潔感を持っています。初めてでも安心かも♪。


■「提灯まち」が始まる
 取材用の小さなリュックに荷物をまとめ、鹿島神宮方面に行きます。

 遠目に提灯まちで使われる、提灯が見えます(^^)。鹿島神宮の駐車場は9月1日だけは提灯まちのための準備広場になっており、車を駐車することはできません。ちょうど出発式が行なわれており、乾杯の掛け声が高々と上がります。

 鹿島神宮の鳥居方面に足を運ぶと、Uターンしてきた角内区の山車がゆっくりとこちらへ進んできます。

【鹿島神宮方面に向かう】
 鹿島神宮の鳥居前の大通り。この坂を上っていけば、提灯まちの催しが見えます。


【かんぱーい!】
 鹿島観光協会前の駐車場は例年通り、提灯まちのスタート準備スペースになっています。ちょうど乾杯が行なわれます。「ますますのご発展をお祈りしまして、乾杯を行ないます。かんぱ〜い!」。ドンドンドンドンドンドンドンドン(←太鼓の音)。


【茨城県知事選挙の告知】
 9月11日は茨城県知事選挙が行なわれます。清き一票を大切にしましょう。

【ワッパ(車輪)の跡】
 交差点には、山車のワッパ跡があります。こういうのを見ると、ゾクゾクしてきます(≧O≦)。


【角内区の山車】
 鹿島神宮の鳥居前でぐるりと向きを変え、こちらにやってきます。人形は武甕槌大神(たけみかづちのおおみかみ)。


【かき氷】
 最近の出店のかき氷は、好きなだけシロップをかけさせてくれます。混ぜすぎるな危険!。

【昆虫のビニル風船】
 子どもたちの中で、昆虫ブーム。昔と違うのは、本物の昆虫が対象ではないこと。


■乱引きする各町の山車
 今年の年番町桜町区
 町内を山車が乱曳きしており、町内を歩き回ることで山車に出会えます。


【山車のすれ違い】
 山車が通るルートはだいだい決まっており、5基の山車が市内を移動しているので、時折こうしてすれ違います。


【仲町の提灯】
 仲町区の詰め所には、スポンサーの提灯が掲げられています。

【車止め(神徳會)】
 山車が休憩する場合、自然に動き出さないよう、写真のような車止めを使います。



【桜町区の山車〔年番町〕】
 今年の年番町は桜町区。例年、山車上部に日本武尊(やまとたけるのみこと)の人形が乗っていますが、今年は年番町のため榊(さかき)が捧げられています。


■鹿島神宮 境内
 しばらく町内を歩いた後、鹿島神宮へ向かいます。

 参拝道楼門を撮影していると、鳥居のほうが賑やかになってきています。提灯まち提灯が動き始めているようです。

【鹿島神宮 一の鳥居】
 鹿島神宮駅方面から鹿島神宮を目指すと、突き当りの場所に聳え立つ一の鳥居。


【鹿島神宮 参拝道】
 お祭りの時期になると、出店がたくさん立ち並びます。灯篭もかなりの数。

【フィールド100選】
 「子どもいきいき自然体験 フィールド100選」に指定されています。境内は広いのだ。


【鹿島神宮 楼門】
 九州地区への防人が出発した楼門。つらく厳しい防人の制度は、当時の人々を苦しめました。

【鹿島神宮 拝殿】
 一般の方々がお参りするために利用する施設。神様がいるとされるのは、裏手の神殿。


【鹿島神宮 神殿】
 拝殿の裏手にあるのが神殿。鹿島神宮の祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおみかみ)で武道の神様です。防人での「鹿島立ち」の言葉にも用いられるように、交通安全や旅行安泰などのご利益もあるとされています。


