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 第30回 古河の桃まつり 
茨城県古河市(県西) : 2006年3月21日(火・祝)取材

 以前から一度行きたいと思っていた古河の桃まつり。
 今年(2006年)は都合がつき、訪問できることとなりました。東北本線(宇都宮線)上の古河駅は、同線唯一の茨城県所属の駅。
 早る気持ちを押さえ、古河市観光協会のレンタル自転車「桃ちゃり号」で古河市街地を散策。古河桃まつり会場(古河市総合公園)に訪問します。同お祭りでは撮影会は無いとのことでしたが、意外な展開に・・・(^m^)。

 茨城県古河市で『古河の桃まつり』が開催されます。
 期間は本日3月21日(祝・春分の日)から4月5日(水)までの、およそ2週間。古河の桃まつりは去年、訪問しようとして断念した経緯があります。。今年こそは!と一念発起し、一ヶ月以上前から訪問を計画していました。

 古河の桃まつりの会場は、古河総合公園JRだと、JR東北線 古河駅が最寄り駅になります。。本来なら、大宮駅から東北線(宇都宮線)に乗り継いで北上していくところですが、起床したのが8時30分過ぎ。。東北線経由では電車の都合が合わないことから、JR武蔵野線 南越谷駅乗換えの、東武伊勢崎線 新越谷駅から旅は始まります。


 古河駅への到着目標時間は、「11時前」。というのも、本日はJRが主催する『駅からハイキング』の実施日で、このイベントの受付終了時間11時だからなのです。
 JR南越谷駅から東武伊勢崎線新越谷駅の乗り換えは、駅舎の位置が異なり、少し歩かなければなりません(==)。乗り換え時間が10分くらいあるのですが、平面的な距離や高低差(階段)が多く、さらに普段この駅を利用していないため、どのくらい時間が足りているのか皆目見当がつきません。。


■東武伊勢崎線で茨城の旅
 9時54分、南越谷駅に到着。早足で駅舎間を移動します。こういうときに限って、前の人がちんたらちんたら歩いていて、思うように前に進めません(´>ω<`)ギュウ〜。

 それでも前を歩いているちんたらさんを追い抜き、エスカレータも歩きながら上ったりして、時間を詰めます。がんばって歩いたら、急行電車が入線してくる10時05分の7分前の、9時58分にはホームに到着しました。ちょっと早足だったので暑い〜(@@;)。

【東武伊勢崎線 新越谷駅ホーム】
 KOUJINN(旅人)の茨城の旅において、初登場となる東武伊勢崎線。


■駅からハイキング受付に間に合う
 無事に急行に乗車。終点 久喜駅JR東北本線 宇都宮線に乗り換え、10時50分、古河駅に到着します。suica改札を抜けると、コンコースで駅からハイキングの受付が行なわれています。一般会員カードを読み取り機に読み込ませ、受付終了♪。ハイキングマップなどをいただきます(^^)。これでポイント8Pになりました。10Pゴールド会員になれるから、あと1歩ですな。
 3月いっぱいでポイントが一度失効されてしまう関係で、あと1回、なんとしてもどこかしらの「駅からハイキング」に参加しなければなりません。そんなことを思いながら、駅を出ます。


【JR 古河駅コンコース】
 古河駅高架下自由通路では、「駅からハイキング」の受付が行なわれています。

【古河 桃まつりパンフレット】
 「駅からハイキング」で配布されるパンフレットの中に、古河 桃まつりも入っています。


 さて、「駅からハイキング」も目的のひとつではありますが、他にも目的を作っています。
 ・古河の町並みを散策する
 ・茨城百景「古河の遠景」を探す
 ・「古河の桃まつり」に訪問する
 になります。

 1番目の古河の町並み散策に関しては、「駅からハイキング」の案件を利用し、さらに古河市のサイトからダウンロードしておいた古河市観光マップを併用して街中をさまよう予定。本来であれば、「ハイキング」なので、「徒歩」で行かなければならないのでしょうけれど、古河市観光協会が用意している、レンタル自転車(無料)を使います(^^;)。
 2番目の茨城百景「古河の遠景」散策に関しては、あまり期待をしていません。どうも茨城百景「古河の遠景」は存在が確認できておらず、設置場所が分からないからです。。
 3番目の「古河の桃まつり」は、本来の目的でもありますから、訪問しないわけにいきません!(><)。あわよくば、桃むすめを撮影(激写)できればなーと考えています(^皿^)グシシ。


