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 関東鉄道竜ヶ崎線 入地駅で力量を試す 
茨城県龍ヶ崎市(県南) : 2006年2月5日(日)取材

 最近、KOUJINN(旅人)は、ハデなイベントや記事にしやすい場所ばかり行って「楽」をしている!(`ε´*)プンプン。
 と、お叱りを受けてしまいそうなので、自分自身に負荷をかける取材をすべく、関東鉄道竜ヶ崎線の入地駅に行くことにしました。ご存知の通り、竜ヶ崎線は営業キロが全長4.5kmとたいへん短い路線です。短いながらも、途中に入地駅(いれじえき)があり、すべての車両が入地駅に停車します。

 入地駅周辺には「何も無い」という声が多く、駅の存在価値を問う声も聞こえてきます。しかし、茨城を旅するものにとって、「入地駅に周辺には何もありませんでした」とシロウトみたいなことを書くわけにはいきません(>O<)9゛。こういう場所にこそ「何かを発見」し、「文章にする」ことで、旅人としての資質が問われるのでは無いでしょうか!。



 関東鉄道竜ヶ崎線は、JR常磐線佐貫駅から接続しています。
 竜ヶ崎線は去年(2005年)の夏、「龍ヶ崎祇園祭」「撞舞(つくまい)」を観にいった時に利用しています。こうも早く、再訪する機会が来るとは夢にも思いませんでした(^^;)。


■常磐線 佐貫駅で関東鉄道 竜ヶ崎線に乗り換える
 14時すぎ、常磐線佐貫駅に到着。

 先日訪問した感じでは、「常磐線の到着時刻」「竜ヶ崎線の出発時刻」がリンクしており、あまりモタモタしていると竜ヶ崎線気動車が出発してしまうようなダイヤになっています。なので、撮影はほどほどにして階段をのぼり改札にsuicaをくぐらせ、東口に下りていきます。

 竜ヶ崎線のきっぷ売り場で出発時間を調べると、あと4分ほどで気動車が出発。終点竜ヶ崎駅までだと190円(大人)ですが、KOUJINN(旅人)は入地駅までなので130円のきっぷを購入。

【JR佐貫駅 看板】
 過去に龍ヶ崎祇園祭にて降り立ちました。


【関東鉄道 龍ヶ崎線 佐貫駅】
 JR佐貫駅の東口階段を下りた先に、関東鉄道龍ヶ崎線の改札+ホームがあるのです。

【入地駅までは130円】
 関東鉄道 龍ヶ崎線の唯一の途中駅である入地駅(いれじえき)までは、130円きっぷ。

 きっぷを購入し、改札を通ります。はさみを入れるわけでもなく、確認するわけでもなく、駅員さんがいるのにスルーな状態で改札を通ることができました(^^;)。
 2両編成の気動車は、「車内保温のため」最後部ドアしか開いていません。。

 気動車に乗り込むと、20名ほどのお客さんです。思っていたより日中(休日)の乗車率は良いのですね〜。程なくしてホームにベルが鳴り、出発。


【進行方向を眺める】
 龍ヶ崎線 佐貫駅は始発駅。こちら側が進行方向(入地、竜ヶ崎駅)になります。

【運転席】
 どこの鉄道会社でも、気動車の場合は運転席がガラス一枚で見渡すことができます。


■関東鉄道 竜ヶ崎線 入地駅に到着
 気動車は2分ほどで入地駅に到着します。

 基本的に入地駅で乗車したり、下車したりするお客さんはほとんどいません。なので、入地駅に停車しても“形式的に”ドアを開けるだけ“誰も降りるはずが無い”と、乗車しているお客さんや運転手さんも思っているはず。

 でも、KOUJINN(旅人)は下りたんです・・・(ーー*)。車内で歓喜が上がったわけではありませんが、何かこう、優越感(*^^*)。

【入地駅に到着】
 佐貫駅から2分ほどで、唯一の途中駅、入地駅に到着。降り立ったのは、KOUJINN(旅人)一人。

 入地駅において、きっぷはホーム端にある、「きっぷ入れ」に入れることになっています。。
 って、佐貫駅改札に入るときにきっぷのチェックをされなくて、入地駅で下りる時もきっぷのチェックをされないってことは、「佐貫駅→入地駅」利用においては、キセルができてしまうってことか!!(@@)グルグル。な、なんとおそろしや〜(´=ω=`)ブルブル。


