ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
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■ つくばエクスプレス 開業前日調査 ■
つくば市県南) : 2005年8月23日(日)取材

 茨城県の長年の夢であった、常磐新線もといつくばエクスプレス(通称:TX)がいよいよ2005年8月24日に開業します。
 科学万博-つくば’85から20年。できるできるとは聞いていたものの、なかなかできなかったつくばエクスプレスが明日いよいよ開業されるのです!(><)。
 こりゃ行くしかあんめ。ということで、開業前夜からつくば市に乗り込み、調査を開始します。

 明日(24日)は、常磐新線もとい、つくばエクスプレス(TX)が開業します。20年前、現在の茨城県つくば市で開催された科学万博-つくば’85』(国際科学技術博覧会/EXPO'85)の時期に、常磐新線(当時の名称)が作られることが決まりました。路線の決定、用地買収、工事の遅れなど、様々な要因が絡み、当初は2000年に完成するはずだったのが、5年遅れとなりました。しかし、それも明日開通するのです(T▽T)。


■TX開業前に乗る、因縁の常磐線 E531系
 本日はつくば市内に1泊します。まずはつくばに行かなくては。

 常磐線に乗り込み、目指すは土浦駅。これまでつくばに行くのに、常磐線に乗り、ひたち野うしく駅土浦駅で降りて路線バスに乗り換えるのが今までの方法でした。つくばエクスプレスが開業すれば、南流山駅経由でつくば市内に行けるので、この行き方も今日限りかもしれません・・・(−▽−)。

【E531系が入線してくる】
 つくばエクスプレスの開業を見に行くのに、対抗馬のE531系が入線してくるのは意味深。。

 15時過ぎ、土浦駅に入線。かつて土浦駅JR貨物の敷地に、つくばエクスプレスの車両が止まっていたことが思い出されます。駅舎を抜け、キオスクで茨城新聞常陽新聞を購入。バス乗り場に向かいます。ちょうど筑波大学(つくばセンター経由)行きが来ているので乗り込みます。


【桜川(土浦市)】
 まもなく土浦駅というところで、桜川。E531系は窓が青いので写真が変な色味に。。

【保留線】
 かつて土浦駅の貨物保留線にて、納品のためのTの車両と何度か対面しました。


■本日の宿泊はホテルルートつくば(バス停「花室交差点」)
 宿泊するホテルは道中のバス停「花室交差点」近くにあります。30分ほどでバス停「花室交差点」に到着します。

 バス停前にファミリーマートがあり、食べ物、飲み物を購入。ホテルまで5分ほど歩きます。

 チェックイン。室内の備品は新調されているようで雰囲気が良いです。しかし、ユニットバスは古く、がっかり。

【バス停「花室交差点」】
 土浦駅前からつくばセンターに向かう途中のバス停。本日宿泊するビジネスホテルがあります。


【ホテルルートつくば】
 明日、TX開業を控え、つくばセンター付近の低価格ホテルは満室のため、こちらに。。

【室内】
 備品関係は新調されており、きれいな雰囲気で安心します。でも冷蔵庫が無いのか。。


【ユニットバス】
 あまり好きではない種類のユニットバス。。この頃のユニットバスは汚れやすく狭いのだ。。

【浜ちゃんと 「海老ピラフ」】
 TV番組「浜ちゃんと」で企画されたコンビニ弁当。ファミリーマートで販売されていました。


■つくばバスターミナルの新・導線計画はすばらしい!
 路線バスに乗り、つくばセンターに行きます。
 つくばセンターバスロータリーの導線が変更されています。今までバスプールが窮屈だったのが、タクシープールの部分を開放することにより、導線が分散。今まで以上に交通の分散化が図れるものと思われます(^^)。


【導線部分が大きく変更されたバスターミナル】
 下(↓)の写真は2000年に撮影したときのもの。現在と車の導線が違うことが確認できるはず。当時の駐車場を道路に変換し、タクシーだけでなく、バスの往来にも利用されることになりました。


【つくばバスターミナル】
 2000年7月に初めてつくばに訪れたときの写真です。

【平面図】
 柔軟な発想で導線計画まで変えた担当者に敬意を表します<(_ _)>。。


■TXつくば駅前に長蛇の列
 交差点にあるつくば駅に行きますと、キュート側の駅入口前に行列。どうやら明日の1番列車の乗車整理券の順番待ちのようです・・・。

 つくば駅構内(地下)への階段は下りても良いようなので、降りていきます。駅構内は内装工事も終了(当たり前か)。1年前の工事中の風景がまぼろしであったかのように感慨にふけます・・・(−▽−)。。

【TXつくば駅「おしらせ」】
 TX開業に伴い整理券の配布が行なわれるようです。始発列車に乗車できるのかも!。


【TXつくば駅に並ぶ方々】
 時刻はまだ16時45分なのに、すでにTXつくば駅入口には長蛇の列。。開業まで12時間以上あるのに、お疲れ様です(ーー)。。


【つくば駅の看板】
 青と赤のコンビネーション。

【階段を下りていきます】
 TXつくば駅は地上出口が4つあり、バリアフリーのためエレベータあり出口もあります。


■TX開業前のつくば駅構内調査
 明日行なわれる「つくばエクスプレス出発式」の会場がすでに作られています。中に入らないよう、カラーコーンロープで仕切りが作られています。

 改札部分まで行くと、自動券売機があります。方式としては、関東鉄道常総線の機種に似ているのかしら。。
 つくばエクスプレスと専属契約をしたコンビニ、ampm が目の前にあります。ampmの関係者たちがたくさんおり、開業式が始まります。

