ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ 御前山と那珂川大橋の鮭遡上 ■
城里町県央) : 2005年11月4日(金)取材

 紅葉の秋。そして茨城百景の旅。
 茨城百景を探していく中で、比較的容易に訪問できるところは積極的に訪問し、碑を発見してきました。探索を進めていくと、どうしてもアクセスがしづらい場所が残ってくるわけで、茨城県城里町の茨城百景「御前山」や、「石塚薬師と那珂西城址」は“アクセスしづらい”場所で残っているのでした・・・。

 今回は県央地域の“紅葉の進み具合”を調べることを前提に、水戸から城里町まで路線バスで訪問することにします。訪問してみた分かったことは、那珂川しかり、御前山しかり、宝憧院 那珂西城址は、茨城の歴史や自然を満喫できる、下力のある場所であることでした(^^)。



 起床は7時過ぎ。東横イン 水戸駅南口店での朝です(^^)。
 天気は秋空で、さわやかな一日になることが予想されます♪。

 無料朝食おにぎりみそ汁漬物をいただくため、荷物を持って9時に1階ロビーに下ります。9時20分にチェックアウト。

【東横インの無料朝食】
 おにぎりと漬物、みそ汁と節約旅人には助かります。コーヒーやお茶もいただけます(^^)。

 本日の目標
 (1)茨城県城里町にある御前山の、茨城百景碑「御前山」を探す。
 (2)同じく、那珂西城跡にある、茨城百景碑「石塚薬師と那珂西城跡」を探す。


■御前山、那珂川方面にバスで向かう
 城里町は今まで訪問したことのない土地ですにゃ〜(´-ω-`)。と言うのも、城里町には鉄道が通っておらず、自家用車を持たないKOUJINN(旅人)にとって城里町は、アクセスしづらい“陸の孤島”なのです(TT)。
 事前調査で御前山(城里町)に行くは路線バスがあり、「長倉」行き(路線番号:45)に乗車すればよいことが分かっています。乗り場はJR水戸駅北口の7番乗り場

 9時30分、バス停7番乗り場に行って時刻表を確認します。
 長倉行き(45)は、9時50分にバスがあります。これを乗り逃すと、次の便は12時8分!(><)。ぎりぎり乗車することができました。。地方のバス路線は本数が少なく、数分の間違いで致命傷になることがあります・・・。今夏、稲敷市(旧・桜川村<旧・古渡村)では、あるはずの路線バスが「廃線」になっていて土浦駅に戻ることができなくなり、旧・江戸崎町の旅館にお世話になりました・・・(ーー*)コレハコレデヨイオモイデ。


 辺りをふらふらしながらバスを待っていると、9時50分前に長倉行きのバスがやってきました。

 バスに乗車し、整理券(4)を取ります。車窓から見える風景。見慣れた大工町。しばらくすると、お店が続いていた風景に田園が混じってきます。

 目的地の御前山までの中間地点になるであろうバス停「石塚車庫」。この辺りは市街地のようです。

【バスの整理券(4)】
 水戸駅前からバスに乗車します。


【田園風景】
 水戸駅前を出てしばらくはお店が続く風景でしたが、しばらくすると田園風景へと変わります。

【スーパーカスミ建設中】
 もうすぐバス停「石塚車庫」というところで、スーパーカスミの建設現場を通り過ぎます。

 石塚車庫を過ぎてから風景は、いっそう田園色を高めていきます。


■バス停「青少年旅行村入口」
 水戸駅を出発して1時間。左手に御前山が見え、那珂川を横断する那珂川大橋を通過します。当初、下車予定だったバス停「那珂川大橋」では下りず、さらに先の御前山橋があるバス停「青少年旅行村入口」で下車します。


