ぶらり茨城
 『ぶらり茨城』は、いばらきを訪れた時の訪問記をつづっています。
 身近ないばらきの「今」を取り上げます。
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■ TXみらい平から板橋不動尊 ■
伊奈町県南) : 2005年12月29日(木)取材

 つくばエクスプレスの開業で身近になった伊奈町。
 その伊奈町に、茨城百景に指定されている「板橋不動尊」があります。最寄り駅はTXみらい平。
 年も押し迫る12月29日、板橋不動尊に行ってきました。


 今年(2005年)も数えること残り3日。そんな年末であっても、KOUJINN(旅人)の旅に“休息”という文字は無いようです。
 来年(2006年)3月27日に、茨城県の伊奈町谷和原村は合併して、「つくばみらい市」になります。つくばみらい市の名称には色々な意見があるようですが、それもまた一つのあり方でしょう。。それよりも、伊奈町から探検家間宮林蔵先生が生まれたことに感動し、伊奈町をもっと知りたいと思っているところ。そんな中、伊奈町にある板橋不動尊には茨城百景碑があるとの情報をつかみ、訪問することに決めました。


■TXみらい平駅に向かう
 これまで板橋不動尊に訪問するには立地的に公共交通機関から遠く、アクセスがたいへん困難でした。路線バスを使う方法もあったようですが、路線バスはわかりづらい。。どこからどう乗ったら板橋不動尊に行けるのか?。そういうことを調べるのは、たいへん労力がかかるのです・・・。

 ところが、今夏(2005年)に開業したつくばエクスプレス(TX:常磐新線)みらい平駅からだと、訪問しやすそうなことが判明。急に“行く気マンマン”になったのです(^^)。

【TXで茨城に行く】
 この区間は高架線路。最速130Km/hで運行。

 まもなく14時というところ、TX車両みらい平駅に入線します。
 改札パスネットを通し、駅舎を出ます。


【みらい平駅 駅看板】
 つい先日も来たばかりのみらい平駅。

【開放感のある改札階】
 空調とかの効率はあまりよく無さそう・・・。

 

【みらい平駅 駅舎】
 まだまだ周辺は未開発地域。これからどんどん開発されていく“未来型”の駅になります。


■板橋不動尊への道と筑波山
 持ってきた地図を広げると、まだ開拓中の建売住宅の敷地方面に歩いていけばよいようです。建売住宅地を抜けると、畑の広がる土地。


 民家があり、細い道を抜けていくと「小張(おばり)」という場所に出ます。小張のT字路を左折し、20分ほど歩きますと、左手に板橋不動尊が見えてきました。

【みらい平駅 駅周辺】
 周辺はまだまだ未開拓。これからの土地です。


【畑の道路を通る】
 駅東南の畑の道路をまっすぐ進みます。

【県道46号に出る】
 木々を通り抜けると県道。小張T字路で左折。


【伊奈町小張からの筑波山】
 板橋不動尊に向かう県道46号の左手に視線を向けると、遠くに筑波山。


【バス停「不動尊前」】
 道なりに歩いていくと、バス停「不動尊前」。常磐線取手駅から来ることができたようです。

【板橋不動尊】
 正式には「清安山願成寺不動院」という名称があります。安産を祈るために開基されました。


■茨城百景 板橋不動尊と金村別雷神社
 境内では、新年の初詣にあわせてか、たくさんの出店が準備をしています。

 出店のテントをかいくぐるようにして覗き込むと、茨城百景「板橋不動尊と金村別雷神社」を発見してしまいました〜~~~\(^O^)/~~~。思っていたより簡単に茨城百景碑を見つけられたのは予想外でしたが、碑の前にテントがあるのも予想外・・・。きれいにが撮影できないのは残念です・・・。

【初詣準備の境内】
 境内では初詣準備のため、たくさんの出店。


【茨城百景 板橋不動尊と金村別雷神社】
 板橋不動尊のほかに、隣接する旧・豊里町(現在のつくば市)金村にある「金村別雷神社」が含まれる茨城百景碑。


■板橋不動尊 楼門
 境内でまず最初に目に入ってくるのが、楼門です。


【板橋不動尊 楼門】
 元禄元年に造営された楼門は、茨城県重要文化財(昭和49年11月指定)に指定されています。


【金剛力士(二王/仁王)】
 密迹金剛(みつしゃくこんごう)。

【金剛力士(二王/仁王)】
 那羅延金剛(ならえんこんごう)。


■板橋不動尊 三重塔
 楼門をくぐると右手に三重塔


【板橋不動尊 三重塔】
 こちらも県指定重要文化財(昭和35年12月指定)。安永9年(1780)に建てられました。


【尾垂木(おだるき)】
 竜の作り物が突き出ています。

【鐘楼(しょうろう)】
 三重塔の隣には鐘楼。


■板橋不動尊 本堂
 正面に建っているのが、本堂


【板橋不動尊 本堂】
 県指定重要文化財(昭和40年2月指定)。元禄元年に造られました。


【木鼻(きばな)】
 獅子の木鼻。

【縁周り】
 初詣用に足回りを保護しています。


 板橋不動尊は、正式には『清安山願成寺不動院』と言います。大同3年(808)、弘法大師が村人の安産を祈って不動明王像両脇侍像を自ら刻み、安置したのが本寺の開基とされています。


■西念寺にも行ってみる
 小一時間ほど境内を散策しました。

 時間は15時30分を回ったところです。今来た道を戻っても良いのですが、持参してきた地図に西念寺というお寺の名前があることに気がついたことと、まだ時間に余裕があることで行ってみることにします。

 取手方向への道を歩きます。

【県道19号を南下する】
 板橋不動尊から取手駅方向に歩きます。

 どうやらこの道路には路線バスが走っているようで、うまく行けば一時間に一本のバスに乗れそう。およそ40分ほど掛けて西念寺に到着。境内には本堂お墓のあるシンプルな構成。


【小張山 西念寺】
 板橋不動尊から徒歩40分で到着。。

【バス停 新戸入口】
 この路線は守谷駅に接続しています。

 ちょうどバスの時間になったので、バス停「新戸入口」で取手駅行きのバスを待ちます。
 夕焼けの風景です。
 みなさま、良いお年を。


(この項おしまい)
 
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更新日 2006/08/20
2006年08月20日 UP

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【サイト紹介】茨城県土浦市で生まれ、すぐに県外で育ちました。「故郷は遠きにありて思うもの」とは言いますが、歳を取れば取るほど故郷への愛着は深まるばかり。1985年(昭和60年)3月17日から9月16日まで茨城県筑波研究学園都市にて開催された『国際科学技術博覧会(通称:科学万博-つくば’85)』〔EXPO'85〕の思い出を皮切りに、幼い頃よく連れて行ってもらった土浦駅を中心に活動の場を広げます。サイト開催当初は茨城県県南地域(土浦市・つくば市)を中心に活動を広げていましたが、現在では県央、県北、県西、鹿行と活動の幅を広げています。時には茨城県を飛び越え、常磐線つながりで「常磐線旧トンネル(廃トンネル)」を福島県まで求めたり、廃線となった筑波鉄道を散策したり。日立電鉄廃線の時には、最終列車に乗ったりします。祭り好き、花火好き、山車好き。茨城県の第一人者になるべく、足を使った泥臭い取材を心がけていく、「いばらき だいすき」なサイトです。将来の夢は茨城県で一花、いや、たくさんの咲かせること。故郷に錦を飾る予定です。

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