■レンタル自転車 桃ちゃり号
 レンタル自転車を管理している古河市観光協会の建物が見つからず、右往左往してしまいます。西口駅前左手のスーパーマーケットのような建物観光協会の建物だったんですね!(><)。

 屋外の受付でカンタンな手続きを済ませ、桃色の自転車をお借りします。古河KOUJINN号ですな。

【古河市観光協会の建物】
 古河駅西口を出て、バスロータリーの左手先を見ると、観光協会の建物。


【桃ちゃり号 受付所】
 観光協会屋外スペースにて、レンタル自転車のサービス。名前通り、自転車がピンク色(^^;)。

【ピンク色した桃ちゃり号】
 城下町の細く入り組んだ街中を散策するには、自転車がたいへん便利です。


■古河市街地のお寺を散策
 古河駅から近い、お寺を中心に回ってみます。
 町並み散策をしながら、茨城百景をも探してしまおう!ということです。どこのお寺に行っても、今日はたくさんの人がいます。そうかー、今日はお彼岸でもあるんですねー(−人−)ナムナム。茨城県内で多分にもれず、弘法大師の碑や像があります。

 過去にお寺茨城百景があった例だと、龍ケ崎市「竜ケ崎観音」や、行方市の「●●」などがありました。そうやって考えると、茨城百景「古河の遠景」は、包括範囲として、お寺の敷地内にあることも十分想定できます。

【筑波道の標識】
 古河駅西口からまっすぐ進んだ最初の交差点に、「右 筑波道」の標識。“右”は北を指します。


【神宮寺のお地蔵さんの山】
 神宮寺を散策。墓地に足を踏み入れると、お地蔵さんの石でできたピラミッドみたいな山があります。


【神宮寺 本堂】
 お彼岸のためか、各お寺では、(→)

【徳星寺 本堂】
お墓参りの光景が広がります。


■雀神社
 いくつかのお寺を巡りましたが、茨城百景は見つかりません。
 いつの間にか「駅からハイキング」のコースに合流しています。ハイキングコースのポイントである「雀神社」に向かいます。

 拝殿神殿と撮影。境内にあるいくつかのもチェックしますが、茨城百景碑ではありません。。
 雀神社の敷地は広く、裏手にある堤防の向こうには渡良瀬川が流れています。

【「駅からハイキング」の標識】
 お寺散策の中で、「駅ハイ」の標識を発見。いつの間にかコースに合流しています。。


【雀神社(すずめじんじゃ) 拝殿】
 歴代の古河城主が崇拝したと言われている神社。五穀豊穣、家内安全を祈願。境内は広く、数々の碑の他に、神輿収納倉庫があります。残念ながら、茨城百景碑は同境内にはありませんでした。。祭神は大己貴命(おほなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)・事代主命(ことしろぬしのみこと)による三神。