■【提灯まち】
●大船津赤ちょうちん

 先頭は「大船津赤ちょうちん」。文字通り、真っ赤な提灯をつけているので目立ちます。


【大船津赤ちょうちん】
 提灯まちのトップを飾るのは、大船津ちょうちん。真っ赤な提灯で固められているのが特徴的。


●大船津六一会 ●下生若連梢会
 続いては「大船津六一会」「下生若連梢会」「神野若連」「根三田若連」と続いていきます。



【大船津 六一会】
 4方向のロープ(引きの力)と2本の竿(押しの力)により、天へと伸びた提灯を垂直に支えます。

【軸はしっかりと】
 提灯の軸は数人の男によって、しっかりと固められます。なので、提灯をぐるぐる回せます。


【下生若連梢会】


【移動するとき】
 力で持ち上げ、餅つきのようにしてぴょんぴょん前進させます。バランスを崩すと倒れます。

【下生若連梢会の提灯】
 お願いして、提灯の写真をパチリ(^^)。


●神野若連

【神野若連】
 提灯がビニルに包まれているのは、雨除けの意味もあるのでしょうが、“窯”に入れたときに、提灯に引火しやすくするためでもあるようです(^^;)。


●根三田若連

【根三田若連】
 提灯まちの提灯は、竹棒が軸になり、2本の棒で“押しの力”、4本の綱で“引きの力”によって垂直を保っています。

【提灯が折れた。。】
 何故か中心部でぽっきりと折れてしまいました(@@)。こういうことってあるんですねー。


■窯(かま)
 のある場所に言ってみると、すでに火が入っており、小さな提灯が次々と投げ込まれています。


【“窯”準備中】
 提灯を投げ入れる窯は、火を大きくしているところ。

【小さい提灯が持ち込まれる】
 個人からの依頼などで、小提灯も入れられます。


■手踊りに見る、親から子への伝統の受け継ぎ
 しばらく提灯に動きがないようなので、街中を歩きます。

 のの字廻しの交差点にて、大町新町手踊りが行なわれています。

【手踊り】
 のの字廻しをする交差点のある道路では、各区町が入り混じって手踊りをしています。


【親子5人で手踊り】
 こうして親から子へ、文化が受け継がれていくんですね〜(−−)。


■【窯入れ】
●大船津赤ちょうちん

 の場所に戻ると、大船津赤ちょうちんがすぐの場所まで来ています。三脚を用意し、窯入れを待ちます(−−)。

 の周りを提灯がぐるりと回ります。ゆらゆら揺れて、提灯に倒されます!(><)。提灯の根本を持ち、一気に提灯の竿をぐるぐると回り始めます。燃えかすが立ち上がり、神秘的な瞬間となります。

【大船津赤ちょうちん】
 手踊りを観にいっている間に、赤ちょうちんは窯のところまで来ていました(@@)。


【ぐらぐら揺れている】
 窯の火を目の前にして、赤提灯はぐらぐらと揺れています。

【窯に投げ入れる】
 先端部分の提灯を、釜の中に倒すように投げ入れます。火の粉が飛び散ります。


【赤ちょうちん 窯で回す】
 窯に投げ入れた提灯は、窯の部分を軸にして、時計の針のようにグルグルとかき回すようにして走ります。炎が大きくゆれます。


●大船津 六一会
 14組ある提灯が順番に、次から次へとの中に入れられます。提灯に火をつけて、持ち上げある組もあります。その時は、周辺の観客から歓喜の声。しかし、火の付いた提灯を持ち上げるのは、危険なため、会場アナウンスで注意されます(^^;)。

※すべての団体様をご紹介したいところですが、KOUJINN(旅人)が選別した団体だけのご紹介になります。あらかじめご了承くださいませ。

【大船津 六一会】
 2番手は六一会。


【窯に倒すも収まらない】
 先端の提灯部分を火の中に落とさなければならないのに、根元の部分が火の中になってしまいました。

【位置を調整する】
 このまま回しても意味が無いので、軸を引っ張って、提灯が窯の中に来るよう調整します。。


【六一会 火をつけて持ち上げる】
 窯入れがうまくいかなかった以上、提灯に火をつけて持ち上げあるパフォーマンスに力をそそぐしかありません!。しかしかな、大会進行者から「あぶないので持ち上げないように」の放送がなされます(´=ω=`)。。


●下生若連 梢会

【下生若連 梢会 入場】
 3番手に入場してくるは、下生若連梢会の提灯です。

【釜の中に提灯が薙ぎ倒される】
 提灯が釜の中に倒されます。ボワっと立ち上がる火柱に、観客の声が漏れます。


【下生若連梢会も火をつけて持ち上げる】
 昔は提灯に火をつけて持ち上げることは、良くあったそうです。しかし、今の時代、危険なことは避けなければならない風潮もありますし、会場アナウンスでは「火をつけて持ち上げないように」注意が流れます。