【入地駅 待合ブース】
 コンクリート造の建物が、待合ブース。他には建物や設備はありません。

【入地駅 看板】
 関東鉄道フォーマットの、上部がアールを描いたフレーム。


【関東鉄道 竜ヶ崎線 入地駅】
 線路は一車線で、片側ホームのみのシンプルな駅。筑波鉄道(昭和62年廃線)の新土浦駅に雰囲気が似ているのかも。。


【きっぷ入れ】
 竜ヶ崎線車内ではきっぷ改札が無いため、ホーム上のこちらにきっぷを入れる仕組み。

【駅周辺】
 駅前には特別な商業施設は見当たらず、住宅が散存する程度。


■入地駅周辺を歩く
 辺駅周辺にはコンビニ商店のようなお店が無く、水田が広がります。冬なので、水田は水が抜かれた状態。

 北東に向かって道が延びています。道なりに進むと、水田の中にU字溝石油のパイプラインのように延びています。

【U字溝】
 水が抜かれた水田には、写真のような造作物。川から水を引くための用途のようです。


【入地駅周辺の水田風景】
 夏季に来たら、青々しい水田風景となって、異なる風景に見えるに違いありません。


 県道271号を横断しても、あたりは水田風景。。竜ヶ崎駅方面に歩いていきます。

 このあたりは「平台」という住所。整然と水田が区画整理されているし、周辺の住宅が今風の建築様式なことを見ると、比較的最近に人が生活するようになった地域であることが分かります。

【竜ヶ崎市平台の風景】
 入地駅から平台まで歩き、竜ヶ崎駅方向に進みます。水田と住宅とが入り乱れる地域。

 水田に関しては、「新田」に近いのでしょうか。明治期において、新田開発で構築された土地なのかもしれません。小貝川が近いことや、下総国(しもうさのくに)に属するような土地であることが、水田としての役割を持たせていったのでしょう。。その後、水田に関わらない生活者が、住むようになったようです。


■再び竜ヶ崎線に合流する
 竜ヶ崎線の線路脇に来ました。
 「門倉2号踏み切り」。単線の線路上を犬が慣れたように横断していきます(^^)。

 線路沿いを歩きつめると、パチンコ屋「GAIA」があります。マクドナルドもあるようなので、休憩することにします。ホットコーヒーと、マックチキン。あわせて200円(^^;)。

【門倉2号踏み切り】
 竜ヶ崎線の線路まで戻り、線路沿いを歩くと「門倉2号踏み切り」。横断して竜ヶ崎駅に。


【竜ヶ崎線の線路を横断するワンちゃん】
 竜ヶ崎駅に向かって歩いていると、線路を横断しようとするワンちゃんと目が合います(^^;)。。横断することに慣れているのか、貫禄さえ感じさせます。。


【10パミール標識】
 10分の一勾配であることを知らせる標識。

【パチスロ GAIA】
 目の前に真っ赤な商業施設。パチスロ以外に薬屋やダイソー、マクドナルドが入ります。


■竜ヶ崎駅まで来てしまった
 休憩を終え、敷地をなめるように歩いていくと、パチンコ屋の裏側ショッピングモール「Ribra」になっていました。。


 そして、竜ヶ崎線竜ヶ崎駅の横に出ます。

【ショッピングモールRibra】
 パチンコ屋の裏側はまた、別の顔を持っていました。。ヘンな意味ではありません。。


【関東鉄道のバス車庫】
 竜ヶ崎駅に併設されている、関東鉄道のバス停留所。

【竜ヶ崎線の気動車も】
 同敷地には、竜ヶ崎線の気動車のメンテナンススペースもあります。


【関東鉄道 竜ヶ崎線 竜ヶ崎駅】
 竜ヶ崎駅前は、バス・タクシーロータリーになっています。


【竜ヶ崎駅 構内】
 待合ブース。ステンレスの改札が懐かしい。同建物には、駅そばも併設されています。

【COMMUNITY BUS】
 龍ヶ崎市の地域バス。市内を1つの循環コースと3つのルートで営業。


■竜ヶ崎駅隣の薬師堂
 竜ヶ崎駅の道路を挟んで反対側の敷地に、薬師堂があります。前回来たときには気がつきませんでした。。薬師堂の敷地周辺は開発が進んでおり、非常にさっぱりした雰囲気。