【丸い感じの狛犬】
 雀神社の狛犬は、どことなく丸い感じ。茨城の他の地区では、あまり見かけない意匠。

【雀神社の大欅(おおけやき)】
 枯れてしまったのか、半分に伐採。市内最高のケヤキだったらしく、古河市指定天然記念物。

 古河ゴルフリンクス脇の坂道を登っていくと、渡良瀬川の堤防になります。


【古河ゴルフリンクス】
 雀神社脇の堤防を上ると、ゴルフ場が広がります。

【田中正造翁遺徳之賛碑】
 足尾銅山鉱毒事件で戦った田中正造先生の顕彰碑。最期は渡良瀬川堤防で倒れました。。


■三国橋
 堤防を進んでいくと、三国橋。橋の近くに、大きながある広場があります。顕彰碑

 三国橋からつながる、国道354号を下りていきます。流れるようにまっすぐの道をずっと突き進んでいくと、「古河の桃まつり」会場である古河総合公園に到着します。

【佐藤洋之助先生 顕彰碑】
 三国橋建設、海外同胞引き揚げ、電信電話の普及に活躍した、昭和中期に活躍した政治家。


【三国橋(みくにはし・ばし)】
 明治年間、旧・三国橋は上流にあり、下総国、下野国、武蔵国の三国に渡る橋だったため命名。

【茨城新聞社100周年記念キャンペーン碑】
 「きれいな川を守るのは 私とあなたの心がけ」。茨城県内の川辺にて良く拝見する碑です。


■桃まつり会場(古河総合公園)
 桃まつり会場受付で、園内MAPをいただきます。桃園は東の方にまとまっているようです。園内の桃を含め、木々はまだつぼみ状態

 石下町が生んだ長塚節の碑

 桃園内の端っこのほうのが、幾分花を開いている状態です。桃の花を写真に収め、まずは一安心です(^^;)。

【古河総合公園 管理棟】
 公園入口からまっすぐ入ると、目の前に管理棟。まつり関係者準備室として使われているようです。


【つぼみ状態の桃の花】
 桃まつりは開園しましたが、園内の桃の花は開花が遅れているようでつぼみ状態です。


【御所沼】
 管理棟の先には御所沼。

【古河公方足利尊氏墓所】
 県指定文化財。


【長塚節の碑】
 旧・石下町が産んだ長塚先生の碑。

【ぽつりと咲く桃の花】
 園内の一部で、桃の花が咲いています。


■古河桃まつり 開園式
 蓮沼の先に遠めに熱気球(右写真参照)が見えます。あそこが公園の中央広場のようです。

 向かってみると、芝生の広場があり出店がたくさん。広場にはステージがあり、関係者がステージのいすに座り始めました。これからイベントが行なわれるようですので、こちらもいすを確保し、昼食の焼きそばを食べながら会を見守ります。

【中央広場に向かう】
 桃園から公園内を眺めると、遠くに熱気球。あそこには中央広場があります。


【中央広場】
 広い芝生の広場に、特設ステージが設けられ、開園式がまもなく始まります。

【たくさんの出店】
 中央広場を取り囲むように、たくさんの出店がお祭を盛り上げます。


【永岡桂子 衆議院議員】
 亡くなられた永岡洋治議員の遺志を引き継ぎ、茨城七区で当選した桂子議員の挨拶。

【桃むすめ 鯉沼友佳梨姫】
 議員さんの挨拶の後、桃むすめちゃんたちも個別に挨拶をします(^^;)。

 およそ50分ほどかけて会が終わり、ステージが掃けます。


 この手のお祭りですと、桃娘ちゃんたちによる“撮影会”が行なわれるはずなのですが、アナウンスがありません。。もしかしたら古河の桃まつりでは撮影会は行なわれないのかと思い、あきらめ気味に桃園にて、まだつぼみ状態の桃を撮影することにします。。。
【がっかりしながら、つぼみを撮影。。】
 撮影会が無いと思い、桃のつぼみを撮影。。


■古河桃むすめちゃん “撮影会”
 しばらく撮影していると、桃娘ちゃんたち一行が、こちらにやってくるではないですか!!(@@)。係りの方にお聞きすると、「以前、桃娘にストーカー行為をした輩がいたため、公式には撮影会は用意していない。しかし、撮影会を希望する方もおられるので10分程度だが撮影会を行なっている。」とのことでした(TT)。
 とにもかくにも撮影が出来る喜びをかみしめ、桃娘ちゃんを撮影します。。


【古河の桃むすめ】
 無いと思っていた桃むすめによる撮影会♪。公式には撮影会は存在しないのですが、“特別な配慮”により、10分程度の撮影会を設けているのです(TT)。


■利根川沿いの謎の碑の正体
 撮影会が終わると15時を回ります。これにて帰ることにします。
 古河駅まで戻る途中、街中を自転車を走らせていると、長岡先生の事務所前を通ります。ちょうどお祭り会場から戻られた長岡先生が車から降りてこられるところでした(^^;)。

 自転車を返却し、上り東北本線(宇都宮線)に乗り込みます。


 前から気になっていた、利根川沿いの碑を訪問することにします。隣の栗橋駅で下車。利根川沿いまで歩きます。
 駅からあること30分、の場所に到着します。
 を確認すると、『明治天皇行幸記念碑』であることが分かりました。茨城百景碑ではなかったんですね〜。夕焼けに辺りが照らされる中、ずっと疑問だったのことが分かり、もやもやが吹き飛んだ瞬間でした。。

【前から気になっている碑】
 東北本線(宇都宮線)の下り車両にて、利根川を渡る際に見える謎の碑。。


【明治天皇行幸記念碑】
 前から気になっていた碑は茨城百景碑ではなく、明治天皇行幸記念碑でした。


(この項おしまい)
 
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関連リンク
塚崎の獅子舞(20080415)
真壁のひなまつり(20050212)…以前に一度、古河駅に立ち寄っています。






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