【TX出発式会場 つくば駅】
 地下コンコースに下りると、明日の“出発式”の会場があります。準備は終わっています。


【自動券売機コーナー】
 開業前のためか、一部の券売機以外は「調整中」で利用できません。

【自動券売機】
 券売機はスクリーンセイバが組み込まれ、TX車両の写真が表示されたりします。


【自動改札】
 一部の改札は、車椅子でも通れるよう、広く作ってあります。

【ampm開業式】
 TXと契約を結んだampmつくば駅店の開業式が、関係者だけで行なわれようとしています。


■つくばフェスタ2005
 つくばセンターに移動します。

 つくばセンターでは明日(8月24日)から5日間連続で、「つくばフェスタ」が行なわれます。最終の2日間(8月27日、28日)は、従来の「まつりつくば2005」が並行して行なわれます。

 つくば市イベント関係者の力の入れ様が余すところ無く感じ取ることができます(>▽ <)。

【まつり会場】
 ペイデストリアンデッキには、例年通りお祭りの出店が数多く並びます。


【つくばフェスタ2005 メインステージ】
 つくばセンターのセンター広場には、臨時のメインステージが設けられています。作り付けの小さなステージだけではなく、こうしてしっかりとステージを用意するところに、イベント関係者の“やる気”見たいなものをひしひしと感じます。


【分別ゴミ箱】
 つくば市のイベントでは、きちんとゴミ箱(しかも細分別!)が設けれられ、好感触♪。

【NHKのTVカメラ】
 カメラの先には、先ほどのTXつくば駅に並ぶ、長蛇の列があります(^^;)。


■つくばエクスプレス開業 前夜祭
 つくばエクスプレスの開業前日ということで、つくばカピオアリーナにて「つくばエクスプレス開業前夜祭」が行なわれているようです。夜からはスペシャルステージプリンセス天功さんが来場。ショーが行なわれます。
 つくばカピオアリーナは本日のイベントは入場無料。入ってみると、子ども達による合唱が行なわれています。

 つくばカピオアリーナ裏手には、祭パレードで使われるねぷたの「ねぷた小屋」が設置。例年のねぷた小屋の設置場所は、レクサスの営業所が建ってしまい、今年はこの場所に移動してきたようです。

【キケンな階段】
 毎年書いていますが、現在のレクサス裏手にあるこの階段は、まつり時になると混雑し、たいへんキケンな状態になります。。


【つくばカピオアリーナ】
 「つくばエクスプレス開業前夜祭」と称し、つくばカピオアリーナでは様々なイベントが行なわれています。この後、プリンセス天功さんによるスペシャルステージが行なわれるようですが、時間が合わないのでパス(><)。


【つくばカピオアリーナ 正面】
 つくば市街地に、こんな立派な施設があったのですね〜(@@)シラナカッタ。

【ねぷた小屋】
 例年の設置場所にレクサスの営業所ができてしまった関係で、この場に移動してきました。


■つくば市街地の経済が上向いている(デイズタウン)
 旧・ダイエー方面に歩いてみます。ダイエーつくば店は数年前に撤退してしまった建物です。近くまで行ってみるとショッピングセンターDAYZ TOWNという商業施設になっているではないですか!(@@)。

 すぐ隣の空き地には「建築計画のお知らせ」が設置されており、東横インが建てられることが分かります。現在のビジネスホテル業界において、低価格で清潔で安心なレベルで言うところのNo.1が東横インだと私は思っています(2005年8月現在)。東横インが建つことによって、ビジネスホテルの競争が活発になり、底辺の底上げが促されることを切に願います。

【ショッピングセンター デイズタウン】
 長らく撤退していたダイエー跡地に、いつの間にかデイズタウンが入居し、営業していました。

 つくばエクスプレスが開業するから注目を浴び、つくば市街地が作られたと思っていらっしゃる方が多くいると思います。しかし、もともとの開発は筑波研究学園都市の整備計画であり、科学万博-つくば’85(国際科学技術博覧会/EXPO'85)の時に建てられた建物が多くあります。それはおよそ20年前であり、当時の設備のまま現在に至る建物が多くあります。ビジネスホテルにおいても同様で、築20年以上の建物、設備が多くあるのです。今までは“およそ20年前”の建物、設備で商売が成り立ったでしょう。しかし、外から東横インが参入してくることで、設備の底上げは必ず行なわれます。体外的に恥ずかしくない、つくば市内の各ビジネスホテルの改築、改装が行なわれることを本当に切に願います(><)。


 キュートの向いの駐車場だった部分には、「ライトオン本店・本社ビル」(仮称)の建築も進められています。企業がどんどんつくば市内に作られていき、活性化していきますね〜(^^)。


【ブリッジライトアップ】
 例年、白い照明だけだったのを、デザイナーの方に依頼し、このような青と緑色のグラデーションあるライトアップに模様替えされました。青と緑というのは、つくば市のカラーに採用されています。


【アイアイモール 入口部】
 昔のつくば市街地(研究学園都市)では、写真にあるような蛍光管(LED菅)による建物のライトアップが多かったように思いますが、いつの間にか終息方向になってしまいました。。都市計画が変わったのかしら(??)。


 19時30分過ぎ、ホテルに一度戻ることにします。
 明日(24日)は、早朝から活動しなければならないので、今日は早めに休むのです(−−)。


つづく: 開業!つくばエクスプレス
 
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更新日 2006/03/04
2006年03月04日 UP

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【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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