【バス停「川端」を通過】
 水戸駅前からおよそ50分。バス停「川端」を通過します。あれに見えるは御前山か。

【御前山大橋を渡る】
 水戸駅からおよそ1時間。目的地の一つである、御前山前、那珂川に架かる御前山大橋を通過中。


【那珂川沿いを走る】
 バス停「那珂川大橋」で下りずに、そのまま進行して行きます。

【バス停「青少年旅行村入口」】
 水戸駅からおよそ70分。青少年旅行村は、御前山にある宿泊施設のこと。


■御前山橋から鮭の溯上(そじょう)
 昔の情報だと存在しなかった御前山橋。橋が架けられたのは、平成12年のようです。まだ最近なんですねー。御前山橋が架かるまでは那珂川大橋を使って、那珂川を横断していたはずです。

 バス停「那珂川大橋」に戻るバスが来るまで20分ほど時間があります。御前山橋を渡ってみることにします。御前山橋は車が行き違いできる2斜線の道路。歩道部分もゆとりをもって作られており、歩行者に優しい♪。

【御前山橋(ごぜんやまはし)】
 バス停「青少年旅行村入口」から御前山方面へ数分歩くと、御前山橋です。


【那珂川 全景】
 山と川と空の自然に包まれた風景。こういう茨城もあるんですな〜(−▽−)。

 那珂川を眺めていると時折、がビシャン!と水面に飛び跳ねます(??)。川面をじっくり眺めると、白いものが・・・。よーく確認すると、が死んでいるのです・・・。これは、が川を上り、卵を産んでから死ぬという“溯上(そじょう)”というやつですか!?(@@)。テレビでは見たことがあるけれど、こうしてリアルに肉眼で確認できるとは、なんてラッキーなんでしょう!!(’o’*)。
 よーく目を凝らすと、をさかのぼってくるの姿も確認できます。。


【那珂川 溯上で死んだ鮭】
 何気なく那珂川を眺めていると、白いものがあります・・・。よく見ると、死んだ鮭のようです(@@)。ああー、これは、卵を産んだら死ぬという、アレ(溯上:そじょう)というものですねー(??)。知識としては知っていましたが、ホンモノを見るのは生まれて初めてです!!。


■バス停「那珂川大橋」周辺の風景
 そろそろバスが来ますので、バス停に戻ります。
 定刻の11時34分より若干遅れて、バスがやってきます。ここから乗車するのは、私と旅の荷物を持たれたおじ様です。バスは10分ほどでバス停「那珂川大橋」に再び到着。

 バス停「那珂川大橋」で下車しますと、交差点は交通量がかなり多い。大型トラックが何事も無いようにKOUJINN(旅人)の横を通り過ぎていくのは、地方の経済構造の一端を見せつけられているように感じます。。

【バス停「那珂川大橋」】
 バス停「青少年旅行村入口」からバス10分。

 交差点には「名物御前山まんじゅう」と書かれたお店『ひやま』さんがあります。隣には民宿『吉田屋』さん。この界隈がその昔、立派な観光地であったことが伺えます。現在は交通手段であるが普及したことと、もっとメジャーな観光地が他の地域にたくさんできたことで、御前山が宿泊を含めた観光地に成り得なくなったことが推測されます。昔は宿泊して御前山を堪能したり、那珂川を堪能したりする旅のスタイルが成立していたのでしょう。。


【ひやま】
 「名物 御前山まんじゅう」という文字に心惹かれます(^^)。

【民宿 吉田屋】
 昔は御前山や那珂川を楽しむために、宿泊をする文化があったのでしょう。


■那珂川大橋からの風景
 那珂川大橋を渡ります。

 那珂川大橋は車が通行する橋部分と、歩行者、自転車が通行する橋の部分とが構造上、別躯体となって成立しています。那珂川大橋を歩いていき、中間地点で橋から川を覗き込むと、こちらでも死んでしまったを確認することができます。