●神野若連

【神野若連、炎とにらめっこ】
 神野若連が、窯の広場まで入ってくると、窯の炎が大きく立ち上ります(@@)。まるで提灯の高さをも超えるような立ち上り方。


●泉川若連

【泉川若連】
 提灯の竹が真っ二つに折れてしまった団体です。

【上手に回す】
 真っ二つに折れてしまった提灯でも、泉川若連は上手に釜の中で回します(^^)。


【泉川若連 万歳】
 条件が厳しい中、たいへん上手に窯の中で提灯を回しました。


●男友會

【男友會の提灯に襲いかかる炎】
 男友會の提灯に襲いかかる炎。まるで炎が生きているかのようです(−−)。。と言うのは言いすぎでして、終盤になるに従い、窯番の方が窯の中の藁を上手にかき回し、炎を立ち上らせているのです(^^;)ダンダンウマクナッテイル。


【提灯が窯に入れられる】
 窯の碑が激しく燃え上がります。

【持ち上げた提灯がメラメラと】
 提灯についた火がメラメラと燃え上がります。


【男友會 炎と提灯】
 火のついた提灯が、炎を見下ろしているかのように、仁王立ち。


【男友會 提灯で激しく窯をかき回します】
 提灯まちの主役団体でもある、男友會の窯のかき回しはたいへん迫力があります!(><)。炎が提灯に喰らい付いているかのようです!!(≧▽≦)。


●櫻風會

【櫻風會の提灯】
 窯の広場に入場してきた櫻風會。

【窯の火にかざす】
 じっくりと窯の火にかざしています。。


【櫻風會 激しく提灯が燃え上がる】
 やっぱり、提灯を持ち上げます(^^;)。提灯に燃え移った炎が、激しく燃え上がります。


■神幸祭
 すべての入れが終わった後の20時30分過ぎ、『神幸祭』が行なわれます。

 楼門前に集まった一行が街中に向かって歩き始めます。一向は歩行者天国の終わり部分まで歩くと、Uターンして再び鹿島神宮境内の方向へ戻ってきます。

 進行が終わると、今まで停止して静止していた山車お囃子を奏で、動き始めます。

【神幸祭を待つ役員の方々】
 鹿島神宮前の商店街の通りには、各区町の役員さんが提灯を持って行列を待ちます。


【神幸祭の行列の先頭】
 鹿島神宮の宮司さん(?)が行列の先頭を率いています。

【猿田彦とおかめ】
 神様の先導役である猿田彦ですが、一本足の下駄が歩きづらく、おかめに先導されています。。


【鹿島神宮の神輿】
 この神幸祭の行列の一番重要な部分である、神輿。鹿島神宮の祭神が、神輿に乗って降りてきている、という意味を含んでいるのです。極端に言えば、この神輿のために、神幸祭を執り行っているのです!(>O<)。


■まつりの風景観察
 街中を歩くと、仲町区にある鹿島神宮の無料駐車場スペースに、「にぎわい広場」が設けられていることに気付きました。広場にはステージがあり、新町の曳き手たちが手踊りをしています。道路には新町の山車お囃子を奏でています。

 去年は違う場所に「広場」は設けられていましたが、こちらにステージを設けたのは今年から。観客席もあるし、お祭りの溜まり場として機能していて、良い感じです(^^)。

【にぎわい広場 ステージ】
 無料駐車場スペースとして利用されている敷地に、特設ステージが設けられています♪。


【まつりの風景】
 時刻は21時30分になろうとしているところ。通常のお祭りでは、“撤収モード”になる時間ですが、町内のいたるところで山車の乱曳きが行なわれており、祭りはまだまだ終わる気配がありません。。


【幻想的なライトアップ】
 鹿島の山車は夜、拝見するのも良いかもしれません。山車下部のライトアップがステキ(’’*)。

【軸のぶれるワッパ(車輪)】
 山車を回転させる時、回転軸を持たないワッパは、中心軸からぶれてしまいます(^^;)。

 時間は21時30分を回っています。明日は早朝から「朝曳き」を拝見する予定なので、早めにホテルに戻ることにします・・・。


つづき:鹿島神宮 朝曳き、行宮祭、還幸祭、年番引継
 
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取材・掲載 お問い合わせ
更新日 2006/03/23
2006年03月23日 UP

関連リンク
鹿島神宮 提灯まち、神幸祭(20040901)


 
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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