ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 土浦紅葉紅葉(もみじ・こうよう)と常福寺 ■
土浦市県南) : 2005年11月13日(日)取材

 11月13日は、「茨城県民の日」。
 県内の各施設では入場が優遇されたり、TXや茨城県内バス路線のお得なきっぷが発売されたりと、見どころ満点の様子。これはうかうかしていられないと出発したのは良いものの、時間が遅かったこともあり、目的の筑波山には行くことができませんでした・・・(TT)。
 仕方なしにつくばセンターから土浦駅方面へバスで向かった先には、KOUJINN(旅人)が知らなかった、いつもと違う土浦駅市街地の風景が広がっていたのでした。

 11月13日茨城県において、「県民の日」に指定されています。
 公式サイトによると下記の通り。

「県民の日」は、郷土の歴史を知り、より豊かな暮らしと県の発展を願い、茨城県を見つめなおす日。

 見つめなおすに当たり、茨城県内では通常時「有料」な施設が、「無料」もしくは「半額」になったりします。

■無料になる施設 ※リンクは参考リンクです
-弘道館
-偕楽園好文亭
-茨城県立歴史館
-茨城県近代美術館
-茨城県つくば美術館
-茨城県天心記念五浦美術館
-茨城県陶芸美術館
-ミュージアムパーク茨城県自然博物館
-鹿島港魚釣園
-茨城県立児童センターこどもの城
-茨城県大洗マリンタワー
-大洗港魚釣園
-茨城県植物園
-竜神峡大吊橋
-港公園展望塔

■半額になる施設 ※リンクは参考リンクです
-つくばエキスポセンター
-アクアワールド・大洗
-大子広域公園フォレスパ大子
-茨城県フラワーパーク
-ワープステーション江戸


 さらに、公共交通機関でもお得な乗車券が発売されます。

■茨城県民の日記念フリー乗車券(パス)
 高速バスを除いた、茨城県内の路線バス(県バス協会加盟12社)が茨城県内全域で乗り放題!。
 適用日は「11月12日(土)〜11月13日(日)」の2日間有効。
 料金 大人:1000円 子供:500円

■つくばエクスプレス1日フリー乗車券
 つくば駅-守谷駅区間が対象。
 期間は「11月12日(土)〜11月13日(日)」のうち1日間有効。
 料金 大人:600円 子供:300円


 うーん、見れば見るほど、ワクワクしてくる内容ですな〜(−▽−)。

 というわけで本日(13日)、『茨城県民の日』を教授すべく、家を出発することにしました。


■TXの「つくばエクスプレス1日フリー乗車券」
 だらだらしていたら、家を出るのが12時を回ってしまいました(==)。

 最寄の南流山駅つくばエクスプレス(TX)に乗り換えます。いつもであれば、つくば駅までのきっぷ(800円)を購入するところですが、今日は守谷駅までのきっぷ(450円)しか購入しません(><)。
 別にキセルをするわけでもなく、『県民の日』お得な「つくばエクスプレス1日フリー乗車券」守谷駅で購入し、利用するからなのです。

【TX南流山駅】
 “光”をモチーフにした設計。地下改札、地下ホーム。

 肝心の「つくばエクスプレス1日フリー乗車券」は、大人600円。守谷駅からつくば駅までは通常片道500(往復だと1000円)円ですから、往復で利用すれば400円分オトクになる計算になります・・・。

 終点守谷駅にてすばやく改札口に回り、「フリーきっぷ」を購入します。
 すぐさまホーム階に戻ると、ちょうどつくば駅行きの車両が入線してきます。


【守谷駅までのきっぷ】
 守谷駅からは、茨城県民のご教授(=フリーきっぷ)を賜るため、守谷駅までしか買いません。

【つくばエクスプレス1日フリー乗車券】
 TXの駅すべてが「フリーきっぷ」の対象ではなく、茨城県に属している区間だけが対象。


【遠くに筑波山】
 研究学園駅を出て、次は終点つくば駅というところでは、進行方向左手正面に筑波山。

【つくば駅 改札前】
 TXはパスネット対応。suicaはご利用いただけません。でも今日は、フリーきっぷで通過(^^)。


■つくばターミナルにて「茨城県民の日記念フリー乗車券」
 つくば駅に13時30分過ぎに到着。
 つくばターミナル内にて、バスのフリー乗車券「茨城県民の日記念フリー乗車券」を購入します。1000円。

 はてさて、フリーきっぷを購入したは良いのですが、この後どうするか決めていません。。
 筑波山(筑波山神社)行きバス乗り場に向かうも、時間はまもなく14時。秋のこの時期に今から筑波山に訪問しても、現地で楽しめる時間がほとんど無いことから、筑波山訪問は止めにします・・・。

【つくばターミナル】
 つくば市街地の公共交通機関のへそとなる、つくばターミナル。JRのみどりの窓口もあります。


【『茨城県民の日』記念フリー乗車券】
 ぺらぺらっとした紙。硬券みたいなのを予想していたので、ちょっとだけ残念。

【筑波山神社への時刻表】
 筑波山シャトルバス乗り場にて時刻表を確かめるも、次のバスまで1時間近くあります。。


【『茨城県民の日』記念フリー乗車券のお知らせ】
 言われれば納得するし、でもやっぱり「ケチ臭いな〜」とも思ってしまうような内容のお知らせ。フリー乗車券では、筑波山神社方面行きのシャトルバスは乗車することが出来ない旨が書かれています。