 那珂川大橋を渡りきると、バス停「御前山」があります。

【那珂川大橋】
 写真右奥に見えるのが御前山。


【那珂川 下流を眺める】
 ひたちなか市、水戸市方面を眺めます。

【那珂川大橋 歩道橋】
 車道(右)とは別に歩道橋があるので安全。


【死んだ鮭たち】
 橋から下を覗き込むと、死んだ鮭がたくさんいるのが分かります(==)。

【バス停「御前山」】
 那珂川大橋を渡りきると、バス停「御前山」があり、御前山登山道の入口にもなります。


■茨城百景 御前山
 御前山登山道がある道方面を眺めると、崖の上に丸い石。よく見ると、茨城百景『御前山』であることが確認できます!(^O^)。

 他にも近辺には、「茨城新聞創刊100周年記念キャンペーン」を記念するがあります。


 御前山登山道入り口。入り口には立て看板があり、ここが登山道であることが分かります。

【御前山登山道 入口方面を眺める】
 水戸方面から那珂川大橋に向かい、大橋のすぐ手前がT字路。バス停「御前山」前です。


【茨城百景 御前山】
 バス停「御前山」T字路の、御前山側の崖上に設置されています。丸い石の意匠はこれまで見たことがありません(@@)。


【日々使う 水にも気くばり 思いやり】
 茨城新聞創刊100周年を記念した碑。茨城県内の、水辺のいたるところで発見します。

【県立自然公園 御前山(東登山道入口)】
 賑わう観光地でもないのに、しっかりと看板(門)が設けられているところが好感触♪。


■御前山登山
 登山道に足を踏み入れますと、ゆるい勾配の山道。まだ日も高いですし、御前山標高186mとそれほど高い山ではありません。さくさくと登り始めるKOUJINN(旅人)がいます。

 しかし、登っていくに従って勾配がきつくなったり、整備されていない道に足元をとられたりして、登山濃度が上がっていきます(==;)フウフウ。

 15分ほどで、第一休憩所に出ます。ここからは那珂川が見えます。
 さらに進みます。

【東登山道に入る】
 入ってすぐは勾配もゆるく、木々に包まれて「森林浴〜♪」と気が緩みます(^^)。


【「No.33 御前山と那珂川」】
 「子どもいきいき自然体験 フィールド100選」に選出。このプレートも、県内でよく見かける。

【那珂川を眼下に】
 御前山は標高186mとそれほど高くなく、初心者の方でも無理なく上れるのかも♪。


 10分ほど歩くと、「鐘つき堂跡」に出ます。ここは昔、鐘つき堂があった場所とされており、御前山の標高が一番高い場所とされています。回りは木が生い茂っていますが、一部眺めがよく、周りの山々を見下ろせます♪。

 休憩用のベンチもあり、お弁当を持ってきていただくのも良いかもしれませんね〜(^O^)。KOUJINN(旅人)は相変わらず、その辺りの準備が怠っており、何も持ってきていません・・・(==)。紅葉にはちょっと早い御前山周辺を写真に収めます。

【「鐘撞き堂跡」が見える】
 上り始めて3,40分で、御前山部分で最も高地になる「鐘撞き堂跡」に到着します。


【御前山 鐘撞き堂跡からの眺め】
 11月になったばかりにもかかわらず、御前山頂上部(茨城県城里町)はまだ紅葉にはなっておりません。あと半月くらい先なのかしら(´・ω・`)?。

 辺りにはたくさんのてんとう虫が飛び回っています。顔にこつんこつんと当たってきます。小さい昆虫は1匹、2匹程度ならかわいいものですが、こうもたくさんいると、ちょっと怖い(==)ブルブル。


【鐘撞き堂跡 休憩所】
 屋根付のベンチがあり、食事や飲み物を持ってきて休憩するのも自然を満喫できて良いかも♪。

【飛び交うてんとう虫】
 日差しで暖かいベンチ周りには、たくさんのてんとう虫が飛び交い、顔に当たってきます(><)。

 30分ほどかけて御前山を下りていきます。

 昨日、筑波山徒歩下山しており、足(特に太もも・・・)が疲労しています。その中で下りていくのは、足にさらに負担がかかります。。トレッキングポールを使い、ゆっくりと足場を確認しながら、山道を下りていきます。

【根っこの出てる地面はつらい】
 昨日の筑波山下山で疲労した足に、さらに疲労が蓄積して行きます・・・。


■那珂川の風景
 足に相当の負傷を抱え、やっと御前山を下りてきました・・・(´=ω=`)。

 那珂川のほとりに下り、辺りを歩きます。付近では那珂川の写生大会が行なわれているのではないのか!?と思うほど、たくさんの絵描きさんが集まっています(^^)。釣りをされる方もたくさんおられます。自然をたのしんでおられる姿に、なんだかうれしくなります♪(^O^)。