 敷地の片隅に、改修記念の碑が4つほど並んでいます。古くは明治期のものもあり、昭和のものもあります。特徴的なのは、近代になっていくに従い、石の大きさが小さくなっていくこと。。

【薬師堂】
 竜ヶ崎駅から道路をひとつ挟んだ先に薬師堂。前回訪問時には気がつきませんでした。


【薬師堂 改修記念の碑】
 左から明治43年、大正14年、昭和16年、昭和53年に改修されたことを伝える碑。


■龍ヶ崎のシャッター商店街から考える
 龍ヶ崎商店街の道路を歩いてきます。

 商店街は7,8割ほどがシャッター店舗です・・・(==)。道路は幅員7,8mほどの2斜線。びゅんびゅん通り過ぎて行き、歩いているこちらとしては怖いくらいです。。

 人が歩かなくなった街に、発展はありません。。この商店街の道路は、完全にが占拠してしまっています。。

【シャッターな商店街】
 龍ヶ崎祇園祭(撞舞)の時は出店で賑やかでしたが、今日は“ハレの日”ではない抜き打ち訪問。


■土岐胤倫の大統寺ですが
 竜ヶ崎城城主だった土岐胤倫(ときたねとも)の墓があるという、大統寺に向かいます。
 城下町の名残があってか、メイン通りから一本裏手に入ると道が入り組んでいて、行きたい方向に道が伸びておらず、まっすぐ歩くことができません(^^;)。

 大統寺境内に到着。胤倫のお墓は事前に調べていなかったことと、境内に目立った案内が無かったことで、発見できませんでした。。

【大統寺】
 竜ヶ崎城城主であった土岐胤倫のお墓がありますが、見つけられませんでした。。


■まいん市街地活力センター
 まいん市街地活力センターへ。

 ここは1階部分が図書館(漫画)になっており、自由に使うことができます。中に入ると、地域の子供たちがたくさんおり、いすに座っておとなしく漫画を読んでいます。

 最近、漫画を読んでいないなーと思い、手に取ったのが「空手バカ一代」。つい読み進めてしまいますが、こんなことをしている場合ではありません!(^^;)。

 あわててまいんを出て、竜ヶ崎駅に戻ります。 ちょうど気動車が出るところ。きっぷを購入し、乗車します。

【まいん市街地活力センター】
 地域図書館と集会場の機能を併せ持ちます。

 佐貫駅
 再びマックで、ホットコーヒーとマックチキンをいただいてしまいます。クセになるなー、マックチキン。。


■土浦駅バリアフリー工事中
 土浦駅を目指します。土浦駅に来るのは久しぶりなのだ。

 1番線ホーム臨時のトイレが設けられています。何かなーと思いエスカレータを上っていくと、橋上駅舎のトイレの改修工事が行なわれていることが分かりました。だから1番線ホームのところに臨時トイレが設けられていたんですねー。

【土浦駅 臨時トイレ】
 1番線ホームに、旧・筑波鉄道跡地の駐車場敷地を利用して、仮設トイレが設けられています。


【バリアフリー工事のお知らせ】
 土浦駅ではバリアフリーのため、エスカレータとエレベータの工事が行われています。

【エスカレータ工事中(左のシート)】
 1番線ホームでは水戸寄りに下りのエスカレータを増設。これで上り下りができるように。


■常磐線 帰宅のボックス席
 時間は18時になろうとしているところ。
 今日はもう帰ることにします。。上りホームに回ります。

 ホームのキヨスクで買い物をし、3番線で待っている白電に乗車。ボックス席を確保します。
 それにしても入地駅、手ごわかった・・・。完全に今日はKOUJINN(旅人)の負けです(==)。。次回こそは、入地駅に勝ちたい。そう思いました。。

【ボックス席】
 常磐線(白電)のボックス席を確保。


(この項おしまい)
 
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関連リンク
龍ヶ崎祇園祭 撞舞(20050727)







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