 フリーきっぷを購入するだけ購入したら、だんだんテンションが下がってきてしまいました・・・(´・ω・`)ショボーン。

 こういうきっぷって、思いっきり活用して「元を取る派」の方が多いと思いますが、KOUJINN(旅人)は元を取ることも大事だけれど、「記念にコレクションする派」に近い部分があります・・・。なので、今から何とかして「元を取ってやろう」という考えは持ち合わせていないのです・・・。

 気がつけば、土浦駅行きのバスに乗り込むKOUJINN(旅人)がいました・・・。このまま土浦駅まで行っても、通常のバス料金500円。。完全に赤字状態です(T▽T)モウドウデモイイヤ。

【つくば市街地の紅葉】
 つくばセンターの木々は、紅葉を迎えています。


■土浦田中で珍来
 土浦全国花火競技大会の会場でもある、バス停「田中三丁目」にてバスを降ります。。

 こういう時ってバスの運転手さんには「ありがとうございました」と言って欲しい。。言ってくれないと、まるでタダ乗りしたみたいで、こちらが悪いような感じがしてきてしまいます・・・。

 残念なことに、このバスは関東鉄道バス。。適正な料金を払っても、「ありがとうございました」と言わないのに、フリーきっぷ「ありがとうございました」と言ってくれるのでしょうか。。
 と思ったら、やっぱり言ってくれませんでした・・・(´TωT`)シクシク。

【バス停「土浦三丁目」】
 つくばセンターから路線バス。土浦三丁目で下車します。土浦の花火会場。

 バスから放り出されるように降りたKOUJINN(旅人)は、珍来 土浦田中店に行き、少し遅めの昼食とします。
 先日の花火大会でいただくことの出来なかった、餃子定食を注文。たいへんおいしく、満足です♪(^^)。


【珍来 土浦田中店】
 土浦全国花火競技大会の時に毎年お世話になる、珍来 土浦田中店。

【餃子定食】
 珍来の基本、餃子定食。今年(2006年)の花火大会の時は、定食メニューがNGでした。。


■鳥インフルエンザ?
 桜川沿いを歩くことにします。※鳥の死骸。。鳥インフルエンザが流行っているだけに、ちょっとコワイ・・・。

 花火会場に行くルートで歩きます。
 高架道浄水施設

【路上の鳥の死骸・・・】
 道路に鳥の死骸があります・・・(==)。


■土浦全国花火競技大会会場の日常風景

【土浦ニューウエイ】
 この高架道が土浦駅前市街地を貫き、土浦駅反対の東口にまで続くのです。。

【桜川方向に歩く】
 花火大会の時は賑わうこの界隈も、普段はこういう風景です。


【土浦市塚田ポンプ場】
 昨年(2005年)の花火大会の時は、屋上にカメラとTV用のステージを用意し、放送しました。

【桜川沿いの遊歩道】
 時折、自転車で通り過ぎる方や、ジョギングをされる方が通り過ぎて行きます。


 この辺りを歩くと思い出すのが、茨城百景『土浦国宝巡りと紅葉丘公園』『桜川堤と亀城公園』です。

 「土浦国宝」のほうは良いとして、「紅葉丘公園」って言うのは、紅葉のこの季節、タイムリーな話題のような気がしています。まだ時間は15時を回ったところですし、これから紅葉丘公園に行ってみますかー(^^)。

 と、持参してきた地図を広げます。地図を持参してきている辺り、「はじめから紅葉丘公園に行くつもりだったんじゃないの〜??」と言われそうですが、県南地域に来る時は、常にいくつかの地図を持参しているのです・・・。なので、これは必然なのです(−−)。

 桜川沿いの銭亀道祖神神社

【土浦 桜川沿いの紅葉】
 すでに落葉している木々もあれば、こうしてまだまだ緑の葉っぱ状態の木々もあります。


【道祖神の鳥居】
 桜川沿いを歩くと、小さな神社らしき敷地があります。銭亀道祖神神社のようです。

【神社境内】
 境内の敷地には、「大町憩の家」と呼ばれる木造の集会場もあります。


■土浦市下高津方面へ
 土浦橋を渡り、土浦市下高津方面を歩きます。この辺りは交通量も多く、人が歩くことに適していない道路(国道354号)です。

 5分ほど歩いていくと、「真言宗 東光山 常福寺 もみじ幼稚園」の看板を発見します。
 Y字路になっている部分に、怪しい碑が!!(@@)。しかしよく見れば「馬頭観世音」であり、「紅葉ヶ丘」の石でした。。