【網で鮭を獲る】
 投げ網で鮭を獲っているようです。

 時間は13時を回っています。まだお昼をいただいていません。。
 国道123号線沿いにセブンイレブン。本来であれば地元の特産物などをいただきたいところですが、予算が限られておりますので、コンビニで安く済まさなければなりません。。。ちなみにここ御前山付近ですと、鮭料理などが名物になるようです・・・。
 セブンイレブンサンドイッチお茶を購入。那珂川のほとりに座り、サンドイッチをほおばります(^-^)オイシイ。


■閉鎖された「国民宿舎 御前山荘」 とその周り
 那珂川大橋を再び渡り、那珂川の反対側に回ります。

 「民宿 いせき家」さんを発見します。他にも「国民宿舎 御前山荘」を発見しますが、どうも様子がおかしい。。近づいて確認すると、国民宿舎御前山荘「平成17年3月25日をもって営業を終了」したようです・・・。ガラス越しに建物の中を確認すると、めぼしいものはすでに撤去した跡で、がらーんとした空間が広がっています。。

【国民宿舎 御前山荘】
 平成17年3月25日をもって、営業が終了されてしまいました。。


【「国民宿舎 御前山荘」の石】
 道路側に設けられたこの石は、開業10周年記念として昭和58年7月に建立されました。

【「明治百年」の石】
 河原側には、明治が続いていれば100年を記念する碑。“明治”という年号の意味深さを感じます。

 那珂川のほとりに下りていきます。大きな石がごろごろしています。
 船がつながれている付近まで行くと、たくさんのが死んでいるのが確認できます。


【広がる那珂川の河川敷き】
 水位にさえ気をつければ、釣りやバーベキュー(OKかしら?)などに楽しめる場所です。

【死んだ鮭】
 死の先に新しい生命が誕生するという、大自然の方程式に、ひたすら感動するばかり(TT)。


■那珂西城址、宝憧院に向かう
 次に向かう「那珂西城跡」や、「宝憧院」に行くバスが14時42分に来るので、バス停に戻ります。バス停バスを待つと、水戸駅行きのバスが来ます。バスに乗車し、次の目的地を目指します。


【バスの整理券(6)】
 バス停「那珂川大橋山」から、宝憧院(水戸方面)に戻るバスに乗車します。

【那珂川大橋を渡る】
 バスは那珂川大橋を渡り、再びバス停「御前山」を通過。宝憧院に向かいます。


■バス停「宝憧院前」
 バスは30分ほどかけてバス停「宝憧院前」に到着します。

 バス停の反対側にしっかりとした石でつくられた「庚申塔(こうしんとう)」があるので撮影。畑の一角につくられた庚申塔は周りの風景と同化し、昔からこの地を見てきたんだろうな〜と感じられます。

【バス停「宝憧院前」】
 那珂西城跡に建てられた、宝憧院の入口です。


【庚申塔(こうしんとう)】
 庚申信仰で江戸時代初期に設けられました。

【道端に設けられている】
 すぐ目の前は国道123号。目立ちます。


■宝憧院、那珂西城址
 バス停の左側に見えていた大きな森が、宝憧院がある場所のようです。

 宝憧院入り口とは別に、右手には「懸史蹟那珂西城址」の石。この石は、『茨城百景巡歴』(室伏勇・書/暁印書館)の中でも確認することのできる石です。道は舗装されておらず、雰囲気として“あぜ道”といった感じ。宝憧院の正式な入り口ではなさそうなので、舗装されている正式な宝憧院への道路を歩くことにします。

【「縣史蹟那珂西城址」の碑】
 庚申塔向かいの宝憧院入口には、史蹟の碑。割れた跡は、少なくとも昭和50年代より前。


【宝憧院 那珂西城址】
 あの木々のこんもりしたのが、那珂西城〔城主:那珂通辰(みちとき)〕の土塁跡です。真ん中が切り取られたようになっているのは、後に宝憧院として利用される際に出入口として拡張されたのかと推測します。