【土浦橋】
 平成元年に完成した土浦橋は、桜川を車で横断することのできる、生活橋です。


【土浦橋 歩道部分】
 近年に設計された橋であることもあり、歩道(自転車併用)のスペースが広く取られています。

【土浦桜川 上流方面を眺める】
 土浦全国花火競技大会のメイン会場となる方面。こう見ると、花火会場には見えません(^^;)。


【東光山 常福寺の看板】
 土浦橋を渡り、国道354号を5分ほど歩くと、戻るようにY字路になった場所に到着します。Y字部分には、「東光山 常福寺」の看板。「もみじ幼稚園」の文字も見えます。いくつかの石に、一瞬、茨城百景碑かと思います(@@)。


【「馬頭観世音」の碑】
 江戸時代初期に建てられることの多かった、馬や牛を供養するための石。

【「紅葉ヶ丘」の石】
 「紅葉ヶ丘」をアピールするために作られたのでしょうか。その割には小さい気がします・・・。


■常福寺と紅葉ヶ丘
 足を踏み入れると、右手にお墓。そしてプレハブの幼稚園が現れます。そして愛宕神社

 左手には常福寺の本堂があります。

 本日は日曜とあって、幼稚園はお休み。
 奥に入ると、イチョウの木愛宕神社の境内に繋がっています。山門の階段を下り、くるりと回ってくると再び常福寺に行けます。
 幼稚園の敷地内に、茨城百景碑のような石があります!?(@@)。よくよく見ると、「弘法大師ー千百年・・・」と書かれており、茨城百景碑ではありません。。

【常福寺 境内を歩く】
 お墓が広がり、左手に常福寺の本堂。右手には、もみじ幼稚園や愛宕神社があります。


【東光山 常福寺 本堂】
 この本堂は、昭和60年に建て替えられたようです。鉄筋コンクリート造。国指定重要文化財の薬師如来を所有することで知られています。


【市指定天然記念物 常福寺のイチョウ】
 もみじ幼稚園本館の工事のため、プレハブが邪魔をしていますが、ここは紅葉ヶ丘公園。

【仮設プレハブのもみじ幼稚園】
 左右対称(シンメトリー)のプレハブ設計に、芸術性を感じます。


【土浦愛宕神社 拝殿】
 もみじ幼稚園プレハブの裏手には、土浦愛宕神社。茅葺き屋根!!(@@)。 


【階段で下りる】
 愛宕神社の参拝道の先には、急な階段が待ち構えています。

【正面の鳥居】
 参拝道を降りて、道路から。写真右手(写真外)に再び常福寺にもどる階段があるので進みます。


【きれいな水が沸く】
 集会場の裏手には、きれいな水が沸いた池があります。

【トタン板の倉庫】
 この地域の山車や神輿が収納されているものと予測します。


【常福寺の無縁仏 墓碑】
 土浦愛宕神社前の鳥居がある通りから上ってくると、左手にたくさんの無縁仏の墓碑が並んでいます。


【もみじ幼稚園】
 プレハブのもみじ幼稚園。

【弘法大師の碑】
 もみじ幼稚園内の敷地内に、茨城百景碑とよく似た碑が設置されています(@@)。


■紅葉ヶ丘霊園からの土浦駅市街地の風景
 敷地内をさらに歩いていくと、紅葉ヶ丘霊園

 敷地はお墓と、休息できる空間とで構成され、土浦駅前市街地が一望できる眺めの良い場所になっています(@@)コレハスゴイ!。筑波山も見えるし、かなりの絶景ですな。

 もしかしたら茨城百景碑があるかもしれない!と思い探しましたが、ここにはありませんでした・・・。

【紅葉ヶ丘霊園】
 敷地を更に歩いていくと、お墓があり、視界が開けます。


【子育地蔵】
 霊園の敷地内に、子育て地蔵。

【休憩できる空間】
 ベンチが設けられ、土浦市街地が広がります。


【紅葉ヶ丘霊園からの筑波山方面】
 筑波山方面を眺めると、遠くに筑波山が見えます。たいへん見通しがよく、土浦市街地が低層住居の密接している土地であることが分かります。


■キララちゃんバスで土浦駅市街地に帰る
 再び、常福寺を下りていくと、先に下高津郵便局があります。キララちゃんバスバス停「下高津郵便局」(B-1(19))があります。

 あまり期待しないで時刻表を見てみたら、あと5分バスが来るではありませんか!!。
 大急ぎでカメラをかばんにしまっていますと、キララちゃんバスがやって来ました。

 キララちゃんバスは○○円。
 亀城公園のところでバスを降り、すこしだけ亀城公園をふらつきます。そして土浦駅

【バス停「下高津郵便局」】
 常福寺を下りた先には、下高津郵便局。キララちゃんバスのバス停があります。

 時間は17時30分を回ったところ。
 知っているつもりでまだまだ知らない土浦を堪能し、十二分に満足です。
 まだ少し早い時間でありますが、時間ではなく内容で勝負のKOUJINN(旅人)にとって、今日はオールOK!。
 フリーきっぷはどちらも元を取れませんでしたが(^^;)、それ以上に満足を得ることのできた旅になりました(^^)。


(この項おしまい)
 
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取材・掲載 お問い合わせ
更新日 2006/07/22
2006年07月22日 UP

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日枝神社 流鏑馬祭り(20060402)


 
【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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