■宝憧院 山門
 道路から宝憧院方面を眺めると、こんもりとしたを分断するように木々が無くなり、その真ん中に門が見えます。もともと木々はつながっていて、後から分断するように開拓し、門を作ったのかなーと推測します。道路の両側は広大な畑。

 山門は名称が明記されておらず、古びた印象を受けます。柱の右手には、車が通れるようなスペースがあり、門をくぐらなくてもお寺の中に入ることができます。柱部分を良く見ると、“貫跡”が見てとれ、その昔はこちら側に通用門みたいな構造物があったのかなーと推測します。

【宝憧院 山門】
 水分が完全に抜け落ちた木材によって構成されています。瓦も古い。門右手は車の通り道。


【屋根瓦のつくりもの】
 よく見ると、屋根瓦の作り物の手が込んでおり、権力の強かった時代があったことを窺えます。

【柱に貫の跡】
 手前側に通用門みたいな設備があったようです。現在は車の通り道になっています。

 の脇には庚申塔馬頭観世音の石があります。
 お寺の門をくぐりますと、広大な駐車場


【馬頭観世音の碑】
 馬や牛の供養のために建てられる碑です。
【広大な駐車場】
 山門をくぐると、広い駐車場。


泉山 宝憧院 宝厳寺
 駐車場を通り抜けると中央から右手にたくさんのお墓。左手に宝憧院があります。
 目的の茨城百景「石塚薬師と那珂西城址」は、包括風景のひとつに「那珂西城跡」が指定されています。

 境内を歩いてみます。宝憧院の周りなども回りこんで茨城百景碑を探しますが、見つかりません。

【常北八景 宝憧院の晩鐘】
 駐車場から山門方面を振り返ると、「常北八景 宝憧院の晩鐘」の碑があります。


【泉山 宝憧院 宝厳寺】
 応永3年(1396)年上宥(じょうゆう)〔智空上人(ちくうしょうにん)〕により開山真言宗の学問所として隆盛しました。元禄9年(1696)徳川光圀の発願により、現在の那珂西城址に移ります。京都上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)から以伝僧正(いでんそうじょう)を招いて中興開基(=一旦衰えた寺を、復興させること)としました。


【六地蔵尊】
 境内の一角には、六地蔵尊。

【ぼろぼろの山車】
 よく作られているのに、放置状態で残念。。


■那珂西城址の碑
 先ほどの駐車場に戻ると、盛り上がった山(=“土塁”と思われる)に木の丸太で作られた階段があります。階段を上り、踏み慣らされた道を歩くと、目の前にが!!(@@)。しかし、この茨城百景碑ではなく、「那珂西城址」の碑でした・・・。

 階段を下り、土塁と思われる土地をぐるりと歩いてみます。もしかしたら宝憧院(那珂西城址)の敷地外に茨城百景碑があるかもしれないからです。しかし、ぐるっと歩いてみると、道は無くなってしまいました・・・。

【土塁の中を歩いてみる】
 山門近くの土塁の中には踏み鳴らされた道があり、歩いていくと・・・。


【那珂西城址の碑】
 那珂西城址の碑が目の前に現れました。一瞬、茨城百景碑か!?と思いましたが、違っており残念・・・。

 ここには茨城百景碑は無いなーと思い、バス停に戻ることにします・・・。


■夕焼けの宝憧院 那珂西城址
 バス停「宝憧院前」に隣接する、小高い丘。これもまた“土塁”の名残なのかしら?(´・ω・`)。

 緩やかな傾斜を上っていくと、赤い鳥居。あたりを見渡すと、一帯が夕焼けに染まっています・・・。

【バス停「宝憧院前」に隣接する丘】
 自然にできたようには見えない丘。


【夕焼けの那珂西城址 宝憧院】
 丘の上から那珂西城址 宝憧院を眺めると、夕焼けに照らされて赤茶色く見えます。

 15時49分、水戸駅行きのバス
 バスに乗り込み、水戸駅を目指します。。


(この項おしまい)
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更新日 2006/07/09
2006年07月09日 UP

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【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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